差分

1,744 バイト追加 、 2018年12月17日 (月) 08:15
編集の要約なし
1行目: 1行目:  
== MSZ-010 ΖΖガンダム(Double-Zeta Gundam) ==
 
== MSZ-010 ΖΖガンダム(Double-Zeta Gundam) ==
   
*登場作品:[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*登場作品:[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*デザイナー:小林誠
 
*デザイナー:小林誠
 
*分類:試作型[[可変モビルスーツ]]
 
*分類:試作型[[可変モビルスーツ]]
 
*装甲材質:ガンダリウム合金
 
*装甲材質:ガンダリウム合金
*全高:22.11m
+
*全高:21.11m
 
*頭長高:19.86m
 
*頭長高:19.86m
*乾燥重量:32.7t
+
*本体重量:32.7t
 
*全備重量:68.4t
 
*全備重量:68.4t
 
*主動力:[[熱核融合炉]]
 
*主動力:[[熱核融合炉]]
*出力:7,340kW
+
*ジェネレーター出力:7,340kW
*推力:101,000kg
+
*スラスター総推力:101,000kg、168,200kg(Gフォートレス時)
 
*センサー有効範囲:16,200m
 
*センサー有効範囲:16,200m
 
*開発組織:[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
 
*開発組織:[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
*所属:[[エゥーゴ]]
+
*所属:[[エゥーゴ]]([[ガンダム・チーム]])
*主なパイロット:[[ジュドー・アーシタ]]
+
*主なパイロット:[[ジュドー・アーシタ]]、[[ルー・ルカ]]、[[ビーチャ・オーレグ]]、他
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[Ζプロジェクト]]において[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した[[MS]]の1機。コードネームは「θ(シータ)ガンダム」。<br />[[ガンダム]]及び[[Gファイター]]の連携能力と[[Ζガンダム]]の変形機構を融合させ、さらに戦艦級の火力を持たせることをコンセプトに開発されたモンスターマシン的MSである。設計思想には[[ガンダム試作1号機]]及び[[ガンダム試作3号機]]のコンセプトをも取り込み、コア・ファイターを中核に、上半身とライフルによって構成されるコア・トップ(Aパーツ)、下半身とバックパックにより構成されるコア・ベース(Bパーツ)に機体を分離し、連携運用が可能である。ただし、A・Bパーツの運用にはそれぞれコクピットとしてコア・ファイターを接続する必要がある。これらA・B・コアファイターはそれぞれ複数の高出力ジェネレーターを搭載するため総出力ではΖガンダムの3倍以上に達し、膨大なエネルギーを火器と全身の駆動モーターに供給している。合体形態では単独でGフォートレスと呼ばれる重戦闘爆撃機に変形可能で、航続力は小型の巡洋艦に匹敵している。A・Bパーツのコア・ファイターは合体時に余剰となるため分離する必要があり、逆にMS形態では一基のコクピットで済むというメリットも併せ持つ。
 
