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+ | [[地球連邦軍 (AGE)|地球連邦軍]]が開発した量産型[[可変モビルスーツ]]。カラーリングは[[ジェノアス]]や[[ジェノアスII]]と同じく赤と白のツートン。 | ||
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− | + | これまでの連邦軍量産機の例に漏れず、頭部の前面はセンサーを防護する為のバイザーで覆われているが、センサーは本機独自のH字のライン状の物を1基設置している。また、従来の連邦軍のMSはガンダムを除きコックピットは共通していたが、本機はガンダムAGE-2と同じタイプのコックピットを採用している。 | |
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+ | 優秀な性能を持つ機体ではあるが、装備している武装の多くはどちらの形態でも使えるように開発された専用の物ばかりで他の機体からの流用がほとんど利かず、また[[アデル]]と違ってウェアシステムを採用していない事から運用面での汎用性も問題視されている。可変機構の採用についてもMS・飛行の両形態を使いこなせるだけの技量がパイロットに求められ、それに対応できずに本機を敬遠する者もいた。この事もあって、[[アデルマークII]]と比べて量産体制が小規模であり、生産数も多くない。[[A.G.]]160年代では空(大気圏内)は本機が、地上はアデルマークIIが地球連邦軍の主力機となっている。 | ||
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+ | 小説版AGEではガンダムAGE-2に搭載されていた疑似斥力システムが高価な為に導入されておらず、代わりに[[マッドーナ工房]]や[[テクノソロン社|新生テクノソロン社]]から提供された[[ゼダス]]の可変機構や光波推進システムが採用されている。言わばゼダスとアデルの折衷機であり、ウェア換装システムも採用されていない事もあって厳密にはAGE-2の量産機と言う訳ではなくアデルの後継機に近い。また、バリエーション機として偵察仕様の機体も存在している。 | ||
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+ | なお、『AGE』第31話では砂漠での戦闘の際にディーヴァ搭載機は[[クランシェカスタム]]も含めて全機が砂漠戦仕様に変更されているが、外見上の差異はない為、パーツを換装しているのか、機体を調整して砂漠に合わせたのかも不明。シャナルアのセリフから砂漠戦仕様でも完全に砂漠に合わせている訳ではないと推測出来る。 | ||
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+ | :[[アマデウス]]に所属する黒と白のツートンカラーの機体。『MOE』終盤、ラ・グラミス攻防戦の1シーンに登場するものの、登場時点で既に胸部を貫かれており、[[ガンダムレギルス ゼハート機|レギルス (ゼハート機)]]に頭部をもがれた挙句、レギルスと[[ガンダムAGE-2 ダークハウンド|ダークハウンド]]の撃ち合いに巻き込まれ爆散した。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] | + | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] (キオ編) |
− | : | + | :初出作品。主なパイロットは[[シャナルア・マレン|シャナルア]]など[[アビス隊]]の面々。<br />[[オリバーノーツ]]での戦闘で[[ヴェイガン]]の[[ダナジン]]や[[レガンナー]]等と交戦し、これらを撃破するが、デビッド機も撃破された。また、オーデック機は大破し、[[セリック・アビス]]の[[クランシェカスタム]]に回収されて基地へ帰還した。<br />[[ディーヴァ]]の実戦投入が決定するとシャナルア機とジョナサン機、デレク機が艦載機として配備され、敵部隊と交戦している。その後、[[ロストロウラン基地]]到着時にシャナルアがスパイだった事が判明し、彼女は機体と共に逃亡。[[ダレスト・グーン]]の[[ウロッゾ]]と交戦し、自分を追いかけてきた[[キオ・アスノ]]の[[ガンダムAGE-3 フォートレス]]を守って相討ちとなった。 |
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:ディーヴァ所属機の他にも多数がルナベース奪還作戦に[[アデルマークII]]と共に投入されているが、[[ジラード・スプリガン]]の[[ティエルヴァ]]によって多くが破壊されている。ラ・グラミス攻略戦にも多数が投入され、デレク機は戦闘中に不審な砲撃を行っているヴェイガンの戦闘艦に向かう途中でラ・グラミスのディグマゼノン砲を受けて破壊されている。ジョナサン機も同戦闘で[[フラム・ナラ]]の[[フォーンファルシア]]に攻撃を仕掛けるが、返り討ちにあって撃墜された。 | :ディーヴァ所属機の他にも多数がルナベース奪還作戦に[[アデルマークII]]と共に投入されているが、[[ジラード・スプリガン]]の[[ティエルヴァ]]によって多くが破壊されている。ラ・グラミス攻略戦にも多数が投入され、デレク機は戦闘中に不審な砲撃を行っているヴェイガンの戦闘艦に向かう途中でラ・グラミスのディグマゼノン砲を受けて破壊されている。ジョナサン機も同戦闘で[[フラム・ナラ]]の[[フォーンファルシア]]に攻撃を仕掛けるが、返り討ちにあって撃墜された。 | ||
