「ガンキャノン重装型」の版間の差分

 
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| 生産形態 = 少数生産機
 
| 型式番号 = RX-77-3
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
RX-77-2 [[ガンキャノン]]の基本構造はそのままに装甲を中心として強化された重装型。RX-77-2が連携作戦用にのみ用途を留めていたのに対し、本機は単独もしくは同型の部隊編成による作戦行動用として攻撃能力とペイロードが強化されている。[[ジム・キャノン]]の開発過程で生まれた機体と言われている。
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RX-77-2 [[ガンキャノン]]の基本構造はそのままに、ガンキャノンの開発段階から問題視されていたキャノン砲発射時の反動の軽減を模索しつつ、装甲と火力の性能向上が計られた重装型。
  
生産性を高めるために[[コアブロックシステム]]はオミットされている。また、肩部への装甲の追加等の装甲強化により防御力を向上させ、ランドセル出力の強化による行動能力の拡大も図られているが、基本構造はそのままに重量が増加した事で運動性と機動性は低下している。主兵装であるキャノン砲はガンキャノンの物から実弾の連射性能および給弾能力が強化されており、換装によってビーム・キャノンへ変更することが可能となっている。
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ガンキャノンは実用試験のため[[サイド7]]に2機と、予備となる1機分のパーツが運ばれたが、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]はRXタイプ[[モビルスーツ]]の継続研究のため、ガンキャノンをベースにして重装型モビルスーツの開発を別進行の形を取って継続した(同計画は、[[ジム・キャノン]]の量産と同時並行的に推進されたとされる)。
  
しかし生産コストの高騰や戦争の早期終結により、本機は数機生産されるに留まっている。この機体のデータは[[ジム・キャノンII]]の開発に使われたと言われている。
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[[ホワイトベース]]に配備されたRX-77-2に型式番号を連ねるRX-77-3は、同型の部隊編成による作戦行動用として攻撃能力とペイロードを強化されている。実体弾の連射性能と給弾能力が改善され、ランドセル自体の出力アップに加え、行動能力の拡大化が計られている。重量増加を受けてスラスター推力も強化されたが、基本設計以上の負担により増大する重量は機動性に支障をきたしたのは言うまでもない。
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しかし生産コストの高騰や戦争の早期終結により、本機は数機生産されるに留まったが、本機をベースにバーニアスラスターなどを追加した[[ガンキャノン重装型タイプD]]や、ビーム・キャノン装備型の[[ガンキャノンII]]が開発された。[[一年戦争]]後、配備が続いた機体は[[全天周囲モニター]]への換装が成された上で[[ジャブロー]]配備となり、本機のデータは[[ジム・キャノンII]]の開発に使用されたと言われている。
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== カラーバリエーション ==
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;MSV版
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:『MSV』におけるカラーリング。青と白を基調に赤や黄色がアクセントとして入れられているなど、かなり鮮やかな配色となっている。
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;Ζ版
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:[[グリプス戦役]]時に[[ジャブロー]]に配備されていた機体。ダークブルーと水色を基調にしており、MSV版より数段暗めな配色となっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[MSV]]
 
;[[MSV]]
:出典元。機体色は明るめの青を中心に黄色や白などがアクセントとして入っている。
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:出典元。キャノン砲装備の設定画以外にもビーム・キャノンを装備した上半身の線画が存在している。
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
:第12話で[[ジャブロー]]防衛部隊として登場している。MSV版とは異なり、機体全体が暗めの青系統で統一されたカラーリングとなっている。
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:第12話に登場。[[ジャブロー]]防衛部隊として登場し、要塞内部に侵入してきた[[ネモ]]を頭上からの奇襲で行動不能に追い込む活躍を見せた。
 
;[[機動戦士ガンダム アフター ジャブロー]]
 
;[[機動戦士ガンダム アフター ジャブロー]]
 
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;換装
 
;換装
:キャノン砲もしくはビーム・キャノンをもう一方へ換装可能。
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:標準装備となる240mmキャノン砲と、[[ガンキャノンII]]と同型のビーム・キャノンを換装可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。
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:頭部に2門内蔵されている機関砲。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
:遠距離用のセンサーデバイスを搭載したタイプ。[[ガンキャノン]]の物と同じ武装。
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:遠距離用のセンサーデバイスを搭載したタイプ。[[ガンキャノン]]の物と同じ物を装備する。
 
;BR-S-85-C2 ビーム・ライフル
 
;BR-S-85-C2 ビーム・ライフル
:[[ジムII]]が使用している物と同型。『Ζ』に登場した機体が装備している。
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:[[ジムII]]が使用している物と同型のビーム・ライフル。<br/>『Ζ』に登場した機体が装備しているが、登場した次のカットでは手ぶらになっている。
 
;240mmキャノン砲
 
;240mmキャノン砲
:本機のメインウェポン。砲身が短いため、[[ガンタンク]]に比べて最大射程や射角は短くなったものの、[[ザクII]]の装甲を貫通する威力を持つ。ガンキャノンの物よりも連射性能が強化されており、2倍の発射速度を実現している。
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:本機のメインウェポン。砲身が短いため、[[ガンタンク]]に比べて最大射程や射角は短くなったものの、大口径化によって[[ザクII]]の装甲を貫通する威力を持つ。ガンキャノンの物よりも連射性能が強化されており、2倍の発射速度と給弾能力を実現している。
 
