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その結果、これまでのように原作を追うものでもなく、スーパーロボット大戦やG-Generationシリーズのようなミキシングしたものでもない、まったく新しい物語を生み出すことに成功。原作ファンはもちろん、シリーズをまったく知らないプレイヤーにも「自分で自由にカスタマイズできる」という部分が興味を引いているという。
 
その結果、これまでのように原作を追うものでもなく、スーパーロボット大戦やG-Generationシリーズのようなミキシングしたものでもない、まったく新しい物語を生み出すことに成功。原作ファンはもちろん、シリーズをまったく知らないプレイヤーにも「自分で自由にカスタマイズできる」という部分が興味を引いているという。
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テーマソングには放映中のアニメ「[[ガンダムビルドファイターズトライ]]」の主題歌も歌うBack-ONを起用、ビルドファイターズトライに登場する機体を早くも取り入れ、非ゲームプレイヤー層にもアピール。ガンプラ杯を開催して他媒体とのメディアミックスを意欲的に行うなど、ゲームの枠を飛び出して「ガンプラ」としての展開を行っている。
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テーマソングには放映中のアニメ「[[ガンダムビルドファイターズトライ]]」の主題歌も歌うBack-ONを前作から引き続き起用、ビルドファイターズトライに登場する機体を早くも取り入れ、非ゲームプレイヤー層にもアピール。ガンプラ杯を開催して他媒体とのメディアミックスを意欲的に行うなど、ゲームの枠を飛び出して「ガンプラ」としての展開を前作同様に行っている。
    
勿論ファンサービスも手ぬかりなく、前作ガンダムブレイカーの頃から取沙汰されていたプロモーション動画(PV)は原作ファン爆笑必至のネタ満載で、ガンダムブレイカー2でも同様に制作された。また、ガンプラは作ったら見せたくなるもの、という心理を突いて「ガンダムブレイカー2モビルスーツ開発室」をオープン。これはプレイヤーが制作した「俺ガンダム」をウェブサイトにアップロードして公開するというソーシャルサービスで、ゲーム内ハンガーで撮影した映像をワンタッチでアップロードすることができるもの。
 
勿論ファンサービスも手ぬかりなく、前作ガンダムブレイカーの頃から取沙汰されていたプロモーション動画(PV)は原作ファン爆笑必至のネタ満載で、ガンダムブレイカー2でも同様に制作された。また、ガンプラは作ったら見せたくなるもの、という心理を突いて「ガンダムブレイカー2モビルスーツ開発室」をオープン。これはプレイヤーが制作した「俺ガンダム」をウェブサイトにアップロードして公開するというソーシャルサービスで、ゲーム内ハンガーで撮影した映像をワンタッチでアップロードすることができるもの。
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ストーリーも取り立ててみるところのなかった前作から「ガンプラバトルシュミレーター2.0の仮想世界」での出来事として宇宙と地球を舞台に完全オリジナルの物語を展開。演出面も大いに強化された。
 
ストーリーも取り立ててみるところのなかった前作から「ガンプラバトルシュミレーター2.0の仮想世界」での出来事として宇宙と地球を舞台に完全オリジナルの物語を展開。演出面も大いに強化された。
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一方、不満が出なかったかというとそうでもなく、第一には難易度調整の問題点がある。これは通常では問題にならないレベルではあるが、単純な殲滅はまだしも拠点防衛などの複雑な状況での戦闘で、味方のAIがまったく頼りにならず、難易度が跳ね上がってしまっている。ただ単に敵を倒せばよいというものではないため調整が難航したことは容易に想像できるが、非常に残念なところ。
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一方、不満が出なかったかというとそうでもなく、第一には難易度調整の問題点がある。これは通常では問題にならないレベルではあるが、単純な殲滅はまだしも拠点防衛などの複雑な状況での戦闘で、味方のAIがまったく頼りにならず、難易度が跳ね上がってしまっている。ただ単に敵を倒せばよいというものではないと言う事や味方機が活躍し過ぎても意味がないと言う子ど等から調整が難航したことは容易に想像できるが、非常に残念なところ。
    
可変機体が変形できないという部分に関してはやはり不満が挙げられるが、そもそも変形プロセスが異なる機体を組み合わせた場合に確実に不具合が出ることが予想できるため、その点に関しては残念としながらもおおむね理解されている模様。
 
