キュベレイパピヨン
キュベレイパピヨン | |
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外国語表記 | Qubeley Papillon |
登場作品 | ガンダムビルドファイターズ |
デザイナー | 寺岡賢司 |
スペック | |
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分類 | モビルスーツ (ガンプラ) |
型式番号 | NMX-004 |
全高 | 18.9m (ビルダーの独自設定) |
重量 | 40.1t (ビルダーの独自設定) |
主動力 | プラフスキー粒子 |
装甲材質 | プラスチック |
所属 | ネメシス |
ファイター | アイラ・ユルキアイネン |
概要 編集
チーム「ネメシス」が第7回ガンプラバトル選手権世界大会用に製作したガンプラ。『機動戦士Ζガンダム』や『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するモビルスーツ「キュベレイ」の改造機で、「HGUC キュベレイ」がベースになっている。機体名の「パピヨン」はフランス語で「蝶」を意味する。
同チームに所属するファイターであるアイラ・ユルキアイネンの専用機として作られており、彼女以外のファイターではその真価を発揮させる事は不可能。
原型機と比べると機体形状、特に肩の形状が大きく変貌しており、その機体名称と相俟ってまるで蝶のように見える外見となっている。また頭部がモノアイからツインアイに変更された。
本機はファンネルをメインウェポンとして戦う事を前提としており、通常タイプの他にクリアパーツ製のファンネルも搭載している。アイラがビットのコントロールに対して高い才能を有している事から、特に一対多数のバトルで凄まじい戦闘力を発揮できる。また格闘戦用の武装も装備されている上に彼女は通常の戦闘も問題なくこなせるので、例え相手がオールレンジ攻撃を掻い潜って接近してきたとしても弱点にはなりえない。
ファンネルと並ぶ本機のもう一つの特徴が「エンボディシステム」であり、これによって更に戦闘力を引き上げられるが、アイラへの負担もかなり大きい。
登場作品と操縦者編集
- ガンダムビルドファイターズ
- 初登場作品。第8話Cパートからアイラ・ユルキアイネンの使用ガンプラとして登場する。世界大会のフィンランド予選にてその姿を披露し、前回大会の優勝者であるカルロス・カイザーのα・アジールを破っている。世界大会でも予選ピリオドでクリアファンネルを用いて対戦相手のガンプラを悉く殲滅している。決勝トーナメントではリカルド・フェリーニのウイングガンダムフェニーチェと対戦し、ファンネルを封殺された上にアイラがレイジの事でバトルに集中できていなかった事もあって追い詰められるが、エンボディの出力を無理矢理引き上げられた事で勝利する。続くスタービルドストライクガンダムとのバトルでもレイジとの一件で動揺していた為にちゃんと戦う事ができず、再びエンボディの出力を無理矢理引き上げられてしまう。しかしバトル前にセイがチナに頼んで渡してもらっていたアリスタによってアイラは解放され、レイジと痴話喧嘩を繰り広げながらバトルを再開。最後はビルドナックルを粒子の流れを読んで避けようとするものの、大量に放出されたプラフスキー粒子の波の前に能力を封じられ、必殺の一撃で胴体を貫かれ敗北した。
装備・機能編集
特殊機能編集
- エンボディシステム
- フラナ機関が開発したパイロットスーツのような装置で、プラフスキー粒子の流れを見る事ができるアイラの能力を引き上げるべく、着用したヘルメットのディスプレイに粒子の流れを可視化して表示させるという代物。これによって相手の動きを先読みし、素早く対応する事が可能となった。しかしアイラのコンディションが悪いと出力が低下して上手く機能しなくなる。逆に出力が高すぎると頭痛に苛まれ暴走してしまう事もあり、最悪の場合、廃人になってしまう危険性も指摘されている。ガンプラバトル選手権では本来レギュレーション違反となるシステムなのだが、アイラ以外の者では着用してもシステムが全く反応しないのでただのコスプレとしか認識されない。ちなみに高出力で使用すると機体各部の赤いラインが発光する。