[[Ζプロジェクト]]において[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した[[MS]]の1機。コードネームは「θ(シータ)ガンダム」。<br />[[ガンダム]]及び[[Gファイター]]の連携能力と[[Ζガンダム]]の変形機構を融合させ、さらに戦艦級の火力を持たせることをコンセプトに開発されたモンスターマシン的MSである。設計思想には[[ガンダム試作1号機]]及び[[ガンダム試作3号機]]のコンセプトをも取り込み、コア・ファイターを中核に、上半身とライフルによって構成されるコア・トップ(Aパーツ)、下半身とバックパックにより構成されるコア・ベース(Bパーツ)に機体を分離し、連携運用が可能である。ただし、A・Bパーツの運用にはそれぞれコクピットとしてコア・ファイターを接続する必要がある。これらA・B・コアファイターはそれぞれ複数の高出力ジェネレーターを搭載するため総出力ではΖガンダムの3倍以上に達し、膨大なエネルギーを火器と全身の駆動モーターに供給している。合体形態では単独でGフォートレスと呼ばれる重戦闘爆撃機に変形可能で、航続力は小型の巡洋艦に匹敵している。A・Bパーツのコア・ファイターは合体時に余剰となるため分離する必要があり、逆にMS形態では一基のコクピットで済むというメリットも併せ持つ。
24行目: 23行目:     
代表と言える[[ジュドー・アーシタ]]搭乗機は、彼の潜在的能力と[[バイオセンサー]]との相乗効果により高い戦果を上げた。ただし、この機体はグリプス戦役により人員も指導者も失ったことにより一部の部隊のみが存続するのみとなったエゥーゴ、戦力の大半を温存したネオ・ジオン共に人的資源の不足から少数精鋭体制を採らざるを得ない状況を背景に開発されており、一機のMSで戦果を挙げるための複雑な変形機構や高い火力は、コストパフォーマンスの高い機体を大量に配備するという連邦軍本来のコンセプトと根本的に相容れなかった。このため戦乱が終結し、連邦軍の戦力が整うと整備性の悪さや高額過ぎる製造コスト等が問題視され、大量配備に不向きな欠陥機と見なされるようになった。その様な理由から、機動力と火力を両立する必要がある様な限定的な状況においてのみ有用性を認められ、若干数が量産され各地に配備されるに留まっている。直系の量産機は開発されておらず、開発系譜からも姿を消している。
 
代表と言える[[ジュドー・アーシタ]]搭乗機は、彼の潜在的能力と[[バイオセンサー]]との相乗効果により高い戦果を上げた。ただし、この機体はグリプス戦役により人員も指導者も失ったことにより一部の部隊のみが存続するのみとなったエゥーゴ、戦力の大半を温存したネオ・ジオン共に人的資源の不足から少数精鋭体制を採らざるを得ない状況を背景に開発されており、一機のMSで戦果を挙げるための複雑な変形機構や高い火力は、コストパフォーマンスの高い機体を大量に配備するという連邦軍本来のコンセプトと根本的に相容れなかった。このため戦乱が終結し、連邦軍の戦力が整うと整備性の悪さや高額過ぎる製造コスト等が問題視され、大量配備に不向きな欠陥機と見なされるようになった。その様な理由から、機動力と火力を両立する必要がある様な限定的な状況においてのみ有用性を認められ、若干数が量産され各地に配備されるに留まっている。直系の量産機は開発されておらず、開発系譜からも姿を消している。
 +
 +
=== FXA-07GB コア・ファイター(Core Fighter)===
 +
*全長:11.62m
 +
*全幅:15.89m
 +
*全備重量:11.6t
 +
*スラスター総推力:20,960kg
 +
*センサー有効半径:15,480m
 +
 +
本機の中核をなすシステムで「ネオ・コア・ファイター」と呼ばれることもある。サイコミュのメインプロセッサーやコア・プロセッサーが搭載されている。
 +
 +
=== コア・トップ ===
 +
*全長:19.91m
 +
*全幅:18.52m
 +
*本体重量:19.3t
 +
*全備重量:30.9t
 +
*スラスター総推力:53,560kg
 +
 +
Aパーツ、ダブル・ビーム・ライフル、コア・ブロックで構成される戦闘機形態。機首となるダブル・ビーム・ライフルにもコックピットがあるが、メンテナンス用であり通常では危険が伴う。
 +
 +
=== コア・ベース ===
 +
*全長:12.86m、22,06m(コア・ファイター含め)
 +
*全幅:15.93m
 +
*本体重量:37.5t
 +
*全備重量:49.1t
 +
*スラスター総推力:106,800kg
 +
 +
Bパーツとコア・ファイターで構成される戦闘機形態。本機のパーツの中ではもっとも大型である。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
45行目: 71行目:  
:頭部左右2門ずつ内蔵されているバルカン砲。劇中では使用していない。
 
