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| ニュータイプとされるパイロットの能力を活かすため、[[全天周囲モニター]]や[[リニアシート]]といった新技術が投入されている。更に設計段階から[[マグネットコーティング]]を採用した事で、既存の機体の3倍以上の反応速度を獲得するに至った。また、ジェネレーター出力も約30%の強化がなされた他、装甲も従来の一体成型から積層型への変更により、関節部の可動域の拡大に成功している。他にも、ランドセルのスラスターの大型化や肩部をはじめ全身各所に姿勢制御用バーニアやスラスターを増設する事により、高度な機動性と運動性が付与されている。 | | ニュータイプとされるパイロットの能力を活かすため、[[全天周囲モニター]]や[[リニアシート]]といった新技術が投入されている。更に設計段階から[[マグネットコーティング]]を採用した事で、既存の機体の3倍以上の反応速度を獲得するに至った。また、ジェネレーター出力も約30%の強化がなされた他、装甲も従来の一体成型から積層型への変更により、関節部の可動域の拡大に成功している。他にも、ランドセルのスラスターの大型化や肩部をはじめ全身各所に姿勢制御用バーニアやスラスターを増設する事により、高度な機動性と運動性が付与されている。 |
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− | 頭部は部品調達の問題の他、制御系統のコンセプトの刷新などの理由により、ガンダムのシルエットを模しつつもほぼ別系統のユニットになっており、各種デバイスやセンサー類は機能を維持したまま小型化され、新システムのモニターに対応した空間走査用の端末が追加実装されている。
| + | 頭部は部品調達の問題の他、制御系統のコンセプトの刷新などの理由により、ガンダムのシルエットを模しつつもほぼ別系統のユニットになっており、各種デバイスやセンサー類は機能を維持したまま小型化され、新システムのモニターに対応した空間走査用の端末が追加実装されている。これらの新規の部品調達にはケベックオンテックやコロラドサーボ、ノーフォーク産業など後に[[アナハイム・エレクトロニクス社]]の関連企業となる企業が参与している。 |
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− | 腕部もガンダムなどの試作機の実戦投入によって得られた運用データが反映され、固定武装の強化が懸念された結果、腕部フィールドモーターを小型化する事で内部に90mmガトリング砲を格納可能になった。また、当初からフルアーマーオペレーションを想定した機体であったため、機体の機動性を損なわないよう、脚部には公国軍系MSの多くが採用していた「脚部自体を巨大なバーニアユニットに見立てる」というコンセプトを援用し、レッグユニットにサブスラスターとプロペラントタンクを一体化したユニットを装着している。
| + | 腕部もガンダムなどの試作機の実戦投入によって得られた運用データが反映されている。特に携行武装の消耗、損壊した場合の戦闘能力の低下を指摘する声があったため、固定武装を追加装備する試みとして腕部[[フィールド・モーター]]を小型化し、内部に90mmガトリングが装備されている。また、当初からフルアーマーオペレーションを想定した機体であったため、機体の機動性を損なわないよう、脚部には公国軍系MSの多くが採用していた「脚部自体を巨大なバーニアユニットに見立てる」というコンセプトを援用し、レッグユニットにサブスラスターとプロペラントタンクを一体化したユニットを装着している。これは、ガンダムの実働データから脛部分の応力解析が進み、予想されていた金属疲労係数が当初危惧されていた機体損壊をもたらすほどのものでないことが判明したため採用された経緯があり、<ref>当時の連邦系MSの多くがいわゆる「脹脛」状のシルエットを持つのは、それより下にプロペラントタンクを装備するのは危険だと考えられていたためで、事実上それが杞憂であった事が証明された形となる。</ref>その検証実験の意味もあって大容量のプロペラントタンクが標準で実装されている。 |
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− | アレックスは従来の[[教育型コンピュータ]]を更に高度化した「NICNシステム」を搭載し、その自己学習型AIの機能によって機体制御を統括している。また、ナビゲート・システムのプロセッサを3基に増設する事でキャパシティを強化した結果、一般的なパイロットでは扱いきれないほどの反応速度を実現。そのため、「乗りこなせるのはある種の化け物」と言われている。 | + | アレックスは従来の[[教育型コンピュータ]]を更に高度化した「NICNシステム」を搭載し、その自己学習型AIの機能によって機体制御を統括している。また、ナビゲート・システムのプロセッサを3基に増設する事でキャパシティを強化した結果、一般的なパイロットでは扱いきれないほどの反応速度を実現した。 |
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| こうして完成したアレックスは、反応性を除きニュータイプ専用機としては特筆すべき点の無い機体であった。しかし、極めて高い基本性能と、第2世代MSへと繋がる技術が投入された点においては大きな役割を果たし、その基本構造は戦後に生産されたジム系の機体に積極的に採用され、俗に「オーガスタ系」と呼ばれる機体系統を生み出した。 | | こうして完成したアレックスは、反応性を除きニュータイプ専用機としては特筆すべき点の無い機体であった。しかし、極めて高い基本性能と、第2世代MSへと繋がる技術が投入された点においては大きな役割を果たし、その基本構造は戦後に生産されたジム系の機体に積極的に採用され、俗に「オーガスタ系」と呼ばれる機体系統を生み出した。 |
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| :60mm口径の実体弾を射出する近接戦闘用の固定兵装。連邦製MSの標準兵装となっている。弾頭の形状や素材、炸薬が異なる新仕様だったとする説がある。 | | :60mm口径の実体弾を射出する近接戦闘用の固定兵装。連邦製MSの標準兵装となっている。弾頭の形状や素材、炸薬が異なる新仕様だったとする説がある。 |
| ;腕部ガトリング・ガン | | ;腕部ガトリング・ガン |
− | :左右の両前腕部に内蔵された90mm口径の射撃兵装。駆動部のフィールド・モーターが小型化され、内部スペースが確保された事で搭載が可能になった固定兵装。隠し武器としての性格が強く、装弾数も多くはないが、MSの装甲を容易に貫通する威力を有している。携行兵装の補助として有用性は高かったものの、複雑な構造から整備性とコストの問題があったため、一般的な兵装にはならなかった。 | + | :左右の両前腕部に内蔵された90mm口径の射撃兵装。駆動部のフィールド・モーターが小型化され、内部スペースが確保された事で搭載が可能になった固定兵装。隠し武器としての性格が強く、装弾数も多くはないが、MSの装甲を容易に貫通する威力を有している。携行兵装の補助として有用性は高かったものの、複雑な構造から整備性とコストの問題があったため、一般的な兵装にはならなかった。ただし、後に同様の機構を持つ公国系の機体もあったことから、その有効性は無視できないだろうとも言われている。 |
| ;Blash・XB-B-09 [[ビーム・サーベル]] | | ;Blash・XB-B-09 [[ビーム・サーベル]] |
| :近接格闘用装備としてバックパックに2基を装備。ビーム刃の発振部の形状が従来とは異なる新仕様とされている。非使用時はランドセル上部にマウントされ、そのコネクター部がブラッシュ社製だった事が発振部の形状変更の理由だったと言われている。 | | :近接格闘用装備としてバックパックに2基を装備。ビーム刃の発振部の形状が従来とは異なる新仕様とされている。非使用時はランドセル上部にマウントされ、そのコネクター部がブラッシュ社製だった事が発振部の形状変更の理由だったと言われている。 |