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| {{登場メカ概要 | | {{登場メカ概要 |
| | タイトル = スペック | | | タイトル = スペック |
| + | | 別名 = リア・ドーガ |
| | 分類 = 試験用[[モビルスーツ]] | | | 分類 = 試験用[[モビルスーツ]] |
| | 生産形態 = 改修機 | | | 生産形態 = 改修機 |
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| | 主動力 = [[熱核融合炉]] | | | 主動力 = [[熱核融合炉]] |
| | ジェネレーター出力 = | | | ジェネレーター出力 = |
| + | *2,160kW (初期型) |
| + | *2,860kw (改修型) |
| | スラスター総推力 = | | | スラスター総推力 = |
− | | 装甲材質 = チタン合金セラミック複合材 | + | | 装甲材質 = ガンダリウム・コンポジット |
| | センサー有効半径 = | | | センサー有効半径 = |
| | 原型機 = [[ギラ・ドーガ]] | | | 原型機 = [[ギラ・ドーガ]] |
− | | 改修 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | + | | 改修 = |
| + | *[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] |
| + | *[[ブッホ・コンツェルン]] (機体コピー) |
| + | *ナムスド研 (設計協力) |
| | 所属 = | | | 所属 = |
| | 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | | | 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] |
− | | 所属部隊 = [[第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)]] | + | | 所属部隊 = |
| + | *[[フォン・ブラウン教導団]] |
| + | *[[第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)]] |
| | 母艦 = [[ラー・カイラム級|アドミラル・ティアンム]] | | | 母艦 = [[ラー・カイラム級|アドミラル・ティアンム]] |
− | | 主なパイロット = [[シド・アンバー]]<br/>[[リー・シャオメイ]] | + | | 主なパイロット = [[シド・アンバー]]<br/>[[リー・シャオメイ]]<br/>[[ボッシュ・ウェラー]] |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が、接収した[[ギラ・ドーガ]]を[[ジェガン]]のパーツを用いて強化改修した機体。 | + | [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が、鹵獲・回収した[[ギラ・ドーガ]]を[[ジェガン]]などのパーツを用いて改修した機体。設計素体には[[ギラ・ドーガ]]の隊長機仕様である[[ギラ・ドーガ改]]が用いられ、[[バージム]]に続きナムスド研が設計協力に携わっている。連邦軍の正式採用機ではないため、新規の型式番号は割り振られておらず、[[グラナダ教導団]]内部では原型機と区別するため「リア・ドーガ(Lehr-Doga=教導団用ドーガ)」の名称が用いられた。 |
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− | [[宇宙世紀]]0120年代において既に旧式化しているギラ・ドーガだが、改修によって原型機よりは性能が向上している。改修にジェガンのパーツを多く使用しているため、バックパックや脚部などにジェガンの意匠が多く見られる。メインカメラがゴーグル型に変更されているのも特徴で、バイザーにはシャークマウスのノーズアート、機体各部には部隊章とモデックスが施されている。 | + | [[第二次ネオ・ジオン抗争]]以降、あらゆる[[サイド]]に[[ネオ・ジオン]]シンパが潜伏している事は明白であり、敵性[[モビルスーツ]]の戦技研究を行う事は疑念の余地がなかった。しかし、当時の参謀本部は、ギラ・ドーガの調達に苦慮しており、同機が[[アナハイム・エレクトロニクス社]]の[[グラナダ]]工場で開発されている事こそ一目瞭然であったが、これを公然と購入する事は憚られていた。また、軍工廠側でコピーする事はアナハイムの知的財産権の侵害というリスクがあり、テロリストがギラ・ドーガをコピーしているからと言って、軍が同じ事を行う訳にはいかなかった。これに対し、[[サナリィ]]は[[ブッホ・ジャンク社]]が宇宙で回収した機体をブッホがコピーし、融合炉や武装、FCSなどのコピーをアナハイムが協力するという形で解決。ブッホは状態のよかったギラ・ドーガ改3機を確保し、打診を受けたアナハイムは驚くべき迅速さでパーツを供与。これによって、[[宇宙世紀]]0096年にロールアウトした。同機はジオン系MSで訓練を受けた[[エゥーゴ]]・[[ティターンズ]]系の兵士に好評で、少数ながらコロニー防衛隊にも試験配備され、サイド戦隊の数合わせにも用いられた。 |
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− | 今のところ、確認されている機体は[[第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)]]にデータ収集用・仮想敵として配備されている1機のみ。カラーリングは青系でまとめられている。
| + | 装甲材には[[ガンダリウム合金|ガンダリウム・コンポジット]]が用いられ、頭部はモノアイに対する政治的配慮からゴーグルタイプに変更されている。ジェネレーターは初期型ではギラ・ドーガと同出力のコピー品を搭載していたが、宇宙世紀0116年の改修以降は、アナハイムが入手した[[ザクIIII改]]のジェネレーターを流用した事で出力が2,860kwに増強され、大出力火器の運用が可能となった(これに伴い、放熱ダクトも四基増設されている)。脚部は整備の簡便さを重視し、[[ジェガン]]とのパーツ共有度を5割ほど高め、バックパック、腰部装甲、肩部装甲も高度にモジュール化された事で、連邦用・ジオン用問わず複数のユニットに換装出来た。 |
