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[[地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。薄い緑と白のツートンカラーで塗装されている。<br />[[ジェノアス]]の後継主力機として[[ガンダムAGE-1 ノーマル|ガンダムAGE-1]]の基本フレームを基に開発された、いわば「量産型ガンダム」だが[[AGEシステム]]はAGEデバイスの量産が実現しなかった為に搭載されていない。性能は[[A.G.]]141年時の連邦軍量産機では最強とされる。<br />基本設計はAGE-1の物が流用され、ウェアシステムも受け継がれているので本機も作戦に応じてGウェアの換装が可能。<br />頭部のセンサーはツインアイで、その上からバイザーを被せている。
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== 概要 ==
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[[ガンダムAGE-1]]の基本フレームや基本設計を踏襲して開発された、いわば「量産型のガンダム」と言える機体。頭部センサー系はツインアイ系が採用されており、その上から連邦軍のセンサーカバーが取り付けられている。機体構成はAGE-1からほとんどの機能が継承されており、AGE-1のウェアとも互換性を有する。ウェアシステムは専用設計された特殊機には劣るものの、少ない投資で多くの局地戦機を生み出すことが可能であったため、アデルでは積極的に採用され、アデルで初めて採用されたウェアも存在する。
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[[AGEシステム]]は技術解析が進んでいないことから搭載されていないが、これにより頭部のブレードアンテナや背部のブロードアンテナはオミットされ、センサーや通信系の適性化が行われている。また、各部の設計変更などが行われ、総合的なコストダウンに配慮した結果、優れた生産性を獲得している。
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AGE-1の高い基礎性能や拡張性を保ちつつ、量産を可能とする生産性の向上とコスト面の調整を重ねて開発は進められたが、実際に量産に至るまでには多数の障壁が存在し、実戦配備には約20年ほどの歳月を要した。だが、その分の技術的進歩によって性能は大幅に向上しており、登場時においては実質的にベースとなったAGE-1を上回る高性能機となった。ただ、実戦経験豊富な熟練パイロットや民間出身のパイロットは乗り慣れたジェノアス系や[[シャルドール]]系を好み、エース級のパイロットには[[Gバウンサー]]が配備されていたため、必然的に実戦経験の少ない新兵に配備される事が多かった。
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本機の登場は連邦軍にとって一般パイロット用の機体で、[[ヴェイガン]]の機体と対等に戦える機体を手に入れたことを意味しており、後継機の[[アデルマークII]]の登場後も、戦争が終わるまで多くの戦場に本機の姿があり、目覚ましい戦果が記録されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士ガンダムAGE]] (アセム編)
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第二部)
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:初登場作品。連邦軍の新たな主力機として各地に配備されている。<br />[[スペースコロニー]]・トルディアでは[[ゼハート・ガレット]]の[[ゼダスR]]と交戦しているが、歯が立たずに全滅している。[[ビッグリング基地|ビッグリング]]攻防戦では[[フリット・アスノ]]の作戦に従って[[ジェノアスII]]や[[シャルドール改]]と共に連携攻撃で[[マジシャンズ8]]の[[ゼダスM]]を完全に抑え込む活躍を見せた。<br />ブルーシアでの式典にも何機か配備されていたが、[[メデル・ザント]]の[[ゼイダルス]]の襲撃で一方的に破壊されている。
:連邦軍の新たな主力機として各地に配備されている。<br />[[スペースコロニー]]・トルディアでは[[ゼハート・ガレット]]の[[ゼダスR]]と交戦しているが、歯が立たずに全滅している。[[ビッグリング基地|ビッグリング]]攻防戦では[[フリット・アスノ]]の作戦に従って[[ジェノアスII]]や[[シャルドール改]]と共に連携攻撃で[[マジシャンズ8]]の[[ゼダスM]]を完全に抑え込む活躍を見せた。<br />ブルーシアでの式典にも何機か配備されていたが、[[メデル・ザント]]の[[ゼイダルス]]の襲撃で一方的に破壊されている。
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;[[機動戦士ガンダムAGE]] (キオ編)
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第三部)
 
 
:[[アデルマークII]]の開発で既に旧式化しているがオリバーノーツやロストロウランでは現役で使用されている。<br />[[ロストロウラン基地|ロストロウラン]]防衛戦では[[アデル タイタス|タイタスウェア]]やGバウンサーのテールバインダーを装備した機体も確認出来る。
 
