概要
鉄華団が旗艦として運用する強襲装甲艦で、艦橋や武装、MSデッキ、主推進器など艦の主要機能が集約された前半部と、横幅が狭く細長い後半部によって火の玉の様な外見となっている。カラーリングは赤紫とグレーを基調とする。ナノラミネートアーマー加工による堅牢な外装を持っているため防御力が高く、幾度も被弾しているにも関わらず最終盤まで大きな損傷を受けなかったほか、敵艦や宇宙港などへの体当たりも行っている。
阿頼耶識システムとの連動による操艦モードを備え、ユージン・セブンスタークが度々使用しているほか、戦闘時には艦橋を船体内部に収納する機構をもつ。MSは艦底部の折り畳み式カタパルト1基から俯せ状態で射出され、これとは別にMWなどを発進させられる大型ハッチを持っている。
元々は火星の共同宇宙港である方舟に係留されていたCGSの母艦「ウィル・オー・ザ・ウィスプ(=西洋で言う「人魂」や「鬼火」等を指す語、主に水子や早死にした子供の霊だとされる)」で、参番組によるクーデター後は鉄華団に接収されると同時に由来的に縁起の悪い名だった為日本語由来と思われる「イサリビ(漁火)」に改名される。地球への航海中はライド・マッスによって、艦内や船体に鉄華団の団章や絵が描かれていくほか、第二部以降は幾分内装がキレイになっている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 第一部序盤から第二部終盤まで、鉄華団の旗艦として登場。宇宙における戦闘のほとんどに参加しており、前面装甲による体当たりやモビルワーカーによる歩兵の移乗・制圧戦を行ったこともある。第二部におけるアリアンロッドとの戦闘後火星に団員を運んだと思われるが、その後は不明。
装備・機能
特殊機能
- ワイヤーアンカー
- 艦首に2基装備。
武装
- 連装主砲
- 艦前方の両舷に2基ずつ、艦橋後方に1基装備。ナノラミネートアーマーを採用した敵艦には有効打となり得ないため、前部装甲による吶喊が主な攻撃手段となる。
- 対空砲
- 艦橋両脇に1基ずつ装備。
- ミサイル発射管
- 両側舷に4門ずつ装備。通常弾頭だけでなく閃光弾や煙幕(ナノミラーチャフ)弾、ナノラミネートアーマーにも有効なナパーム弾も使用可能。
関連人物関連機体リンク脚注