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*キャラクターデザイン:
 
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[[オーブ連合首長国]]の前代表首長[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の一人娘。活発な少女で人思いな面もある。行動力もあるが、独断専行が強い。
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[[オーブ連合首長国]]の前代表首長[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の一人娘。活発な少女で行動力もあるが、独断専行が強い。父[[ウズミ・ナラ・アスハ]]に「お前は世の中を知らん」と叱咤され、ならばと身分を隠して飛び出してしまう鉄砲玉のような性格をしている。
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一方でキラやアスランが精神的に追い詰められ、ショック状態にある時にはやさしく諭し、傍に寄り添ってやるなど母性も備えており、本質は非常に心優しい。
    
中立コロニー・ヘリオポリスでオーブが兵器開発しているのを知って潜入するが、地球連合とザフトの戦いに巻き込まれ、命を[[キラ・ヤマト|キラ]]に救われる。その後は北アフリカの「明けの砂漠」に加わり、この後は[[アークエンジェル]]と行動を共にし、オーブへ戻る。だが、キラが[[アスラン・ザラ|アスラン]]によって倒されると一人でキラを捜索するところを、アスランと出会う。お互い今の心情を爆発する事で距離を縮めあい、心配な面があるアスランに「ハウメアのお守り」を与えて、別れを告げた。キラとアスランの和解のきっかけを作ったりと影ながらサポートしていくが、地球連合のオーブ侵攻時にウズミからキラとは兄妹であると告げられ、終生の別れとなった。宇宙に出てからは[[ストライクルージュ]]を駆り、サポート役として戦争を終結させた。
 
中立コロニー・ヘリオポリスでオーブが兵器開発しているのを知って潜入するが、地球連合とザフトの戦いに巻き込まれ、命を[[キラ・ヤマト|キラ]]に救われる。その後は北アフリカの「明けの砂漠」に加わり、この後は[[アークエンジェル]]と行動を共にし、オーブへ戻る。だが、キラが[[アスラン・ザラ|アスラン]]によって倒されると一人でキラを捜索するところを、アスランと出会う。お互い今の心情を爆発する事で距離を縮めあい、心配な面があるアスランに「ハウメアのお守り」を与えて、別れを告げた。キラとアスランの和解のきっかけを作ったりと影ながらサポートしていくが、地球連合のオーブ侵攻時にウズミからキラとは兄妹であると告げられ、終生の別れとなった。宇宙に出てからは[[ストライクルージュ]]を駆り、サポート役として戦争を終結させた。
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2年後にはオーブの代表として各国平定の毎日を過ごす。
 
2年後にはオーブの代表として各国平定の毎日を過ごす。
 
ユニウスセブン落下後に悪化したプラントと地球連合の間で関係が悪化すると、参戦を強要する地球連合の要求と、不戦・不干渉を貫くオーブの理念の間で完全な板ばさみになってしまう。
 
ユニウスセブン落下後に悪化したプラントと地球連合の間で関係が悪化すると、参戦を強要する地球連合の要求と、不戦・不干渉を貫くオーブの理念の間で完全な板ばさみになってしまう。
彼女の代表としてのカリスマと決断力に乏しい面が浮き彫りとなる。これは、前作では無鉄砲で向こう見ずな性格だった彼女が、国家元首となったことで、逆に自分の決断の重さを知り、周囲に気を使いすぎてしまっていることが原因とおもわれる。また、いまだに「姫」と呼ばれていることからも、周囲との距離が近い(近すぎる)こともあげられる。一個人として慕われているが、翻って「侮られている」ことでもある。
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彼女の代表としてのカリスマと決断力に乏しい面が浮き彫りとなる。これは、前作では無鉄砲で向こう見ずな性格だった彼女が、国家元首となったことで、逆に自分の決断の重さを知り、周囲に気を使いすぎてしまっていることが原因とおもわれる。それでも未熟ながらも亡き父、ウズミの意志を継いで国の基本理念を貫こうと言う姿勢を取っている為、軍人からは慕われている。
 