:[[アデルマークII]]の開発で既に旧式化しているがオリバーノーツやロストロウランでは現役で使用されている。<br />[[ロストロウラン基地|ロストロウラン]]防衛戦では[[アデル タイタス|タイタスウェア]]やGバウンサーのテールバインダーを装備した機体も確認出来る。
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;[[機動戦士ガンダムAGE トレジャースター]]
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:[[リュウジ・リュウザキ]]が搭乗している。なお時系列的にはアニメの第1部に該当するため本来なら本機は存在していない。リュウジは本機に搭乗して未来から来たが、その未来では本機はすでに旧式となっているとあったため、第3部に該当する時代から来たと推測できる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;換装
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;ウェアシステム
:Gウェアの換装が可能。
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:四肢を「Gウェア」に換装可能。また、背部には[[Gバウンサー]]のテールバインダーを装着することも可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;[[ドッズライフル]]
;ドッズライフル
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:本機の主兵装。[[ガンダムAGE-1]]の物の改良型となる新規設計の武装で、同程度の威力を保ちながら、センサー類の性能向上により精密射撃モードはオミットされている。これによりコストパフォーマンスも上昇している。
:本機の主兵装。ガンダムAGE-1 ノーマルの物を基にして新規設計されており、改良が加えられた高精度センサーを内蔵した新型バレルを採用している。この為に精密射撃モードはオミットされ、AGE-1のドッズライフル以上の精密射撃が可能となっている他、生産性も向上した。勿論、威力は落ちていない。
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;[[ビームサーベル]]
;ビームサーベル
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:両腰部に2本装備されたビームサーベル。AGE-1と同型の物だが、出力が向上している。またAGE-1とは異なり、ウェアを換装しても使用可能。
:接近戦用の武装で、両腰に1本ずつマウントされている。ビームダガーとして使えるかは不明。<br />AGE-1とは違いウェアを換装しても使用可能。
 
 
;シールド
 
;シールド
:防御用の装備で、AGE-1 ノーマルと同じ物。主に左腕に装着される。
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:腕部に装備されるAGE-1と同型のシールド。機体本体よりも堅牢な構造となっている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[アデル タイタス]]
 
;[[アデル タイタス]]
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:タイタスウェアに換装した形態。
 
;[[アデル スパロー]]
 
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:スパローウェアに換装した形態。
 
;[[アデルキャノン]]
 
;[[アデルキャノン]]
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:キャノンウェアに換装した形態。
 
;[[アデル スタークス]]
 
;[[アデル スタークス]]
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:スタークスウェアに換装した形態。
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;[[アデル (ディーヴァカラー)]]
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;[[アデルマークII]]
 
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:後継機。グランホイールを装備した陸戦機。
 
:後継機。グランホイールを装備した陸戦機。
 
;[[アデルマークII (宇宙用)]]
 
;[[アデルマークII (宇宙用)]]
 
:グランホイールをスラスターに変更した宇宙戦用。
 
:グランホイールをスラスターに変更した宇宙戦用。
;[[ガンダムAGE-1 ノーマル]]
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;[[ガンダムAGE-1 (ダイキVer.)]]
:原型機。
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:本機を元に開発したAGE-1のレプリカ。
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=== 技術的関与のある機体 ===
 
;[[Gバウンサー]]
 
;[[Gバウンサー]]
 
:アデル同様ガンダムAGE-1が原型機で、こちらはスパローをベースとして設計されている。
 
:アデル同様ガンダムAGE-1が原型機で、こちらはスパローをベースとして設計されている。
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<!-- == 余談 == -->
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 話題まとめ ==
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== リンク ==
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*[[登場メカ]]
  
== 資料リンク ==
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<!-- == 脚注 == -->
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== リンク ==
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*[[登場メカ]]
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2025年1月14日 (火) 22:38時点における最新版

アデル
外国語表記 Adele
登場作品 機動戦士ガンダムAGE
デザイナー 海老川兼武
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 RGE-G1100
全高 18.0m
重量 42.4t
主動力 プラズマ圧縮炉
開発組織 地球連邦軍
所属 地球連邦軍
主なパイロット 連邦兵
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概要編集

地球連邦軍ジェノアスに代わる主力機として開発した機体。

ガンダムAGE-1の基本フレームや基本設計を踏襲して開発された、いわば「量産型のガンダム」と言える機体。頭部センサー系はツインアイ系が採用されており、その上から連邦軍のセンサーカバーが取り付けられている。機体構成はAGE-1からほとんどの機能が継承されており、AGE-1のウェアとも互換性を有する。ウェアシステムは専用設計された特殊機には劣るものの、少ない投資で多くの局地戦機を生み出すことが可能であったため、アデルでは積極的に採用され、アデルで初めて採用されたウェアも存在する。

