ガンダムエピオン

ガンダムエピオン
外国語表記 Gundam Epyon
登場作品 新機動戦記ガンダムW
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 近接戦闘用可変モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 OZ-13MS
頭頂高 17.5m
本体重量 8.5t
装甲材質 ガンダニュウム合金
アビリティレベル

リーオーをオールレベル100として換算

ファイティングアビリティ
レベル160
ウエポンズアビリティ
レベル140
スピードアビリティ
レベル160
パワーアビリティ
レベル150
アーマードアビリティ
レベル140
開発組織 OZ (トレーズ派)
所属 OZ (トレーズ派) ⇒ 未所属 ⇒ ホワイトファング
所有者 トレーズ・クシュリナーダヒイロ・ユイゼクス・マーキス
主なパイロット ヒイロ・ユイゼクス・マーキス (ミリアルド・ピースクラフト)
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概要編集

OZ総帥の座を追われ失脚していたトレーズ・クシュリナーダが、トールギスの設計と「オペレーション・メテオ」に投入された5機のガンダムの収集されたデータを元に、ルクセンブルクのとある古城の地下施設で密かに開発させていた機体。名称の「エピオン」はギリシア語で「次の・次世代の」という意味を持ち、次世代を担う若者への願いが込められている。

トレーズが自らの理想を体現する「闘うためのMS」として開発した機体であり、格闘戦に美しさを見出していたトレーズの意向で射撃兵装が一切装備されていないのが特徴である。代わりに格闘戦能力は極限まで高められており、ジェネレーター直結式の高出力ビームソードと高い破壊力を持つヒートロッドが装備されている。

接近戦に持ち込むために機動性に力が入れられており、バックパックに大出力スラスターと2基のエピオンウイングを備え、トールギス数機分の基本性能からなるウイングゼロと同等か以上の能力を獲得している。

モビルアーマー形態への可変機構が採用されており、機動性に優れた大出力のメインスラスターを防ぐ形になるが脚部を変形させ内装機器の配置を変え腰部の燃費効率のよいサブスラスターを展開させエネルギー消費を効率化し、長距離での巡航を可能としている。そのため形状の変化を考慮してもMS形態と高速性に変化はない。

また、エピオンシステムとも表記されるゼロシステムと同等のインターフェースが導入されており、パイロットへの情報伝達をダイレクトに行うため機体と直接繋がる専用のデータヘルメットが備わっている。ヘルメットにはパイロットの意思を機体に伝える機能があり、カメラで捉えた映像がCG合成されヘルメット内に映し出される。この方式によりコックピット内装はかなりシンプルな構成となっており、ペダルとレバー以外のモニター類が極端に少なくなっている。このシステムにより本機を操縦するためには、相応の技量と強靭な精神力が求められる。

装甲材質は5機のガンダムと同様にガンダニュウム合金が採用されており、胸部のエアダクトも装甲一体式にすることで強度を保っている。頭部にはガンダムと同様のツインアイとアンテナ、頭頂部のメインカメラ、後頭部にサブカメラを3基備え、胸部にもサーチアイを搭載することで優れた情報収集能力を得ている。また、脚部爪先にはモビルアーマー形態時の機首センサーとなるMAアイを搭載している。

登場作品と操縦者編集

新機動戦記ガンダムW
第34話で初登場。トレーズからヒイロに譲渡され、ウイングガンダムゼロに搭乗していたゼクスとの決闘を経て彼が搭乗する事となった。

装備・機能編集

特殊機能編集

ゼロシステム (システムエピオン)
ウイングガンダムゼロに搭載されている物と同様のシステム。初起動時のディスプレイに「SYSTEM-EPYON」の表記が見られるが、ゼロシステムと同質の物とされる。
サーチアイ
胸部に搭載されている情報収集システム。機能的にはウイングガンダムと同様の物だが、機体コンセプトに合わせてシェンロンガンダムのファイティングサイトと同タイプの近距離戦用に変更されている。
変形
モビルアーマー形態に変形可能。高機動のメインスラスターを防ぐ形になってしまうが、脚部の付け根あたりから本形態用の燃費効率の良いスラスターが展開され、内部構造を変えることでエネルギー消耗を抑える形態である。そのため高速性を求めた形態ではなく変形による形状変化を考慮しても機動性に変化はない。その姿は双頭の竜を彷彿とさせる。