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+ | :立ち回りはTV版と概ね同一。また、ラ・グラミス攻防戦の追加シーンにアマデウス所属機がやられ役として登場する。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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;ビームバルカン | ;ビームバルカン | ||
:頭部に2門内蔵された速射式ビーム砲。主に牽制やミサイル等の迎撃に使用される。 | :頭部に2門内蔵された速射式ビーム砲。主に牽制やミサイル等の迎撃に使用される。 | ||
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+ | :本機の主兵装。飛行形態時には機首になり、MS形態時には背部にマウント可能。アデル系のドッズライフルとは違い、銃身が二枚板バレルになっているのが特徴。威力は従来のドッズライフルよりも向上しているが、専用装備故に共通性がない事が問題視されている。 | ||
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+ | :接近戦用の武装。シールドの裏側に携行式の物を1本マウントし、両腕にも内蔵式の物が1基ずつ搭載されている。 | ||
;シールド | ;シールド | ||
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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:試作機。 | :試作機。 | ||
;[[クランシェカスタム]] | ;[[クランシェカスタム]] | ||
:部隊長用の上位機。 | :部隊長用の上位機。 | ||
;[[ガンダムAGE-2 ノーマル]] | ;[[ガンダムAGE-2 ノーマル]] | ||
− | : | + | :設計元。 |
;[[ゼダス]] | ;[[ゼダス]] | ||
− | : | + | :小説版AGEではこの機体の可変機構と光波推進システムを流用して開発されたと設定されている。 |
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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− | = | + | <!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 --> |
− | + | === [[ガンプラ]] === | |
+ | <amazon>B008KZ5AXO</amazon> | ||
== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
− | + | *[http://www.gundam-age.net/ms/3rd_007.html 機動戦士ガンダムAGE 公式サイト:クランシェ] | |
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2021年4月27日 (火) 22:29時点における最新版
クランシェ | |
---|---|
外国語表記 | Clanche |
登場作品 | 機動戦士ガンダムAGE |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
---|---|
分類 | 量産型可変モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | RGE-G2100 |
全高 | 17.6m |
本体重量 | 26.5t |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | アビス隊など |
主なパイロット |
概要編集
地球連邦軍が開発した量産型可変モビルスーツ。カラーリングはジェノアスやジェノアスIIと同じく赤と白のツートン。
アデルマークIIと同時期に生産されていた機体で、ガンダムAGE-2のデータを基に飛行形態への可変機構を簡略化した上で採用。変形は専用OSによりオートで行われる。ウェイボードに乗った非可変機を超える機動性を持ち、航続距離にも優れている他、MS形態時も単独飛行が可能となっている。脚部や腰部には着陸用ランディングギアも格納されているが、AGE-2とは違ってランディングギアが付いている。
これまでの連邦軍量産機の例に漏れず、頭部の前面はセンサーを防護する為のバイザーで覆われているが、センサーは本機独自のH字のライン状の物を1基設置している。また、従来の連邦軍のMSはガンダムを除きコックピットは共通していたが、本機はガンダムAGE-2と同じタイプのコックピットを採用している。