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| + | [[第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)]]にもデータ収集用・アグレッサー機として[[ボッシュ・ウェラー]]機が配備されていた。同機は[[第一次オールズモビル戦役]]で[[ガンダムF90]] 2号機が強奪された後、[[シド・アンバー]]の乗機として運用された。この際、バイザーにはシャークマウスのノーズアート、機体各部には部隊章とモデックスが施されている。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| :乗機であるF90 2号機を奪われた[[シド・アンバー|シド]]の代替機として登場。1号機の仮想敵として運用された後、実戦に投入。火星での戦闘では1号機と共に基地内部に侵入するが、改修された2号機の奇襲を受け大破。シドは脱出し、機体はそのまま基地内に放棄された。 | | :乗機であるF90 2号機を奪われた[[シド・アンバー|シド]]の代替機として登場。1号機の仮想敵として運用された後、実戦に投入。火星での戦闘では1号機と共に基地内部に侵入するが、改修された2号機の奇襲を受け大破。シドは脱出し、機体はそのまま基地内に放棄された。 |
| ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | | ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] |
− | :第24話に[[アメリア・コロニー]]所属の駐留部隊が運用していた機体が登場。[[リー・シャオメイ]]が搭乗し、[[ギデオン・ブロンダン]]の[[バージム]]と共に[[NSP]]から[[RFザク]]を強奪し脱出した[[リヴ・アンゲリカ|ディル・ライダー]]を援護した。シド機と同様の改修が施されているが、同機がシド機と同一機であるかは明かされていない。 | + | :第24話に[[アメリア・コロニー]]所属の駐留部隊が運用していた機体が登場。[[リー・シャオメイ]]が搭乗し、[[ギデオン・ブロンダン]]の[[バージム]]と共に[[NSP]]から[[RFザク]]を強奪し脱出した[[リヴ・アンゲリカ|ディル・ライダー]]を援護した。その後、月刊モビルマシーンVOLUME11にて機体の詳細設定が公開され、開発経緯や「リア・ドーガ」の別名が設定された。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| + | === 特殊機能 === |
| + | ;換装 |
| + | :バックパック、腰部装甲、肩部装甲が高度にモジュール化しており、勢力を問わず様々なユニットを換装可能。これは[[ザクIII]]や[[ドーベン・ウルフ]]などの敵性機の特性を極力模倣し、訓練を円滑にするための仕様でもあった。 |
| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
− | <!-- ;武装名:説明 -->
| + | ;[[ビーム・ライフル]] |
| + | :[[ジェガン]]の装備する取り回しを重視した単銃身型ビーム・ライフル。射程距離は短いものの、連射性に優れ近距離~近接戦闘において威力を発揮する。 |
| ;シールド | | ;シールド |
− | :[[ジェガン]]の物を使用。『F90』の作中で唯一確認できる手持ち装備。 | + | :[[ジェガン]]の装備する標準的な防御兵装。耐ビーム防御能力より、敵弾を弾いたり逸らすための構造と素材を採用している。<br/>『F90』の作中で唯一確認できる手持ち装備。 |
| :;2連装ミサイル・ランチャー | | :;2連装ミサイル・ランチャー |
| ::シールドの側面に2基内蔵。弾体が小型なので推進剤の容量が少なく、射程は短め。先端部に内蔵された複合センサーにより[[ミノフスキー粒子]]散布下でもある程度の誘導を可能としている。作中未使用。 | | ::シールドの側面に2基内蔵。弾体が小型なので推進剤の容量が少なく、射程は短め。先端部に内蔵された複合センサーにより[[ミノフスキー粒子]]散布下でもある程度の誘導を可能としている。作中未使用。 |
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| :[[ギラ・ドーガ改]]の装備。銃身下部にはグレネード・ランチャーが装備可能。ゲーム作品などで使用。 | | :[[ギラ・ドーガ改]]の装備。銃身下部にはグレネード・ランチャーが装備可能。ゲーム作品などで使用。 |
| :;グレネード・ランチャー | | :;グレネード・ランチャー |
− | ::銃身下部に装着されている。 | + | ::銃身下部に装着されている榴弾砲。 |
| ;ビーム・ソード・アックス | | ;ビーム・ソード・アックス |
| :近接戦用の武装。サーベル、斧、ピックの3モードに切り替え可能。ゲーム作品などで使用。 | | :近接戦用の武装。サーベル、斧、ピックの3モードに切り替え可能。ゲーム作品などで使用。 |
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| :原型機。 | | :原型機。 |
| ;[[ジェガン]] | | ;[[ジェガン]] |
− | :改修にパーツが使用されている。 | + | :改修に際し、パーツが使用されている。脚部のパーツ共有度は5割増しとなっている。 |
| ;[[ギラ・ドーガ改]] | | ;[[ギラ・ドーガ改]] |
− | :機体名が同一だが、全く別物の機体である。 | + | :設計素体。機体名が同一のため、フォン・ブラウン教導団ではアグレッサー機を「リア・ドーガ」と呼称する。 |
− | | + | ;[[ギラ・ドーガ改 (シャルル機)]] |
| + | :[[シャルル・ロウチェスター]]が搭乗したリア・ドーガ。第4世代MSのアグレッサーとして一般的な兵装を選択している。 |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| === 書籍 === | | === 書籍 === |