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動乱の終結後には車椅子生活を送っている。これは一期エドモントンでのマクギリス戦で重傷を負って歩行不可能な身体になり、ガンダム・ヴィダールに搭載されている阿頼耶識システムTypeEによる歩行補助を受けていたのを、二期での決着後に「戦わないという決意」によって自ら阿頼耶識TypeEとの接続を完全に外した事によるものだという。そうした彼の表情は険が取れて一期の頃のように明るく、車椅子を押すジュリエッタにもっと肉付きがある方が好みだと語り、にこやかに食事デートに誘っている。
 
動乱の終結後には車椅子生活を送っている。これは一期エドモントンでのマクギリス戦で重傷を負って歩行不可能な身体になり、ガンダム・ヴィダールに搭載されている阿頼耶識システムTypeEによる歩行補助を受けていたのを、二期での決着後に「戦わないという決意」によって自ら阿頼耶識TypeEとの接続を完全に外した事によるものだという。そうした彼の表情は険が取れて一期の頃のように明るく、車椅子を押すジュリエッタにもっと肉付きがある方が好みだと語り、にこやかに食事デートに誘っている。
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ちなみに一期後のガエリオの生存がマクギリスの敗北の大きな要因であると公式インタビューや視聴者間などでも語られるが、死亡したと思われていた彼がどのように助かったかは明らかになっていない。これを果たすには「周囲に敵方の人々が通る場所で停止したガンダムキマリス・キマリスの中で重傷を負ったガエリオ・大都市の中で停止した巨大MSに生命維持を任せていたアインやその脳」を、マクギリスや鉄華団や都市の人々に気づかれないようにアリアンロッドのラスタル(二期登場キャラ)が確保する、という至難の業が必要となる。SeedDestinyにおける「不可能を可能にして生き残った男」や「セーフティシャッター」の類型であろうか。
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ちなみに一期後のガエリオの生存がマクギリスの敗北の大きな要因であると公式インタビューや視聴者間などでも語られるが、死亡したと思われていた彼がどのように助かったかは明らかになっていない。これを果たすには「周囲に敵方の人々が通る場所で停止したガンダムキマリス・キマリスの中で重傷を負ったガエリオ・大都市の中で停止した巨大MSに生命維持を任せていたアインやその脳」を、マクギリスや鉄華団や都市の人々に気づかれないようにアリアンロッドのラスタル(二期登場キャラ)が確保する、という至難の業が必要となる。また、二期終盤バエルとの決戦でアイン脳が焼き切れType-Eシステムは使えなくなっているにも関わらず自分の足で歩いてマクギリスの元に辿り着けるなどこの点も不可解である。
    
なおガエリオは初期案では1期で退場する予定であったが、シリーズ構成の岡田麿里氏がガエリオの声優であった松風氏の人柄を気に入ったため予定を変更して続投することになったと明かされている。そのため上記のものを含めて大なり小なり不整合が発生してしまっている。
 
なおガエリオは初期案では1期で退場する予定であったが、シリーズ構成の岡田麿里氏がガエリオの声優であった松風氏の人柄を気に入ったため予定を変更して続投することになったと明かされている。そのため上記のものを含めて大なり小なり不整合が発生してしまっている。
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=== ギャラルホルン ===
 
=== ギャラルホルン ===
 
;[[マクギリス・ファリド]]
 
;[[マクギリス・ファリド]]
:幼少期からの親友。元はファリド家に迎えられた妾腹の子であったが、そんなマクギリスを毅然と認めたカルタの影響もあってか出会った頃から対等な付き合いをしてきている。共にギャラルホルンに属してからは妹[[アルミリア・ボードウィン|アルミリア]]との婚約の事もあり、良好な関係。しかしガエリオにとっては幼少から劣等感と裏腹の憧れの対象でもあり、優男の仮面によって人望も備えたマクギリスの親友として認められることに喜びを感じてもいた。一期にて「マクギリスはガエリオのことが実は嫌い」という設定もあったようで、ガエリオ声優の松風氏が担当キャラが死ぬ可能性を危惧して親友関係を主張していくことにした、という微笑ましいエピソードが明かされている。
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:幼少期からの親友。元はファリド家に迎えられた妾腹の子であったが、そんなマクギリスを毅然と認めたカルタの影響もあってか出会った頃から対等な付き合いをしてきている。共にギャラルホルンに属してからは妹[[アルミリア・ボードウィン|アルミリア]]との婚約の事もあり、良好な関係。しかしガエリオにとっては幼少から劣等感と裏腹の憧れの対象でもあり、優男の仮面によって人望も備えたマクギリスの親友として認められることに喜びを感じてもいた。一期では「マクギリスはガエリオのことが実は嫌い」という設定もあったようで、ガエリオ声優の松風氏が担当キャラが死ぬ可能性を危惧して親友関係を主張していくことにした、というエピソードが明かされている。
 
;[[アイン・ダルトン]]
 
;[[アイン・ダルトン]]
 
:鉄華団追撃任務に際して、アインの志願に応えたマクギリスがガエリオの新たな部下として配属させたパイロット。上司や同僚に期待され気遣われる新兵キャラだったアインの出番延命にともない、火星では差別される日陰者だったという設定が加わったが、ガエリオはそんな彼に一部下として接するとともに「有象無象とは違う」とみなして強い信頼を結ぶこととなる。鉄華団との戦闘でアインが意識不明の重体に陥った際には彼を救うために奔走。医師がアインの生存に不可欠だとした(地球で差別対象である義肢や人工臓器などの)機械化処置を「機械の化け物」だと拒否するとともに、アインを戦える身体に戻せと要求。そこでなされたマクギリスの進言によって、禁忌とされる阿頼耶識システムの投入を決意した。
 
