差分
編集の要約なし
== アルフレッド・イズルハ(Alfred Izuruha) ==
*登場作品:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
*登場作品:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
*声優:浪川大輔(OVA)比嘉久美子(クライマックス・UC以降)
*声優:浪川大輔(OVA)比嘉久美子(クライマックス・UC以降)
*生年月日:
<!-- *生年月日: -->
*年齢:11歳
*年齢:11歳
*身長:---cm
*身長:---cm
*体重:---kg
*体重:---kg
*血液型:
<!-- *血液型: -->
*所属:民間人
*所属:民間人
*役職・称号など:小学5年生
*役職・称号など:小学5年生
*主な搭乗機:[[ザクⅡ改]]
*主な搭乗機:[[ザクII改]]
*キャラクターデザイン:
<!-- *キャラクターデザイン: -->
中立を宣言する[[サイド6]]の[[スペースコロニー|コロニー]]「リボー」に住む小学5年生。躾に厳しい母子家庭で育つ。成績不振と厳しい母親との生活に鬱屈しており、戦争の悲惨さを知らないことから、[[一年戦争]]によって自分の日常が変わることを望んでいた。
そんなある日、偶然に森に墜落していく[[ザクII改]]を目撃し、そのパイロットである[[バーナード・ワイズマン]]と出会う。子供の純粋さゆえか、戦争への忌避感がなかったため、バーニィの話術で使い走りのような形でバーニィ、及び[[ジオン軍]]の[[サイクロプス隊]]に協力する。
「リボー」潜入中は怪しまれないように義理の兄弟と偽ったり、故障したザクII改を修理したりと何かと行動をともにするうちに、本当の兄のように慕うようになるが、サイクロプス隊の作戦失敗時に人の死を目にし、それによってジオン軍からのコロニーへの核攻撃、さらにはバーニィから「利用していた」と騙されていたことを知り、11歳の少年には重すぎるほどに傷ついてしまう。
核攻撃に怯える日々に苛まれるが、核攻撃を防ぐために現れたバーニィから「最後の作戦」を託され、戦場へ赴く彼を見送る。バーニィが新型ガンダム[[アレックス]]との死闘の最中、核攻撃を行うとされていたジオン艦隊が降伏したことを知り、戦いをやめさせようと戦場へ駆けつけるも、相打ちとなって大破するザクII改を目の当たりにする。
後日、戦争終結を知らせる新学期の学校集会で、サイド6で起きた小さな戦争の全貌を知るたった一人のアルは、さまざまな想いから涙を流し、同級生は戦争が終わってしまったことを悲しんでいると勘違いし、「また戦争は起きるよ」と頓珍漢な励ましをする。これはアルがかつてそうであった同級生との対比となっており、彼が一連の事件で戦争の愚かしさやむなしさを知り、成長したことを如実に示している。
後日、戦争終結を知らせる新学期の学校集会で、サイド6で起きた小さな戦争の全貌を知るたった一人のアルは、さまざまな想いから涙を流し、同級生は戦争が終わってしまったことを悲しんでいると勘違いし、「また戦争は起きるよ」と頓珍漢な励ましをする。これはアルがかつてそうであった同級生との対比となっており、彼が一連の事件で戦争の愚かしさやむなしさを知り、成長したことを如実に示している。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
;[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
:一般人として、また戦争の悲惨さを知らないという、視聴者そのものを投影した彼の目を通して「ポケットの中の戦争」は語られる。物語が進む中で、自分の近しい人が死んでいくのが戦争だということを知り、子供から大人へと成長する。
:一般人として、また戦争の悲惨さを知らないという、視聴者そのものを投影した彼の目を通して「ポケットの中の戦争」は語られる。物語が進む中で、自分の近しい人が死んでいくのが戦争だということを知り、子供から大人へと成長する。
:
:
;「この頃ぼくは思い出す。初めてザクを見た日のことを。止められなかった戦いのことを。」<br/ >「バーニィ、忘れないよ。」
;「この頃ぼくは思い出す。初めてザクを見た日のことを。止められなかった戦いのことを。」<br/ >「バーニィ、忘れないよ。」
:DVD版「ポケットの中の戦争」のCM。地球時間を加算すれば、この時点でのアルは21歳となる。
:DVD版『ポケットの中の戦争』のCM。現実の時間を加算すれば、この時点でのアルは21歳となる。
== 余談 ==
アルはガンダムシリーズの主人公では現時点で最年少であるが、浪川大輔はガンダムシリーズの主役を担当した声優の最年少記録保持者である(当時12歳!)。これは、年齢の視聴者層と同じ少年を起用したことで、より距離感を近いものにしようとする目的があったといわれる。
当時の時点で浪川の力量は子供のそれではなく、『E.T』『グーニーズ』『ネバーエンディングストーリー』といったビッグタイトルの主人公の吹き替えを担当していることからも良くわかる。アルの演技を聞いた関係者が、声優が成人女性ではなく浪川大輔と知って「これが12歳の演技か!」と度肝を抜かれたという逸話が残っているほど。ただし、なぜか仕事によって出来の落差が激しいことでも知られており、現在でも「浪川以外(が)考えられない」というハマリ役と、「浪川以外(しか)考えられない」というほどに合わないケースがたびたび起きる。これは、声優の小野坂昌也によると「浪川は天才なので、なんとなくでも役をこなせてしまうから」とのこと。
現在に至るまで、ゲーム、アニメ、映画に限らず広く活動しているが、その多くで主役、または準主役級の重要なポジションはもちろん、ヘタレキャラに至るまでを演じることで非常に人気がある。最近のガンダムでは『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ミハエル・トリニティ]]、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ゼラ・ギンス]]、『[[機動戦士ガンダムUC]]』の[[リディ・マーセナス]]役を担当している。
なお、1999年にDVD版『ポケットの中の戦争』の発売に際し、TVCMが打たれたが、このナレーションは浪川大輔が担当しており、キャスティングも「アル」として、成長した彼のモノローグとなっている。
{{DEFAULTSORT:あるふれつと いするは}}
[[Category:登場人物あ行]]
[[Category:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]