- 後にマシタ会長と結託したフラナ機関は、このシステムをゴーグル状にまで小型化。それを三代目メイジン・カワグチに強制的に搭載した。
武装・必殺攻撃編集
- クリアファンネル
- 本機のメインウェポンで、両肩の後部バインダーに多数格納されている。通常のファンネルとは違いクリアパーツで出来ていて肉眼では視認し辛い為、相手からは見えない攻撃を繰り出す事が出来る。まさにガンプラならではの武装と言え、この攻撃によって多くのファイター達が敗北を喫する事となった。なお、射出時は各ファンネルのスラスターの光がまるで蝶の鱗粉のごとく輝いて見える。
- ファンネルビット
- 原型機から継続して装備されている無線制御式の小型ビーム砲で、本機のもう一つのメインウェポン。リアスカートに多数格納されており、射出して多数の敵に対するオールレンジ攻撃が可能。
- ランスビット
- 格闘戦用の携行武器。柄の両端にそれぞれ大小のスパイクが付いた槍で、柄に付いたグリップを持つ事でライフルとしても使える。加えて「ビット」の名の通り、これ自体を無線で遠隔操作する事も可能。
- ビームサーベル
- 両腕に1本ずつ、計2本格納されている格闘戦用の武器。
- ビームガン
- ビームサーベルは格納したままの状態ではビームガンとして機能する。
その他 編集
- シールドニッパー
- 『GBF』第13話の世界大会予選トーナメントの第3ピリオドで引き当てた、文字通りニッパーとシールドを組み合わせた武器。元々はガンプラ「1/144 ハイパーガンプラバトルウェポンズ」の付属品の1つ。シールドとして使用できるのはもちろん、先端のニッパー部分で相手を挟み切って破壊する事も可能。大会主催者側が用意した物で、対戦相手のグーンを撃墜した。
対決・名場面編集
- 対ウイングガンダムフェニーチェ
- 『GBF』第20話より、世界大会準々決勝で激突。クリアファンネルを駆使して追い詰めるアイラに対し、経験と技量で対抗するフェリーニ。双方が拮抗する激戦となったが、ナイン・バルトがアイラに装着したエンボディの数値を強制的に上昇させ、暴走状態に陥らせる。そこから先は一方的な展開となり、最終的にフェリーニは自爆を敢行しようとするも、駆け付けたキララの激によってバトルを棄権し負けを認めた。だが、暴走状態に陥ったアイラはその後もフェニーチェをボロボロになるまで痛めつけ、更には割って入ったレイジのビギニングガンダムさえも一蹴してしまう。これがもとでレイジに正体が悟られてしまい、彼女が懸念していた『自分自身の正体の露見』は最悪の形で実現する結果となってしまった。
- 対スタービルドストライクガンダム
- 前日に最悪の形で正体を悟られてしまったことにより、アイラはかつてない最悪のコンディションのままレイジとの準決勝に臨んだ。
- 戦闘では序盤にクリアファンネルを展開するが、スタービルドストライクは特殊塗料を内蔵したバルカンを弾幕にすることで透明化したファンネルを封じた。また、アイラ自身がレイジへの負い目から機体を十全に操れず、攻撃すら躊躇う状況に成り果てていた。しかし遅々として敵を倒せない状況に業を煮やしたナイン・バルトが無理矢理エンボディの出力を上げてしまい、再び暴走状態と化してしまう。
- だが、直前にチナがアイラに渡していたアリスタの共鳴によって互いの心が通わされ………直後、レイジの煽りからお互い小細工抜きの肉弾戦に突入してしまう。
- プラフスキー粒子の流れを看破できるアイラの能力も相まって壮絶な戦闘となったが、最終的に最大出力のビルドナックルから放たれた膨大な粒子に飲み込まれて敗北した。
関連機体編集
- キュベレイ
- 原型機。
- ミスサザビー
- ネメシスを離れたアイラが自分で作り上げたガンプラ。ファンネルも装備しているが、こちらでは格闘戦に主眼が置かれている。
- ガンダムエクシアダークマター
- 本機と同じく、エンボディシステムを想定して強化されたガンプラ。
商品情報編集
ガンプラ編集