ザックトレーガー
ザックトレーガー (Sackträger)
『∀ガンダム』に登場する宇宙往還システム。
ドイツ語で「ミノムシ」を意味する巨大構造物であり、「天の階段」「天のミノムシ」「アデスの枝」などとも呼ばれている。
ロータベータ (回転紐) という回転式軌道エレベーターであり、中心点となるセンターハブから伸びる長大なバトンの両端にある樽状のドック「スクープバレル」で地球の低軌道上の宇宙船をすくい上げ、月へと打ち出す低コスト質量射出システムとなっている。8,500kmにも渡る長さを誇り、その姿は僅かな光の筋として地上から見る事ができる程。
登場作品
各施設
- スクープバレル
- センターハブから伸びるバトンの両端にある巨大なドック。シリンダーとも。回収した宇宙船はドッキングアームで接続され、射出タイミングに合わせて射出される。低軌道上を超高速で通り過ぎる性質上、上昇してきた宇宙船は突入方向や相対速度に細心の注意を払う必要がある。
- バトン
- スクープバレルとセンターハブを繋ぐ巨大ケーブル。外部にはスクープバレルとセンターハブを行き来するモビルスーツ用の手すり(リニアモーターカー)がある。
- センターハブ
- ザックトレーガーの中心部。ここを基部に2本のバトンが伸びている。
- 管制室
- センターハブにあるコントロールルーム。保守点検を担うディアナ・カウンターの部隊が進駐している。
保有戦力
リンク
余談
- 書籍「ターンエーガンダム Vol.2(ニュータイプ100%コレクション)」によれば、ローターベータを採用したのは初期の初期からスタジオぬえの森田氏が「これはいい!」と推していたのが理由との事。作るのが大変な軌道エレベーターよりも低コストなローターベータやスカイフックの方を、という後付けも行われたが、「見た目に違うもの」というのが最優先だったようだ。