可変機体が変形できないという部分に関してはやはり不満が挙げられるが、そもそも変形プロセスが異なる機体を組み合わせた場合に確実に不具合が出ることが予想できるため、その点に関しては残念としながらもおおむね理解されている模様。
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さらに、登場する機体や武装の制作に要求されるCAD(設計書)の入手ルートが限られており、最初期に入手できる武装の設定になっているにも関わらず、肝心のCADがゲームクリア後でなければ手に入らない、あるいはそもそも手に入らないという調整ミスも目立つ。これはのちにDLCでの配信も視野に入れていると言われているため、何らかの形で改善されることが期待されている。
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さらに、登場する機体や武装の制作に要求されるCAD(設計書)の入手ルートが限られており、最初期に入手できる武装の設定になっているにも関わらず、肝心のCADがゲームクリア後でなければ手に入らない、あるいはそもそも手に入らないという調整ミスも目立つ。これはのちにDLCでの配信やアップデートも視野に入れていると言われているため、何らかの形で改善されることが期待されている。
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また、一年戦争を中心とした時代の機体バリエーションに比べ、以降の作品の、特に敵対勢力側のモビルスーツが非常に少なく、シリーズごとの偏りも大きいことが挙げられる。
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また、前作に比べると使用可能なガンプラ数は増えたものの一年戦争を中心とした時代の機体バリエーションに比べ、以降の作品の、特に敵対勢力側のモビルスーツが非常に少なく、シリーズごとの偏りも大きいことが挙げられる。
主人公勢力の機体は多く取り入れられている割に、敵勢力機体は2、3種類がせいぜいという偏りようで、ブルーデスティニー1、2、3号機はまだしもペイルライダー、ガルマ専用ザクといったマニア向けの機体を採用する一方、機動戦士ガンダム00のボス機体であるリボーンズガンダムは登場しない(ガンダム00の敵勢力機体は他にも登場しているためガンダム00が冷遇されているというわけではない)。また、シリーズごとにも偏りがあり、新機動戦記ガンダムWからは仲間たちの機体それぞれの機体にTV版、EndlessWalts版、カスタム版とバリエーションを持たせているが、機動武闘伝Gガンダムのシャッフル同盟からはサイ・サイシーのドラゴンガンダムのみという扱いの悪さである。余談だがチボデーの乗るガンダムマックスターはゲーム作品でもほとんど登場しない不遇の機体である。
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主人公勢力の機体は多く取り入れられている割に、敵勢力機体は2、3種類がせいぜいという偏り(作品によっては敵味方問わず量産機が登場しない)ようで、ブルーデスティニー1、2、3号機はまだしもペイルライダー、ガルマ専用ザクといったマニア向けの機体を採用する一方、シリーズごとにも偏りがあり、新機動戦記ガンダムWからは仲間たちの機体それぞれの機体にTV版、EndlessWalts版、カスタム版とバリエーションを持たせているが、機動武闘伝Gガンダムのシャッフル同盟からはサイ・サイシーのドラゴンガンダムのみという扱いの悪さである。余談だがチボデーの乗るガンダムマックスターはゲーム作品でもほとんど登場しない不遇の機体である。機動新世紀ガンダムXからはガンダムX(ディバイダーを含む)、ガンダムヴァサーゴHBのみ(ガンダムDXは後に配信予定)で、∀ガンダムに至っては∀ガンダムのみ(ターンXは後に配信予定)となっている。
機動戦士ガンダムSEEDも同様であり、シンの乗るインパルスとデスティニーを敵側勢力とカテゴライズすればつり合いは取れるものの、名機ジンやゲイツが登場しない。機動戦士ガンダムAGEからはガンダムAGE-1ノーマル、ガンダムAGE-1タイタス、ガンダムAGE-2ダブルバレット、ガンダムAGE-2ダークハウンド、ガフランという非常に中途半端なラインナップとなっている。基礎機体であるガンダムAGE-1スパローはおろかガンダムAGE-3や最終機体であるガンダムAGE-FXも登場せず、さらに敵勢力のヴェイガン側は量産機がたった1機のみである。
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機動戦士ガンダムSEEDも同様であり、シンの乗るインパルスとデスティニーを敵側勢力とカテゴライズすればつり合いは取れるものの、ジンやゲイツと言った非ガンダムタイプの量産機が登場しないがガンダムタイプや外伝であるアストレイシリーズ等からも多岐に渡り登場している。機動戦士ガンダムOOはファーストシーズンを中心に一部セカンドシーズンの機体が登場し、劇場版からはダブルオークアンタのみなっている。機動戦士ガンダムAGEからはガンダムAGE-1、ガンダムAGE-2、ガフランとなっている。ガンダムAGE-2は本編に登場したタイプはノーマルの色違いの特務隊仕様を除き一通り出ているものの、ガンダムAGE-1はタイタスだけの登場となり、ガンダムAGE-1スパローや強化形態のフラット、グランサはおろか基本形態であるガンダムAGE-1ノーマルはタイタスとの共通部だけとなっている。ガンダムAGE-3や最終機体であるガンダムAGE-FXも登場していない。
このあたりの取捨選択は制作側も断腸の思いがあったことは想像に難くないが、若干ながら疑問の残る点と言えなくもない。
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このあたりの取捨選択はガンダムがシリーズとしてモビルスーツの数が膨大になり過ぎたせいもあって制作側も断腸の思いがあったことは想像に難くないが、若干ながら疑問の残る点と言えなくもない。
    
そして何より(完全なゲーム進行ができなくなるわけではないが)バランスが崩壊しかねない重大なバグが多少なりともあるということも挙げられる。これはユーザー側に有利なものであるため一概にバグとはいえず(あるいは難易度が高すぎると感じるプレイヤーのための救済処置ともとれる)、一方で協力プレイでは最も効率のよいバグ利用のみをしていればよい、という声もあり、非常にもったいない。
 
そして何より(完全なゲーム進行ができなくなるわけではないが)バランスが崩壊しかねない重大なバグが多少なりともあるということも挙げられる。これはユーザー側に有利なものであるため一概にバグとはいえず(あるいは難易度が高すぎると感じるプレイヤーのための救済処置ともとれる)、一方で協力プレイでは最も効率のよいバグ利用のみをしていればよい、という声もあり、非常にもったいない。
    
決して未完成品を発売したというわけではないし、それを推奨するものではないが、いずれはアップデートやダウンロードコンテンツによって改善されていくことが望まれている。
 
決して未完成品を発売したというわけではないし、それを推奨するものではないが、いずれはアップデートやダウンロードコンテンツによって改善されていくことが望まれている。
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