エアーズ(Aires)
月の裏側に初めて設けられた観測基地から発展した都市。住人の殆どがかつての観測基地隊員を祖としているために月面自治都市の住人にしては珍しい地球回帰願望を持ち、さらに二度と地球を見る事ができないという立地・環境条件という2つの地球崇拝から生まれた地球至上主義に支えられた、月面都市の中でも特に異彩を放つ超保守的な都市となっている。
観測基地という経歴からスペースコロニー建築の前進基地としても使用されており、市にはマス・ドライバーが設置されている。
都市の防衛を名目として予備役兵で組織されたエアーズ市民軍を擁し、グリプス戦役の際は思想面からティターンズに協力。市民軍は後方兵力としてコロニーレーザーの警備の任に当っていたが、戦役はエゥーゴの辛勝に終わり、敗兵となったエアーズ市民艦隊はエアーズへ帰郷。艦隊には行く宛のなくなった他のティターンズ将兵も同乗しており、市長のカイザー・パインフィールドは彼らを市民として受け入れ、地球連邦政府のティターンズ将兵の引き渡し要求を内政干渉を理由に拒否し続けてきた。
グリプス戦役後、ニューディサイズの月面都市連合構想に乗り、彼らに協力したものの、α任務部隊をはじめとする地球本星艦隊によって制圧された。
登場作品
関連人物
- カイザー・パインフィールド
- 市長。グリプス戦役で市民軍を率いてコロニーレーザー警備の陣頭指揮に立っていたが、戦闘が始まる直前に彼の身を案じる部下達によってエアーズへ連れ戻された経緯があり、敵前逃亡の雪辱をそそぐチャンスとしてニューディサイズを受け入れた。