;ビーム・キャノン
 
;ビーム・キャノン
:[[ガンキャノンII]]と同型の装備。両肩のキャノン砲を換装して装備する。右側がビーム・キャノンとなり、左側が多目的精密照準システムとなっている。
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:[[ガンキャノンII]]と同型の装備。両肩のキャノン砲を換装して装備する。右肩に砲身が装備され、左肩には多目的精密照準システムが搭載される。
 
;ファイア・ナッツ
 
;ファイア・ナッツ
 
:左サイドアーマーに装着されたマガジンに装填されている手投げ弾。マガジン装填型であるため、複数個を携行する事ができる。
 
:左サイドアーマーに装着されたマガジンに装填されている手投げ弾。マガジン装填型であるため、複数個を携行する事ができる。
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2024年6月2日 (日) 20:44時点における最新版

ガンキャノン重装型
外国語表記 Guncannon Heavy Custom
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 中距離支援用モビルスーツ
生産形態 少数生産機
型式番号 RX-77-3
頭頂高 17.5m
全高 18.1m
本体重量 58.6t
全備重量 79.1t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,380kW
スラスター総推力 62,200kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
センサー有効半径 6,000m
開発組織 地球連邦軍
所属 地球連邦軍
主なパイロット 連邦兵
テンプレートを表示

概要編集

RX-77-2 ガンキャノンの基本構造はそのままに、ガンキャノンの開発段階から問題視されていたキャノン砲発射時の反動の軽減を模索しつつ、装甲と火力の性能向上が計られた重装型。

ガンキャノンは実用試験のためサイド7に2機と、予備となる1機分のパーツが運ばれたが、連邦軍はRXタイプモビルスーツの継続研究のため、ガンキャノンをベースにして重装型モビルスーツの開発を別進行の形を取って継続した(同計画は、ジム・キャノンの量産と同時並行的に推進されたとされる)。

ホワイトベースに配備されたRX-77-2に型式番号を連ねるRX-77-3は、同型の部隊編成による作戦行動用として攻撃能力とペイロードを強化されている。実体弾の連射性能と給弾能力が改善され、ランドセル自体の出力アップに加え、行動能力の拡大化が計られている。重量増加を受けてスラスター推力も強化されたが、基本設計以上の負担により増大する重量は機動性に支障をきたしたのは言うまでもない。

しかし生産コストの高騰や戦争の早期終結により、本機は数機生産されるに留まったが、本機をベースにバーニアスラスターなどを追加したガンキャノン重装型タイプDや、ビーム・キャノン装備型のガンキャノンIIが開発された。一年戦争後、配備が続いた機体は全天周囲モニターへの換装が成された上でジャブロー配備となり、本機のデータはジム・キャノンIIの開発に使用されたと言われている。

カラーバリエーション 編集

MSV版
『MSV』におけるカラーリング。青と白を基調に赤や黄色がアクセントとして入れられているなど、かなり鮮やかな配色となっている。
Ζ版
グリプス戦役時にジャブローに配備されていた機体。ダークブルーと水色を基調にしており、MSV版より数段暗めな配色となっている。

登場作品と操縦者編集

MSV
出典元。キャノン砲装備の設定画以外にもビーム・キャノンを装備した上半身の線画が存在している。
機動戦士Ζガンダム
第12話に登場。ジャブロー防衛部隊として登場し、要塞内部に侵入してきたネモを頭上からの奇襲で行動不能に追い込む活躍を見せた。
機動戦士ガンダム アフター ジャブロー
機動戦士Ζガンダム Define

装備・機能編集

特殊機能 編集

換装
標準装備となる240mmキャノン砲と、ガンキャノンIIと同型のビーム・キャノンを換装可能。

武装・必殺攻撃編集

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている機関砲。
ビーム・ライフル
遠距離用のセンサーデバイスを搭載したタイプ。ガンキャノンの物と同じ物を装備する。
BR-S-85-C2 ビーム・ライフル
ジムIIが使用している物と同型のビーム・ライフル。
『Ζ』に登場した機体が装備しているが、登場した次のカットでは手ぶらになっている。
240mmキャノン砲
本機のメインウェポン。砲身が短いため、ガンタンクに比べて最大射程や射角は短くなったものの、大口径化によってザクIIの装甲を貫通する威力を持つ。ガンキャノンの物よりも連射性能が強化されており、2倍の発射速度と給弾能力を実現している。
ビーム・キャノン
ガンキャノンIIと同型の装備。両肩のキャノン砲を換装して装備する。右肩に砲身が装備され、左肩には多目的精密照準システムが搭載される。
ファイア・ナッツ
左サイドアーマーに装着されたマガジンに装填されている手投げ弾。マガジン装填型であるため、複数個を携行する事ができる。

対決・名場面編集

機動戦士Ζガンダム編集

ネモ
第12話より。ジャブロー内に進入したネモの1機に対し、洞窟の天井からドロップキックを食らわせ戦闘不能にするという、一瞬でありながら豪快な戦法を見る事ができるシーンである。

関連機体編集

ガンキャノン
原型機。
ガンキャノン重装型タイプD
スラスターの増設により機動力を強化した改修型。
ガンキャノンII
本機を元に開発されたガンキャノンの最終生産型。

商品情報編集

フィギュア編集

リンク編集