赤い二連星
『機動新世紀ガンダムX』第1話に登場した兵隊崩れらしき男二人組の通り名もとい自称。片方が額に傷がある細身の男で、もう片方が大柄で太り気味の男。どちらも本名は不明。旧地球連邦軍の軍服を着ているが、元正規兵なのかすら不明である。
細身の男は大戦を生き残った超能力兵士(ニュータイプ)で、自分と共に大戦中に15隻の戦艦を沈め、人から「赤い二連星」と呼ばれた……というのが太った男の謳い文句であるが、結局のところは何の変哲も無い男達であり、見世物で日銭を稼いでいた。
第1話でセントランジェの町人を相手に見世物をしていたが、その最中、野盗(クロッカ)の乗るジェニス改が街を襲撃。流れ弾に巻き込まれ命を落とした……かに見えたが、最終回でまさかの再登場。相変わらずセントランジェで見世物をしていたが、その時に声をかけた野次馬の二人組みが偶然ニュータイプとその連れというオチがついた。
登場作品と操縦者
- 機動新世紀ガンダムX
- 第1話で初登場。野盗の襲撃に巻き込まれ退場したかに見えたが、最終回で再登場。相変わらず街で見世物をしていた。
メンバー
- 偽ニュータイプ(細身の男)
- 見世物でニュータイプ役を演じていた男。CV:伊藤健太郎
- 太った男
- 見世物で客寄せをしていた男。CV:中村大樹
人間関係
- クロッカ
- 第1話冒頭で街を襲撃した野盗。モヒカン型の角を付けたジェニス改で街を襲った。その襲撃に巻き込まれあわや命を落としかける羽目に。
- ガロード・ラン、ティファ・アディール
- 最終回で出会った本物のニュータイプとその連れ。
迷台詞
- 「前の戦争で、超能力を使う兵隊がいたという噂を聞いた事があるだろう?あれは根も葉もない流言、デマの類かというとそうではない。実はこの男こそ、超能力兵士の生き残り!」
- 第1話より、見世物の際に太った男が決まって言う謳い文句。
- 太った男「かの戦いでは、自分と2人で15隻の戦艦を沈めたというのだから間違いない。人は我らの事を『赤い二連星』と呼んだ!」
細身の男「私こそ、宇宙時代を迎えた人類の進化すべき姿…」
太った男「この混迷の時代、我らの力こそ必要なのである!どうだろう?我々を雇うなら、今しか無いぞ!」 - 上記の続き。ニュータイプを売りに力説しているが、幾らなんでも内容が大げさである。案の定、野次馬から「ただの職探し」と野次を飛ばされてしまった。
- 「何を言う!今こうしてナリは汚いが、いざとなれ…」
- 太った男の野次への反論。が、言ってる最中に野盗が襲撃。いざという時がいきなり来てしまう羽目に。結局、2人揃って怯えて逃げ出したところへ流れ弾が着弾しフェードアウトした。兵士だったのかすら怪しい有様である。
- 「前の戦争で、超能力を使う兵隊がいたという噂を聞いた事があるだろう?あれは根も葉もない流言、デマの類かというとそうではない。実はこの男こそその生き残り!人は我らを呼ぶ。ニュータイプと!」
- 最終回で再登場した時の謳い文句。いつの間にか「ニュータイプ」という単語を学んでいたようだ。結局、肝心の野次馬からは「今時、流行らない職探し」と野次を飛ばされてしまった。
- 「こ…これは職探しではない!ニュータイプの……兄ちゃん!兄ちゃんは信じてるよな!?」
ガロード「いぇ!?お、俺?」
「ニュータイプって言葉、聞いた事あるだろ?」 - 野次を飛ばされムキになった太った男は、偶然目に入った2人組に話を振る…が、当の本人達はニュータイプとニュータイプを良く知る人物だったため苦笑する事に。結局「よく知っている」の返しに唖然とする偽ニュータイプ達なのであった。