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== RX-77-2 ガンキャノン(Guncannon) ==
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== RX-77-2 ガンキャノン (Guncannon) ==
 
*登場作品:[[機動戦士ガンダム]]、他
 
*登場作品:[[機動戦士ガンダム]]、他
 
*デザイナー:大河原邦男
 
*デザイナー:大河原邦男
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*所属:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
*所属:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
*主なパイロット:[[カイ・シデン]]、[[ハヤト・コバヤシ]]、[[アムロ・レイ]]、他
 
*主なパイロット:[[カイ・シデン]]、[[ハヤト・コバヤシ]]、[[アムロ・レイ]]、他
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
「[[V作戦]]」で開発された、中距離支援用の[[MS]]。[[ガンタンク]]で実現できなかった二足歩行システムを導入し、連邦軍初となる本格的なMSである。[[ガンダム]]と同じコア・ブロック・システムが採用されている。装甲が厚いのでシールドを必要としないが、装甲の質量の分だけ運動性が犠牲になっている。[[カイ・シデン]]が愛用していた。素手でザクを殴ったり足払いしたり、[[ガウ]]とガウの間を飛び跳ねたりと、意外と行動派な一面を見せる。サイド7脱出からア・バオア・クー戦までホワイトベース隊の主力として戦い抜くが、[[ザクII]]のザク・バズーカの砲撃により膝関節を破壊されて、操縦不能となり機体は放棄。その後、爆発する[[ホワイトベース]]と運命をともにするかのように遺棄された本機体も爆発の光の中へと消えていった。ホワイトベース隊の他にも少数が配備されている。
 
「[[V作戦]]」で開発された、中距離支援用の[[MS]]。[[ガンタンク]]で実現できなかった二足歩行システムを導入し、連邦軍初となる本格的なMSである。[[ガンダム]]と同じコア・ブロック・システムが採用されている。装甲が厚いのでシールドを必要としないが、装甲の質量の分だけ運動性が犠牲になっている。[[カイ・シデン]]が愛用していた。素手でザクを殴ったり足払いしたり、[[ガウ]]とガウの間を飛び跳ねたりと、意外と行動派な一面を見せる。サイド7脱出からア・バオア・クー戦までホワイトベース隊の主力として戦い抜くが、[[ザクII]]のザク・バズーカの砲撃により膝関節を破壊されて、操縦不能となり機体は放棄。その後、爆発する[[ホワイトベース]]と運命をともにするかのように遺棄された本機体も爆発の光の中へと消えていった。ホワイトベース隊の他にも少数が配備されている。
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;[[機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム]]
 
:主にカイが乗った他、ハヤトやアムロも搭乗。
 
:主にカイが乗った他、ハヤトやアムロも搭乗。
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;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
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:頭頂高が約16mに変更され、ガンダムと同様のシールドを装備している。また、胸部左と左頸部に機体識別用には「108」(カイ機)、「109」(ハヤト機)のマーキングが施されている。マーキングの設定は後に劇場版に引き継がれている。
 
;[[機動戦士ガンダム|劇場版 機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム|劇場版 機動戦士ガンダム]]
:ガンタンクと入れ換える形でもう1機がホワイトベース隊に配備、ハヤトが専属パイロットとなる。
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:ジャブローでガンタンクと入れ換える形でもう1機がホワイトベース隊に配備、ハヤトが専属パイロットとなる。既述の通り、小説版の設定を輸入しているため、機体に識別番号のマーキングが施されている。また、[[ア・バオア・クー]]攻防戦ではこれらとは別の203号機が登場している。
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;[[機動戦士ガンダム戦記]] アバンタイトル
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:203号機が登場。[[エリク・ブランケ]]の[[ゲルググ]]と相対するが相手にはせず、シールドごと踏み台にしている。
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;[[機動戦士Ζガンダム]]
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:第13話、戦争博物館内部に108号機が展示されているのが確認できる。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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;ビーム・ライフル
 
;ビーム・ライフル
 
:[[ガンタンク]]と違ってジェネレーターの出力に余裕があり、連邦軍として初めてビーム兵器を採用した。当初はビーム・ライフルの生産が安定しておらず、[[ガンダム]]とは別に遠距離用のセンサーデバイスを搭載したタイプが使用され、遠距離狙撃用として使われることもあった。ただし、MSの運用法が当時確立していなかったこともあり、安定して狙撃が行えたかというと微妙である。
 
:[[ガンタンク]]と違ってジェネレーターの出力に余裕があり、連邦軍として初めてビーム兵器を採用した。当初はビーム・ライフルの生産が安定しておらず、[[ガンダム]]とは別に遠距離用のセンサーデバイスを搭載したタイプが使用され、遠距離狙撃用として使われることもあった。ただし、MSの運用法が当時確立していなかったこともあり、安定して狙撃が行えたかというと微妙である。
;ハンドグレネード
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;ハンドグレネイド
:膝部に格納されている手投げ弾。TV版で使用された描写はないが、劇場版ではア・バオア・クーの戦いにて使用している。
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:膝部に格納されている手投げ弾。劇場版でア・バオア・クー内部に侵入する際に使用している。
 
;格闘
 
;格闘
 
:支援用MSとして割り切った設計により近接用兵器はオミットされているため、接近してくるMSに対しては殴る蹴るなどの原始的な戦い方で応戦する。
 
:支援用MSとして割り切った設計により近接用兵器はオミットされているため、接近してくるMSに対しては殴る蹴るなどの原始的な戦い方で応戦する。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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=== 機動戦士ガンダム ===
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;対[[ザクII]] ([[コズン・グラハム|コズン機]])
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:第16話より。[[アコース]]のザクを撃破したアムロは、撤退しようとしていたコズンの前に立ち塞がり、右フックからの足払いで瞬く間に無力化した。ガンキャノンの格闘技が見られる貴重なシーン。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:本機の試作段階でのバリエーションの1つ。
 
:本機の試作段階でのバリエーションの1つ。
 
;[[ガンキャノン最初期型]]
 
;[[ガンキャノン最初期型]]
:『ORIGIN』に登場する[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した初の量産型二足歩行機動兵器。
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:『THE ORIGIN』に登場する[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した初の量産型二足歩行機動兵器。
 
;[[ガンキャノン機動試験型]]
 
;[[ガンキャノン機動試験型]]
 
:最初期型を引き継ぐ形で評価試験用に製作された機体。
 
:最初期型を引き継ぐ形で評価試験用に製作された機体。
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;[[ガンキャノンII]]
 
;[[ガンキャノンII]]
 
:試作機としての最終生産型。
 
:試作機としての最終生産型。
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;[[陸戦型ガンキャノン]]
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:余剰パーツを用いて生産された陸戦仕様。
 
;[[ジム・キャノン]]
 
;[[ジム・キャノン]]
 
:本機を元に[[ジム]]の生産ラインを流用して開発された機体。
 
:本機を元に[[ジム]]の生産ラインを流用して開発された機体。
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<amazon>B01DK4SCJ8</amazon>
 
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<amazon>B01GCSIQDG</amazon>
 
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]