4行目: |
4行目: |
| | 登場作品 = [[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] | | | 登場作品 = [[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]] |
| <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> | | <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> |
− | | デザイン = 出渕裕 | + | | デザイナー = 出渕裕 |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
| | | |
10行目: |
10行目: |
| | タイトル = スペック | | | タイトル = スペック |
| | 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]] | | | 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]] |
| + | | 生産形態 = 試作機 |
| | 型式番号 = RX-78NT-1 | | | 型式番号 = RX-78NT-1 |
− | | 頭頂高 = 頭頂高 | + | | 頭頂高 = 18.0m |
− | | 全高 = 18.0m | + | | 全高 = |
| | 本体重量 = 40.0t | | | 本体重量 = 40.0t |
| | 全備重量 = 72.5t | | | 全備重量 = 72.5t |
18行目: |
19行目: |
| | ジェネレーター出力 = 1,420kW | | | ジェネレーター出力 = 1,420kW |
| | スラスター総推力 = 174,000kg | | | スラスター総推力 = 174,000kg |
| + | | 姿勢制御バーニア数 = 19 |
| | 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]] | | | 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]] |
| | センサー有効半径 = 5,900m | | | センサー有効半径 = 5,900m |
30行目: |
32行目: |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 地球連邦軍の宇宙派閥主体で開発されたNT用試作[[MS]]。
| + | [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の宇宙派閥主体で開発された[[ニュータイプ]]用試作[[MS]]。 |
| | | |
| RXをもじったアレックスの愛称を持つ。また、この事から、初期の展開の名残で「ガンダムアレックス」とも呼ばれる。NT用と銘打ってはいるが、この機体が開発された段階では、連邦軍内部に正確なNTの認識が存在していなかった為、[[ジオン公国|ジオン]]の様な[[サイコミュ]]を搭載しておらず、NTに合わせた桁違いの反応速度を有した規格外のMSとしてのみ設計されている。また、これに合わせ以降標準化されていく様々な最新技術も採用された。 | | RXをもじったアレックスの愛称を持つ。また、この事から、初期の展開の名残で「ガンダムアレックス」とも呼ばれる。NT用と銘打ってはいるが、この機体が開発された段階では、連邦軍内部に正確なNTの認識が存在していなかった為、[[ジオン公国|ジオン]]の様な[[サイコミュ]]を搭載しておらず、NTに合わせた桁違いの反応速度を有した規格外のMSとしてのみ設計されている。また、これに合わせ以降標準化されていく様々な最新技術も採用された。 |
| | | |
− | 連邦製MSに用いられるフィールド・モーターに続く技術であるマグネット・コーティングの試験機としての側面を持ち、同時に不完全ではあるものの、全天周囲モニターの技術評価も兼ねてサイド6のリボー・コロニーで試験を行っていた。
| + | 連邦製MSに用いられる[[フィールド・モーター]]に続く技術である[[マグネットコーティング]]の試験機としての側面を持ち、同時に不完全ではあるものの、[[全天周囲モニター]]の技術評価も兼ねて[[サイド6]]のリボー・コロニーで試験を行っていた。 |
| | | |
− | 本来は、[[アムロ・レイ]]の反応に追いつけず限界に達していた[[ガンダム]]に代わり[[ホワイトベース]]に配備される予定であったが、リボー・コロニー内でのサイクロプス隊との戦闘で中破し、配備される事の無いまま修復するために送られた[[ルナツー]]にて終戦を迎えている。 | + | 本来は、[[アムロ・レイ]]の反応に追いつけず限界に達していた[[ガンダム]]に代わり[[ホワイトベース]]に配備される予定であったが、リボー・コロニー内での[[サイクロプス隊]]との戦闘で中破し、配備される事の無いまま修復するために送られた[[ルナツー]]にて終戦を迎えている。 |
| | | |
| しかし[[デラーズ紛争]]の後、発足した連邦宇宙軍の軍閥『シン・フェデラル』によって新たに生産されている。この機体は全身を赤く彩られたフルアーマー装備機としてロールアウトし、シン・フェデラルの尖兵として活躍した。 | | しかし[[デラーズ紛争]]の後、発足した連邦宇宙軍の軍閥『シン・フェデラル』によって新たに生産されている。この機体は全身を赤く彩られたフルアーマー装備機としてロールアウトし、シン・フェデラルの尖兵として活躍した。 |
56行目: |
58行目: |
| ;90mmガトリング砲 | | ;90mmガトリング砲 |
| :下腕部に収納されている機関砲。頭部バルカンでも[[ジオン軍]]の平均的な[[MS]]の装甲を貫通するには十分な火力がある為、かなり強力。収納に十分なスペースがあることを利用した隠し武器としての側面が強いため、後のMSには採用されていない。 | | :下腕部に収納されている機関砲。頭部バルカンでも[[ジオン軍]]の平均的な[[MS]]の装甲を貫通するには十分な火力がある為、かなり強力。収納に十分なスペースがあることを利用した隠し武器としての側面が強いため、後のMSには採用されていない。 |