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しかし一方で、いまだに「姫」と呼ばれていることからも、周囲との距離が近い(近すぎる)こともあげられる。一個人として慕われているが、翻って「侮られている」ことでもある。
しかし、その一方で未熟ながらも亡き父、ウズミの意志を継いで国の基本理念を貫こうと言う姿勢を取っている為、軍人からは慕われている。
      
ユウナとの戦略結婚の婚姻式の最中にキラに連れ出され、暫くアークエンジェルで成り行きを見届ける。再び戦争を外から見ることで己の未熟さを知ることとなる。ザフトのオーブ侵攻の際は自分が何をすべきかを悟り、父の形見、[[MS]][[アカツキ]]と父の遺言を受け取り、崩壊寸前のオーブを救った。この後、オーブ代表としての威厳を備わり、プラント代表[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の考え方を[[ラクス・クライン|ラクス]]ともに否定し、全面対決の姿勢で臨んだ。
 
ユウナとの戦略結婚の婚姻式の最中にキラに連れ出され、暫くアークエンジェルで成り行きを見届ける。再び戦争を外から見ることで己の未熟さを知ることとなる。ザフトのオーブ侵攻の際は自分が何をすべきかを悟り、父の形見、[[MS]][[アカツキ]]と父の遺言を受け取り、崩壊寸前のオーブを救った。この後、オーブ代表としての威厳を備わり、プラント代表[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の考え方を[[ラクス・クライン|ラクス]]ともに否定し、全面対決の姿勢で臨んだ。
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なお、[[キラ・ヤマト]]とは遺伝子的に双子とされているが、出自の関係でどちらが先に生まれたのかは不明。そのため、彼女が姉を自称している。キラも特に不満はないようで、二人の関係は上下のない姉弟という姿に落ち着いている。
 
なお、[[キラ・ヤマト]]とは遺伝子的に双子とされているが、出自の関係でどちらが先に生まれたのかは不明。そのため、彼女が姉を自称している。キラも特に不満はないようで、二人の関係は上下のない姉弟という姿に落ち着いている。
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ちなみにドネル・ケバブはチリソース派。
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
<!-- :作品名:解説 -->
 
<!-- :作品名:解説 -->
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:キラの幼馴染み。無人島の件で親しくなり、後に恋人関係になる。
 
:キラの幼馴染み。無人島の件で親しくなり、後に恋人関係になる。
 
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
:友人。
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:友人。あるいは弟のパートナーとしても見ているが、指導者として毅然とした彼女に憧れや尊敬もしている。</br>といっても、女性として比べられるのはさすがに……。
 
;[[レドニル・キサカ]]
 
;[[レドニル・キサカ]]
 
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:[[明けの砂漠]]のメンバー。カガリに淡い恋心を抱いており、率先してパートナーを買って出るなど健気なアピールをしていたが、残念ながら恋愛に疎いカガリには全く気づいてもらえていなかった。バルトフェルド隊の追撃戦で死亡。なお、既存ムック「ガンダムSEEDキャラクター大辞典」の「アフメド・エル・ホセ」の表記は誤り(または発音の問題で変更)とされ、HDリマスター準拠の表記となっている。
 
:[[明けの砂漠]]のメンバー。カガリに淡い恋心を抱いており、率先してパートナーを買って出るなど健気なアピールをしていたが、残念ながら恋愛に疎いカガリには全く気づいてもらえていなかった。バルトフェルド隊の追撃戦で死亡。なお、既存ムック「ガンダムSEEDキャラクター大辞典」の「アフメド・エル・ホセ」の表記は誤り(または発音の問題で変更)とされ、HDリマスター準拠の表記となっている。
 
;[[ユウナ・ロマ・セイラン]]
 