:鉄華団追撃任務に際して、アインの志願に応えたマクギリスがガエリオの新たな部下として配属させたパイロット。上司や同僚に期待され気遣われる新兵キャラだったアインの出番延命にともない、火星では差別される日陰者だったという設定が加わったが、ガエリオはそんな彼に一部下として接するとともに「有象無象とは違う」とみなして強い信頼を結ぶこととなる。鉄華団との戦闘でアインが意識不明の重体に陥った際には彼を救うために奔走。医師がアインの生存に不可欠だとした(地球で差別対象である義肢や人工臓器などの)機械化処置を「機械の化け物」だと拒否するとともに、アインを戦える身体に戻せと要求。そこでなされたマクギリスの進言によって、禁忌とされる阿頼耶識システムの投入を決意した。
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:アリアンロッド艦隊所属の整備兵。ガンダム・ヴィダールを初めとした機密性の高い機体の整備を任されている。
 
:アリアンロッド艦隊所属の整備兵。ガンダム・ヴィダールを初めとした機密性の高い機体の整備を任されている。
 
;[[イオク・クジャン]]
 
;[[イオク・クジャン]]
:セブンスターズのクジャン家当主にてアリアンロッド艦隊第二艦隊司令官。お互い事務的なやり取りに終始し、確執も関係描写もほとんどない。同じ七星の若者として幼なじみであるはずだが、イオクが騒動を起こすときにもガエリオは同じ場所にいないことが多い。
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:セブンスターズのクジャン家当主にてアリアンロッド艦隊第二艦隊司令官。
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: 当初のシナリオ予定を変更してガエリオが生き延びた影響なのか、劇中ではお互い事務的なやり取りに終始し、確執も関係描写もほとんどない。同じ七星の若者として幼なじみであるはずだがそういった会話もなかった。また、イオクが火星に行く事になったのは元はといえば七星勲章に関するヴィダール(ガエリオ)の何気ない発言が発端だが、火星でのMAが起こした騒動の際にもガエリオとは同じ場所にいなかった。
 
;[[石動・カミーチェ]]
 
;[[石動・カミーチェ]]
:マクギリスの目指す未来に夢を見て付き従う部下。マクギリスは部下の事すら道具にしか思っていない男だというガエリオの主張に対して、石動はそのような感傷的な関係をマクギリスに求めていないと反論した。マクギリスの語る理想に夢を見た者同士ではあったが、裏切られたことで夢から覚めセブンスターズとしての自分を選んだガエリオと冷遇されるコロニー出身者として最後までマクギリスの未来に夢を見ていた彼とは分かり合う事は無かった。
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:マクギリスの目指す未来に夢を見て付き従う部下。マクギリスは部下の事すら道具にしか思っていない男だというガエリオの主張に対して、石動はそのような感傷的な関係をマクギリスに求めていないと反論した。マクギリスの語る理想に夢を見た者同士ではあったが、裏切られたことでマクギリスと決別しセブンスターズとしての自分を選んだガエリオと冷遇されるコロニー出身者として最後までマクギリスの未来に夢を見ていた彼とは分かり合う事は無かった。
    
=== 鉄華団 ===
 
=== 鉄華団 ===
 
;[[三日月・オーガス]]
 
;[[三日月・オーガス]]
:自身にとって因縁浅からぬ宿敵(と本人は思っている)。火星で締め上げられた事に端を発し、軌道上での戦いは回線越しの声からお互いに相手の正体を看破することもあった。<br />しかし出会う度に「チョコレートの隣の人」だの「ガリガリ」だの好き放題に呼ばれており、名前をまともに覚えて貰えない模様。一期では三日月の阿頼耶識を見たことで嘔吐し、アインが阿頼耶識を施したのちも本物で三日月たちの阿頼耶識をまがいものだと扱っていた。だが二期にてギャラルホルンの本部で交戦した際には、自らも阿頼耶識システムを用いたことで心境の変化があったのか、阿頼耶識の施術を受けている彼らを唾棄すべき存在だとした事を一言謝罪している。
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:自身にとって因縁浅からぬ宿敵(と一方的に本人は思っている)。火星で締め上げられた事に端を発し、軌道上での戦いは回線越しの声からお互いに相手の正体を看破することもあった。<br />しかし出会う度に「チョコレートの隣の人」だの「ガリガリ」だの好き放題に呼ばれており、名前をまともに覚えて貰えない模様。一期では三日月の阿頼耶識を見たことで嘔吐し、アインが阿頼耶識を施したのちも本物で三日月たちの阿頼耶識をまがいものだと扱っていた。だが二期にてギャラルホルンの本部で交戦した際には、自らも阿頼耶識システムを用いたことで心境の変化があったのか、阿頼耶識の施術を受けている彼らを唾棄すべき存在だとした事を一応謝罪している。
    
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 
;[[アルミリア・ボードウィン]]
 
;[[アルミリア・ボードウィン]]
:年の離れた幼い妹。マクギリスに恋焦がれており、後に婚約が成された。二期では会話の機会はなく、ガエリオにとっても憎き仇の元で暮らしていることになるが、お互いへの言及もほとんどないままだった。
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:年の離れた幼い妹。マクギリスに恋焦がれており、後に婚約が成された。二期では会話の機会はなく、ガエリオにとっても憎き仇の元で暮らしていることになるが、お互いへの言及もほとんどないままだった。最終回では、マクギリスの事を殺したのはガエリオだということも知っているはずだが、そもそも出番がない為マクギリス事件後はどういう関係かも不明である。
 
;[[ガルス・ボードウィン]]
 
;[[ガルス・ボードウィン]]
 
:父親。ボードウィン家の現当主。
 
:父親。ボードウィン家の現当主。
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