RX-160S-2 バイアラン・カスタム2号機 (Byarlant Custom 02)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC MSV、機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- デザイナー:カトキハジメ
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 頭頂高:20.6m
- 全高:20.6m
- 本体重量:40.2t
- 全備重量:63.5t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:2,040kw
- スラスター総推力:117,450kg
- センサー有効半径:11,200m
- 開発組織:地球連邦軍トリントン湾岸基地
- 主なパイロット:ビア・キャトリエム
地球連邦軍の試作型モビルスーツ。トリントン湾岸基地で試験を行っていたバイアラン・カスタムの2号機である。
当初は1号機と同じ姿だったが、ジオン残党軍との戦闘の後に更なる改修を受けた事で外観が多少変化している。カラーリングも白と青のツートンに変更された。改修するにあたって高々度での運用を目的としていたギャプランの技術を大いに取り入れた為、本機も稼働領域が同程度まで拡大している。
主な変更点は背部と両腕部、踵部で、背部のスラスターユニットはムーバブル・バインダーに換装。これにはスラスターとプロペラントタンク、ビーム・キャノンが搭載されており、改修前と比較してスラスターの数こそ減ったもののバインダー単体における推力は飛躍的に向上した。
腕部もメガ粒子砲やガブスレイから流用したクローアームが外され、代わりに5本指の通常型マニピュレーターに換装。これにより、携行装備の使用も可能となった。またロング・ライフル、エアロ・アーマーも装着され、これを腕ごと前方に向けつつ前傾姿勢をとる事で高速巡航形態へと移行できる。
踵部も形状が変更され、クロー型ではなくなった。
改修の結果、本機は「大空を掌握する」という当初の目的を実現可能な性能を得ており、まさにバイアラン・カスタムの「完全版」とも言うべき機体として完成している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムUC MSV
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う - パイロットはビア・キャトリエム。
ディエス・ロビンの1号機と共に試験飛行を行っていたが、その途中でジオン残党軍の連邦コードを使った救援要請を受けた為、相手が敵だと知りつつも援護、彼らを襲っていた海賊と交戦した。その際、大型ブースターを破損している。
戦闘終了後、離脱するジオン残党軍を「無害な海上浮遊物」として見逃している。
装備・機能
特殊機能
- 大型ブースター
- ギャプランから流用したオプション装備。腰部に装着される。
装着時には機体の総推進力を向上させつつ大気圏の上層へと単独で進出できるようになる。 - 分離
- 大型ブースターを分離可能。
武装・必殺攻撃
- ビーム・キャノン
- ムーバブル・バインダーに1門ずつ、計2門内蔵されている。
ギャプランのビーム・ライフルのようにジェネレーターと直結している為、出力と速射性の高さの両立を実現させている。 - ロング・ライフル
- 両腕部に1門ずつ、計2門装備。その名の通り銃身が長く、長距離狙撃が可能で命中精度にも優れる。
不使用時は銃身を折り畳む。 - ロング・ビーム・サーベル
- ロング・ライフルの銃口からビーム刃を形成する事でビーム・サーベルとして使用可能。
- エアロ・アーマー
- ロング・ライフルの上に被せるようにして装着されている。高速巡航形態時の空気抵抗を減らすのが主な目的で、同形態時には機首となる。
シールドとしても使用可能であり、最終装甲の表面は耐ビームコーティング処理されている。
対決・名場面
関連機体
- バイアラン・カスタム2号機 (バンデシネ版)
- 漫画「ガンダムUC バンデシネ」に登場した2号機。
- バイアラン・カスタム
- 1号機。
- バイアラン
- 原型機。
- ギャプラン
- 改修にはこの機体の技術が使われている。