プロスペロー

プロスペロー
外国語表記 Prospero
登場作品 ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ
デザイナー 藤田一己
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スペック
分類 宇宙用大型旅客船
全長 約150m
229.57m (ガンダムファクトファイル)
所属 ファー・ルナ・エアロスペースライン
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概要編集

ファー・ルナ・エアロスペースラインが所有する、地球の周回軌道からまでを往復する宇宙用の大型旅客船。機体名称はイギリスの戯曲「テンペスト」の登場人物の名が由来と思われる。

地上と周回軌道を往復するシャトルの接舷設備や遠心力によって重力を発生させる居住ブロックなどを備えている。

宇宙世紀0087年12月6日に発生したプロスペロー号落下事件では地球の周回軌道上を航行中にエゥーゴと交戦中だったティターンズハイザックから無差別攻撃を受け、地球への落下軌道に突入。乗客乗務員全員の脱出後に機体は大気圏に突入し空力過熱により燃え尽きている。

登場作品編集

ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ
初登場作品。衛星軌道に乗り、最終便であるダカール宇宙港行きのシャトルの発進準備を進めていたが、周辺で勃発したエゥーゴティターンズの戦闘が飛び火し、ハイザックの放ったザク・マシンガン改が機関部にある推進剤タンクの1つに命中・爆発。衝撃で地球への落下軌道に入ってしまう。乗客乗務員はシャトルや脱出カプセルで脱出するも、センターシャフトに2人だけでいたブリッグス姉弟が取り残されてしまい、それをエゥーゴのジムIIパイロットが発見。緑色の居住ブロックに移動させ、シャフトを攻撃して船体から分離させる事で落下までの時間を稼いだ。居住ブロックの分離後、船体は大気圏に突入し燃え尽きたが、一方でブリッグス姉弟は脱出カプセルによる脱出・大気圏突入を実施し、最終的に各陣営の共同救出作戦により救出されている。
機動戦士ガンダムF90FF
第19話に同型艦が登場。マラサイを用いる宙賊に狙われ、ファステスト・フォーミュラがその救護に当たった。

艦内設備編集

展望デッキ
船体中央部にある展望デッキ。連絡船としては珍しく壁には外を眺める事ができる窓が設けられている。プロスペローが攻撃を受けた際、空気の流出によりドッキングベイ側の隔壁が自動で閉鎖されてしまい、中にいたブリッグス姉弟が取り残されてしまった。その後、ジムIIのパイロットが2人を窓越しに発見し、脱出指示を行っている。
センターシャフト
リングと3基のキャビンを備えた船体中央の回転区画かつ人工重力ブロック。壁にはキャビンとの行き来に用いる番号付きのハッチが設けられている。
キャビン
船体中央ブロックのリング外周に3基設けられている回転居住区。それぞれ赤、青、緑の3色で塗装されたブロックが船体に67mのシャフトで繋がれており、1分間に2回転し発生する遠心力で0.3Gの重力を発生させる。室内には大きな窓や脱出カプセルに搭乗するためのエアロックが設けられている。事件時にはブリッグス姉弟が緑色のキャビンに移動した後、ジムIIのパイロットがシャフトをビーム・ライフルで破壊。遠心力による加速を用いてキャビンが落下するまでの時間を稼いだ。
脱出カプセル「D-300 エアリアル」
キャビンに3機ずつ搭載されている大気圏突入可能な救命艇。アナハイム・エレクトロニクス社製。通常時はキャビン外壁のくぼみに仰向けの状態で埋まっており、3本の固定アームで船体に固定されている。操縦席が2名分と座席が10名分あり、自動操縦で救難信号を発信しつつ大気圏突入を行うが、マニュアル操縦も選択可能。機体後部にはパラシュートを内蔵したイジェクションパネルが設けられている。
ドッキングベイ
展望デッキの前方に設けられているシャトルの接舷設備。最大4隻が接舷可能で、ここで地上と周回軌道を行き来するシャトルの発着が行われる。事件時にはシャトルの切り離しが自動で行われてしまったため、ブリッグス姉弟はシャトルに乗り遅れてしまった。

搭乗員編集

アサギ・ブリッグス / タクヤ・ブリッグス
乗客。地球へ向かうため乗船していたが、事件直後に隔壁が閉じてシャトルに乗り損ねてしまい、船内に2人で取り残されてしまう。ジムIIパイロットの指示で脱出の準備を進め、度重なるトラブルを辛うじて突破しつつエアリアルによる脱出・大気圏突入に成功。突入後、パラシュートの展開にトラブルが発生し操縦不能になる危機に見舞われるも、エゥーゴカラバ)、ティターンズ連邦軍が共同で展開した救出作戦により無事に救出された。

対決・名場面編集

15歳と10歳の脱出~2人だけの大気圏突入
『グリーンダイバーズ』より。キャビンの分離後、姉弟は1機だけ残された脱出カプセルで脱出を行おうとしたものの、被弾した衝撃からか船体から外れかけた状態になっており、キャビンへノーマルスーツを取りに戻ろうにもエアロックからのハッチが空気流出による減圧により閉鎖されてしまったため、数秒間生身による宇宙遊泳を余儀なくされた。移乗には成功したものの、その際にアサギが右腕を負傷した上、今度はカプセルの固定アームが外れず、自動操縦が不可能になったためマニュアル操縦でアームを引き剥がした後、アサギの指示の下、タクヤの操縦で大気圏突入を実施した。2回目のチャレンジで大気圏突入を成功させるもののの、機体後部に残されていたアームにパラシュートが引っ掛かり、操縦不能になる危機に見舞われる。もはや打つ手が無くなった2人だったものの、その時、何者からの励ましの声が聞こえ、純白の機体が駆けつけてきた。

商品情報編集

リンク編集