:頭部左右2門ずつ内蔵されているバルカン砲。劇中では使用していない。
 
;21連装ミサイル・ランチャー
 
;21連装ミサイル・ランチャー
:バックパックの左右に21発ずつ装填されている。
+
:バックパックの左右に21発ずつ装填されている。弾種はAMA-13S。
 
;ダブル・ビーム・ライフル
 
;ダブル・ビーム・ライフル
 
:正式名称2連装メガ・ビーム・ライフル。メガ・バズーカ・ランチャー並みの威力があると言われており、連射も可能である。<br />なお、[[MA]]形態時は機首を構築するパーツである為、他に類を見ない形式としてコクピットが設置されている。合体運用をする際は、ビーム・ライフルとして振り回されることになり、この[[ビーチャ・オーレグ|被害を被った人物]]もいる。このコクピットは本来、開発用の設備であり、実戦配備時にはセンサーに交換される予定だったものが、手違いからそのままに残されてしまったとも言われている。
 
:正式名称2連装メガ・ビーム・ライフル。メガ・バズーカ・ランチャー並みの威力があると言われており、連射も可能である。<br />なお、[[MA]]形態時は機首を構築するパーツである為、他に類を見ない形式としてコクピットが設置されている。合体運用をする際は、ビーム・ライフルとして振り回されることになり、この[[ビーチャ・オーレグ|被害を被った人物]]もいる。このコクピットは本来、開発用の設備であり、実戦配備時にはセンサーに交換される予定だったものが、手違いからそのままに残されてしまったとも言われている。
54行目: 80行目:  
;ハイ・メガ・キャノン
 
;ハイ・メガ・キャノン
 
:頭部に内蔵された高出力ビーム砲。所謂必殺技。コロニーレーザーの20%とも言われる出力であり、一撃で多数の目標を撃破できる火力がある。劇中初期は、不完全であった為発射すると機体の機能が低下していた。劇中後半では改善されたとも言われている。実は劇中使用頻度が低く、それ程活躍はしていない。
 
:頭部に内蔵された高出力ビーム砲。所謂必殺技。コロニーレーザーの20%とも言われる出力であり、一撃で多数の目標を撃破できる火力がある。劇中初期は、不完全であった為発射すると機体の機能が低下していた。劇中後半では改善されたとも言われている。実は劇中使用頻度が低く、それ程活躍はしていない。
 +
;機関砲
 +
:コア・ファイターの機首に2門、コア・トップの機首に4門内蔵されている。
 +
;ミサイル・ランチャー
 +
:コア・ファイターに2連装の物が2基搭載されている。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
79行目: 109行目:  
;[[FAZZ]]
 
;[[FAZZ]]
 
:「ファッツ」と読む。フルアーマーΖΖガンダムの評価試験機。追加装甲のパージ機能が無く、頭部のハイ・メガ・キャノンや腹部のハイ・メガ・キャノンもダミーとなっている。装甲材質も1ランク下の物が使われている。火力は高いが機動力は心許ない為、後方からの火力支援や長距離狙撃を目的として運用された。
 
:「ファッツ」と読む。フルアーマーΖΖガンダムの評価試験機。追加装甲のパージ機能が無く、頭部のハイ・メガ・キャノンや腹部のハイ・メガ・キャノンもダミーとなっている。装甲材質も1ランク下の物が使われている。火力は高いが機動力は心許ない為、後方からの火力支援や長距離狙撃を目的として運用された。
 +
;[[シータプラス]]
 +
:ΖΖ系列機の集大成として開発された機体。
 
;[[ガンプ]]
 
;[[ガンプ]]
 
:[[グレイ・ストーク]]が搭乗する本機に似た機体。
 
:[[グレイ・ストーク]]が搭乗する本機に似た機体。
88行目: 120行目:  
:『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』に登場するガンプラ。カラーリング以外ほぼトライオン3と同じ。
 
:『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』に登場するガンプラ。カラーリング以外ほぼトライオン3と同じ。
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*<amazon>B0003095SK</amazon>
+
<amazon>B0003095SK</amazon>
*<amazon>B0002U3EXS</amazon>
+
<amazon>B0002U3EXS</amazon>
*<amazon>B0006N145G</amazon>
+
<amazon>B0006N145G</amazon>
*<amazon>B0002U3DRA</amazon>
+
<amazon>B0002U3DRA</amazon>
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:ΖΖかんたむ}}
 +
[[Category:登場メカ英数字・記号]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]]
4,216

回編集