− | ;ビーム・サーベル | + | ;[[ビーム・サーベル]] |
| :バックパックに2本装備。本機以前のRX-78シリーズと比べて、サーベルの装着ホルダーが内蔵式に変更されている他、バックパックのコネクターをブラッシュ社製に変更した事により、グリップの形状と配置位置が変更されている。ファンにとっては悲しみを呼び起こす武装。 | | :バックパックに2本装備。本機以前のRX-78シリーズと比べて、サーベルの装着ホルダーが内蔵式に変更されている他、バックパックのコネクターをブラッシュ社製に変更した事により、グリップの形状と配置位置が変更されている。ファンにとっては悲しみを呼び起こす武装。 |
− | ;ビーム・ライフル | + | ;[[ビーム・ライフル]] |
| :アサルトライフル型の専用ビーム・ライフル。設定を元に玩具に付属。『0080』の劇中では使用されなかった。 | | :アサルトライフル型の専用ビーム・ライフル。設定を元に玩具に付属。『0080』の劇中では使用されなかった。 |
| ;ハイパー・バズーカ | | ;ハイパー・バズーカ |
74行目: |
76行目: |
| | | |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| + | === 装備バリエーション・別形態 === |
| ;[[ガンダムNT-1 (チョバムアーマー装着型)]] | | ;[[ガンダムNT-1 (チョバムアーマー装着型)]] |
− | :本機がチョバムアーマーを装着した状態。 | + | :本機がチョバムアーマーを装着した形態。 |
| ;[[フルアーマー・アレックス]] | | ;[[フルアーマー・アレックス]] |
| :フルアーマーガンダムと同様のコンセプトを反映し、武装強化を兼ねた装甲を装備した形態。 | | :フルアーマーガンダムと同様のコンセプトを反映し、武装強化を兼ねた装甲を装備した形態。 |
| + | |
| + | === 別仕様・改修機 === |
| + | ;ガンダムNT-1プロト |
| + | :オーガスタ基地がアレックスの移送後に、データ収集のために建造した同一仕様の実用試験機。[[ジム]]に準じた視認偽装が施されている。 |
| + | ;[[ガンダムAN-01"トリスタン"|トリスタン]] |
| + | :アレックスをベースに、[[ブッホ・コンツェルン]]が改修を加えた機体。組織が擁する特殊部隊『[[バーナム]]』の指揮官機。 |
| ;[[フルアーマー・アレックス (シン・フェデラル仕様)]] | | ;[[フルアーマー・アレックス (シン・フェデラル仕様)]] |
| :反連邦組織「シン・フェデラル」が強化装甲と共に投入したアレックス。増加装甲に加えて、全身が赤く彩られている。パイロットは[[コテヅ]]。 | | :反連邦組織「シン・フェデラル」が強化装甲と共に投入したアレックス。増加装甲に加えて、全身が赤く彩られている。パイロットは[[コテヅ]]。 |
| ;[[ガンダムNT-1 (シン・フェデラル仕様)]] | | ;[[ガンダムNT-1 (シン・フェデラル仕様)]] |
| :連邦軍特殊部隊『BGST』に鹵獲された際、増加装甲を外された通常形態。ロストナンバースの駆る[[ペズン・ドワッジ]]4機を相手に奮戦するも、劣勢に立たされてしまう。後に[[ネティクス]]へと改修された。 | | :連邦軍特殊部隊『BGST』に鹵獲された際、増加装甲を外された通常形態。ロストナンバースの駆る[[ペズン・ドワッジ]]4機を相手に奮戦するも、劣勢に立たされてしまう。後に[[ネティクス]]へと改修された。 |
| + | |
| + | === 系列機・派生機 === |
| + | ;[[G-3ガンダム]] |
| + | :下地となったと言える機体。 |
| + | ;[[NT専用プロトタイプガンダム]] |
| + | :アレックスをベースに[[ムラサメ研究所]]が開発した機体。 |
| ;[[ネティクス]] | | ;[[ネティクス]] |
| :『GGENERATION』シリーズのオリジナル機体。アレックスの発展機でニュータイプ専用機。 | | :『GGENERATION』シリーズのオリジナル機体。アレックスの発展機でニュータイプ専用機。 |
| ;[[ネティクス (BGST仕様)]] | | ;[[ネティクス (BGST仕様)]] |
− | :[[ムラサメ研究所]]から取り寄せた[[サイコミュ]]機器で改修された姿。 | + | :ムラサメ研究所から取り寄せた[[サイコミュ]]機器で改修された姿。 |
− | ;[[ガンダムAN-01"トリスタン"|トリスタン]] | + | |
− | :アレックスをベースに、[[ブッホ・コンツェルン]]が改修を加えた機体。組織が擁する特殊部隊『[[バーナム]]』の指揮官機。 | + | === 技術的関与のある・疑われる機体 === |
− | ;[[ガンダム]]
| + | ;[[ジム・カスタム]] |
− | :下地となったと言える機体。
| + | :アレックスのデータをフィードバックして開発されたジム系列機。 |
| + | |
| + | === その他 === |
| ;[[ガンダム4号機]] | | ;[[ガンダム4号機]] |
| :RX-78シリーズの4号機。本機も当初は同様の設定だったが、この機体の存在により変更を余儀なくされている(後述)。 | | :RX-78シリーズの4号機。本機も当初は同様の設定だったが、この機体の存在により変更を余儀なくされている(後述)。 |
− | ;[[GT-FOUR]] | + | ;[[ガンダムGT-FOUR]] |
| :現在は本機と同じプランにおいて空軍主体で開発されたと設定されている。 | | :現在は本機と同じプランにおいて空軍主体で開発されたと設定されている。 |
| ;[[陸戦型ガンダム]] | | ;[[陸戦型ガンダム]] |