;[[ユウナ・ロマ・セイラン]]
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:許婚。常にカガリを子ども扱いし、その手腕は高く評価していたものの、人間的にはあまり魅力を感じていなかった。結婚に関してもあくまでもオーブのためという責任感によるものが大半で、夫婦という意味では愛情のようなものはほとんど描写されていなかった。物語が進むうちにどんどん幼稚化していったユウナに対して人間的に成長したカガリは毅然とした態度を取るようになり、立場は逆転。その後はグフイグナイテッドの下敷きとなったユウナは完全に忘れられてしまった。
 
;[[ウナト・エマ・セイラン]]
 
;[[ウナト・エマ・セイラン]]
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:許婚のユウナ・ロマ・セイランの父。つまり未来の義父。抜け目ない性格をしており、カガリではなくユウナを介してオーブの政策立案を行ってきた。ゆくゆくはカガリと結婚したユウナの後ろ盾となり、摂政政治を行おうとしていたフシがある。カガリはユウナ同様に手腕を高く評価していたが、常に「先代はこうであった」と父と比較されることに辟易しており、またその真意を見せない態度を快く思ってはいなかったようだ。
 
;[[メイリン・ホーク]]
 
;[[メイリン・ホーク]]
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:アスランを巡る恋敵。といっても、カガリ本人はそれを知らず、アスランも結局はその好意を知りながらもカガリを選んだため、当て馬になってしまった。カガリ自身は彼女個人に対しての悪感情はなく、アスランを助けてくれた人、といった認識のようだ。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「ああ……やっぱり……!」<br />「地球軍の新型機動兵器……っ、お父様の裏切り者!!」
 
;「ああ……やっぱり……!」<br />「地球軍の新型機動兵器……っ、お父様の裏切り者!!」
 
:ヘリオポリスで極秘に開発されていたGTXシリーズ(ガンダム)を見つけて。[[オーブ連合首長国]]の国是を謳いながら、その実他国の戦争に協力しているという二枚舌は、カガリのようなまっすぐな性格では許せなかったのだろう。しかし、それも国を守るためのしたたかな外交術でもあるのだが、それを受け入れるには彼女はまだ世界を知らなすぎた。
 
:ヘリオポリスで極秘に開発されていたGTXシリーズ(ガンダム)を見つけて。[[オーブ連合首長国]]の国是を謳いながら、その実他国の戦争に協力しているという二枚舌は、カガリのようなまっすぐな性格では許せなかったのだろう。しかし、それも国を守るためのしたたかな外交術でもあるのだが、それを受け入れるには彼女はまだ世界を知らなすぎた。
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;「うんまぁ~~い!ほら!お前もケバブにはチリソースが当たり前だ!」
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:突如現われヨーグルトソースをお勧めする[[アンドリュー・バルトフェルド|謎の男))に、あてつけのように舌鼓を打ってみせる。肉と肉汁の味と舌にピリリと立つチリソースの味わいは絶品。後引く辛さを野菜・穀物(トルティーヤやライスなど)で中和し、再び辛い肉を頬張ると、それこそ本当にいくらでも食べれてしまう。これはカガリならずとも「ケバブにはチリソース」の意見は否定し辛い。
 
;「殺されたから殺して、殺したから殺されて…それでホントに最後は平和になるのかよォ!ええっ!?」
 
;「殺されたから殺して、殺したから殺されて…それでホントに最後は平和になるのかよォ!ええっ!?」
 
:キラを自爆までして倒したアスランに。母親を、友人を失った悲しみを怒りに換え、それを戦う理由としたアスランだったが、結局最後には何も得られなかった。しかし、何も得られないということを理解しながらも、それでも戦わなければいられないという彼に対して、憎悪の連鎖を断ち切れと叱咤するカガリの言葉は、後々のアスランの行動や考え方に深く影響を与えることとなった。
 
:キラを自爆までして倒したアスランに。母親を、友人を失った悲しみを怒りに換え、それを戦う理由としたアスランだったが、結局最後には何も得られなかった。しかし、何も得られないということを理解しながらも、それでも戦わなければいられないという彼に対して、憎悪の連鎖を断ち切れと叱咤するカガリの言葉は、後々のアスランの行動や考え方に深く影響を与えることとなった。
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