武装・必殺攻撃編集

ビームソード
右腰部に装備されているジェネレーター直結式の大出力ビームサーベル。右腰部に備えられたエネルギーサプライヤーとビームソードのグリップエンドがエネルギーチューブで接続されており、本体出力をダイレクトに使用することが可能。非常に高い出力を誇る兵装で、最大出力では宇宙要塞バルジの中央司令部にさえ届くほどに長大になり、両断可能。非使用時にはサプライヤーに設置されているラッチにマウントされる。
エピオンシールド
左腕部に装着されているガンダニュウム合金製のシールド。格闘戦を想定しているため小型で取り回しが良い。表面には特殊コーティングが施されており、ビーム兵器による攻撃を弾く。MA形態時には大腿部に装着される。
ヒートロッド
シールド先端に装備されている多節鞭型の近接兵装。伸縮自在な兵装で、使用時に表面から高温を発生することで多数のビルゴをも溶断すること破壊力を持つ。また、熱を発生させずに敵機の捕縛や武装を絡めとる用途にも使用可能。高い技量を要求されるが、使いこなせれば複数の敵機をまとめて撃破することができる。非使用時にはシールド内に収納することが可能。また、MA形態時にも使用可能。
エピオンクロー
両前腕部に備わっているクロー。MA形態時にはランディングギアとして機能する。
バルカン砲
本来は白兵戦用の装備しか持たない筈の本機だが、リーブラ内でウイングガンダムゼロと交戦時にゼロの方に向かって機関砲が放たれる描写がある。有力な説として次の説が挙げられるが、現在では前者とされている。
  • ホワイトファングが追加武装としてバルカンを装備した。
  • リーブラ内部の防御システムが作動した。

対決・名場面編集

最後の勝利者
第49話(最終回)より。最終決戦時はウイングガンダムゼロと死闘を繰り広げた。ヒートロッドでゼロのツインバスターライフルを取り上げ近接戦に持ち込んだのだが、最終的には左腕を切り落とされ敗北した。
その後、弾薬が尽き自爆でリーブラの動力を破壊しようとしたヒイロの前に再び現れ、彼に代わりビームソードで動力炉を破壊。爆炎に飲み込まれて姿を消した。

関連機体編集

ガンダムエピオン (EW版)
EW版デザインの本機。
ガンダムエピオンパイ
老師・張がオリジナルのエピオンの設計図を基に独力で完成させた機体。
トールギス / ウイングガンダム / ガンダムデスサイズ / ガンダムヘビーアームズ / ガンダムサンドロック / シェンロンガンダム
本機開発の際に参考とした機体。特にウイングガンダムが参考にされていると思われ、サーチアイやランディングギアとして機能する爪、可変機構を有する点が共通している。
ワイバーン (W)
過去に存在していた戦闘機。モビルアーマー形態の参考になったとされている。
トールギスIII
同型のヒートロッドなど、フィードバックがあったものと推測される。
ウイングガンダムゼロ
本機と同じくゼロシステムを有する機体。
ガンダムアクエリアス
SDガンダム GGENERATIONシリーズ』においてエピオンの支援機として開発された兄弟機。ゲーム創作機体の為、アニメ本編の設定には存在しないケースも有る。
ドラグエピオン
ガンダムビルドファイターズ』に登場するエピオンベースのガンプラ。名称は正式なものではない。

商品情報編集

ガンプラ編集

フィギュア 編集

資料リンク 編集

リンク編集