AGEシステムは技術解析が進んでいないことから搭載されていないが、これにより頭部のブレードアンテナや背部のブロードアンテナはオミットされ、センサーや通信系の適性化が行われている。また、各部の設計変更などが行われ、総合的なコストダウンに配慮した結果、優れた生産性を獲得している。

AGE-1の高い基礎性能や拡張性を保ちつつ、量産を可能とする生産性の向上とコスト面の調整を重ねて開発は進められたが、実際に量産に至るまでには多数の障壁が存在し、実戦配備には約20年ほどの歳月を要した。だが、その分の技術的進歩によって性能は大幅に向上しており、登場時においては実質的にベースとなったAGE-1を上回る高性能機となった。ただ、実戦経験豊富な熟練パイロットや民間出身のパイロットは乗り慣れたジェノアス系やシャルドール系を好み、エース級のパイロットにはGバウンサーが配備されていたため、必然的に実戦経験の少ない新兵に配備される事が多かった。

本機の登場は連邦軍にとって一般パイロット用の機体で、ヴェイガンの機体と対等に戦える機体を手に入れたことを意味しており、後継機のアデルマークIIの登場後も、戦争が終わるまで多くの戦場に本機の姿があり、目覚ましい戦果が記録されている。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムAGE (アセム編)
初登場作品。連邦軍の新たな主力機として各地に配備されている。
スペースコロニー・トルディアではゼハート・ガレットゼダスRと交戦しているが、歯が立たずに全滅している。ビッグリング攻防戦ではフリット・アスノの作戦に従ってジェノアスIIシャルドール改と共に連携攻撃でマジシャンズ8ゼダスMを完全に抑え込む活躍を見せた。
ブルーシアでの式典にも何機か配備されていたが、メデル・ザントゼイダルスの襲撃で一方的に破壊されている。
機動戦士ガンダムAGE (キオ編)
アデルマークIIの開発で既に旧式化しているがオリバーノーツやロストロウランでは現役で使用されている。
ロストロウラン防衛戦ではタイタスウェアやGバウンサーのテールバインダーを装備した機体も確認出来る。
機動戦士ガンダムAGE トレジャースター
リュウジ・リュウザキが搭乗している。なお時系列的にはアニメの第1部に該当するため本来なら本機は存在していない。リュウジは本機に搭乗して未来から来たが、その未来では本機はすでに旧式となっているとあったため、第3部に該当する時代から来たと推測できる。

装備・機能編集

特殊機能編集

ウェアシステム
四肢を「Gウェア」に換装可能。また、背部にはGバウンサーのテールバインダーを装着することも可能。

武装・必殺攻撃編集

ドッズライフル
本機の主兵装。ガンダムAGE-1の物の改良型となる新規設計の武装で、同程度の威力を保ちながら、センサー類の性能向上により精密射撃モードはオミットされている。これによりコストパフォーマンスも上昇している。
ビームサーベル
両腰部に2本装備されたビームサーベル。AGE-1と同型の物だが、出力が向上している。またAGE-1とは異なり、ウェアを換装しても使用可能。
シールド
腕部に装備されるAGE-1と同型のシールド。機体本体よりも堅牢な構造となっている。

対決・名場面編集

関連機体編集

各種ウェア換装形態編集

アデル タイタス
タイタスウェアに換装した形態。
アデル スパロー
スパローウェアに換装した形態。
アデルキャノン
キャノンウェアに換装した形態。
アデル スタークス
スタークスウェアに換装した形態。

別仕様編集

アデル (ディーヴァカラー)
ディーヴァに配備されているカラーバリエーション。

系列機・派生機編集

ガンダムAGE-1 ノーマル
ベース機。
アデルマークII
後継機。グランホイールを装備した陸戦機。
アデルマークII (宇宙用)
グランホイールをスラスターに変更した宇宙戦用。
ガンダムAGE-1 (ダイキVer.)
本機を元に開発したAGE-1のレプリカ。

技術的関与のある機体編集

Gバウンサー
アデル同様ガンダムAGE-1が原型機で、こちらはスパローをベースとして設計されている。

商品情報編集

Amazon.co.jp 商品リンク: B006Q4SR18

Amazon.co.jp 商品リンク: B006Q4SQLY

リンク編集