ゲシュマイディッヒ・パンツァー
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED、機動戦士ガンダムSEED MSV、機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 開発組織:地球連合軍
- 搭載機:フォビドゥンガンダム、フォビドゥンブルー、ディープフォビドゥン、フォビドゥンヴォーテクス、ロートフォビドゥンガンダム
概要
地球連合軍の開発した新型GAT-Xシリーズの1機、フォビドゥンの背部ユニットに装備された《エネルギー偏向装甲》。 これは、ミラージュコロイドを応用したフォビドゥン独自の防御兵器であり、シールド中央部の装置から特殊微粒子を散布し、敵機から放たれたビームの軌道を強制的に屈折させることができる。 展開される微粒子はブリッツガンダムに搭載されていたミラージュコロイドを応用したもので、電場形成を行ってビームを屈曲させる。 強襲形態とMS形態の双方で使用できるため、基本的にフォビドゥンは一切のビーム攻撃を無効化できた。 しかし、《ゲシュマイディッヒ•パンツァー》の使用には大量の電力を消費するため、長時間の戦闘や連続的なビーム攻撃ではエネルギー切れに注意を払う必要があった。(しかしながら、フォビドゥンのパイロットのシャニ、その他の《生体CPU》は薬物《γグリフェプタン》が切れると禁断症状が発症し、帰還せざるを得なくなるため、皮肉にも、長時間のエネルギー問題は、劇中ではさほど問題にはならなかったようだ。) そして、フォビドゥン含め、第二期GATシリーズ共通のTP(トランスフェイズ)装甲は電力消費が少なかったため、《ゲシュマイディッヒ•パンツァー》の搭載が可能になった。 また、防御のみならず、フォビドゥンの誘導プラズマ砲(フレスベルグ)のビームを湾曲させるのにも一役買っている。
フォビドゥンガンダムで得られた本装備のデータは後に、フォビドゥンブルーをはじめとした水中戦仕様の系統機にも装備されており、水中活動時の機体の耐圧向上などに使用されている。 また、ユニウス戦役終盤に搭乗した超大型破壊兵器レクイエムのビーム中継地点となった筒型コロニーの内部にも搭載され、本体から放たれた巨大なビームを屈曲させて標的を性格に射抜かせる役割を果たしている。