ガンダムAGE-1の量産機としてアデルが製造されたように、本機はガンダムAGE-2の量産機として開発されているが、AGEシステムを除きAGE-1の性能を再現した上で改良を加えて量産したアデルとは違い、本機はプロトタイプの時点で幾つかの問題点によりAGE-2の性能を完全に再現できておらず、外観にAGE-2の面影はない。
優秀な性能を持つ機体ではあるが、装備している武装の多くはどちらの形態でも使えるように開発された専用の物ばかりで他の機体からの流用がほとんど利かず、またアデルと違ってウェアシステムを採用していない事から運用面での汎用性も問題視されている。可変機構の採用についてもMS・飛行の両形態を使いこなせるだけの技量がパイロットに求められ、それに対応できずに本機を敬遠する者もいた。この事もあって、アデルマークIIと比べて量産体制が小規模であり、生産数も多くない。A.G.160年代では空(大気圏内)は本機が、地上はアデルマークIIが地球連邦軍の主力機となっている。
小説版AGEではガンダムAGE-2に搭載されていた疑似斥力システムが高価な為に導入されておらず、代わりにマッドーナ工房や新生テクノソロン社から提供されたゼダスの可変機構や光波推進システムが採用されている。言わばゼダスとアデルの折衷機であり、ウェア換装システムも採用されていない事もあって厳密にはAGE-2の量産機と言う訳ではなくアデルの後継機に近い。また、バリエーション機として偵察仕様の機体も存在している。
なお、『AGE』第31話では砂漠での戦闘の際にディーヴァ搭載機はクランシェカスタムも含めて全機が砂漠戦仕様に変更されているが、外見上の差異はない為、パーツを換装しているのか、機体を調整して砂漠に合わせたのかも不明。シャナルアのセリフから砂漠戦仕様でも完全に砂漠に合わせている訳ではないと推測出来る。
カラーバリエーション 編集
- 通常カラー
- ジェノアス系列機と同様の薄めの赤と白のツートンカラー。
- アマデウス所属機
- アマデウスに所属する黒と白のツートンカラーの機体。『MOE』終盤、ラ・グラミス攻防戦の1シーンに登場するものの、登場時点で既に胸部を貫かれており、レギルス (ゼハート機)に頭部をもがれた挙句、レギルスとダークハウンドの撃ち合いに巻き込まれ爆散した。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムAGE (キオ編)
- 初出作品。主なパイロットはシャナルアなどアビス隊の面々。
オリバーノーツでの戦闘でヴェイガンのダナジンやレガンナー等と交戦し、これらを撃破するが、デビッド機も撃破された。また、オーデック機は大破し、セリック・アビスのクランシェカスタムに回収されて基地へ帰還した。
ディーヴァの実戦投入が決定するとシャナルア機とジョナサン機、デレク機が艦載機として配備され、敵部隊と交戦している。その後、ロストロウラン基地到着時にシャナルアがスパイだった事が判明し、彼女は機体と共に逃亡。ダレスト・グーンのウロッゾと交戦し、自分を追いかけてきたキオ・アスノのガンダムAGE-3 フォートレスを守って相討ちとなった。 - 機動戦士ガンダムAGE (三世代編)
- ディーヴァ所属機の他にも多数がルナベース奪還作戦にアデルマークIIと共に投入されているが、ジラード・スプリガンのティエルヴァによって多くが破壊されている。ラ・グラミス攻略戦にも多数が投入され、デレク機は戦闘中に不審な砲撃を行っているヴェイガンの戦闘艦に向かう途中でラ・グラミスのディグマゼノン砲を受けて破壊されている。ジョナサン機も同戦闘でフラム・ナラのフォーンファルシアに攻撃を仕掛けるが、返り討ちにあって撃墜された。
- 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
- 立ち回りはTV版と概ね同一。また、ラ・グラミス攻防戦の追加シーンにアマデウス所属機がやられ役として登場する。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 変形
- 飛行形態に変形可能。
武装・必殺攻撃編集
- ビームバルカン
- 頭部に2門内蔵された速射式ビーム砲。主に牽制やミサイル等の迎撃に使用される。
- ドッズライフル
- 本機の主兵装。飛行形態時には機首になり、MS形態時には背部にマウント可能。アデル系のドッズライフルとは違い、銃身が二枚板バレルになっているのが特徴。威力は従来のドッズライフルよりも向上しているが、専用装備故に共通性がない事が問題視されている。
- ビームサーベル
- 接近戦用の武装。シールドの裏側に携行式の物を1本マウントし、両腕にも内蔵式の物が1基ずつ搭載されている。
- シールド
- 主に左腕に装備。裏側にビームサーベルが装備されている。飛行形態への変形機構を考慮してか、アデル系のMSのシールドよりも小型化されているがAGE-2やジェノアス系のシールドよりかは大型になっている。
対決・名場面編集
関連機体編集
- プロトタイプ クランシェ
- 試作機。
- クランシェカスタム
- 部隊長用の上位機。
- ガンダムAGE-2 ノーマル
- 設計元。
- ゼダス
- 小説版AGEではこの機体の可変機構と光波推進システムを流用して開発されたと設定されている。
商品情報編集
ガンプラ編集