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同年8月にアンソロジーコミック集『SDクラブ』、9月にアンソロジーコミック集『サイバーコミックス』で漫画『機動戦士ガンダムF90』が掲載され、10月には[[ガンプラ|プラモデル]]による商品展開も開始。主役機「ガンダムF90」とミッションパック数種類が立体化されている。+漫画版の舞台は『F91』の3年前、宇宙世紀0120年に起こった第1次オールズモビル戦役での出来事を描いている。ただし掲載当初はF90の建造年次が0120年の設定であり<ref>AE側の競合機である「MSA-120」の型式番号はその設定に由来している。</ref>それに基づいた筋書きの物語で創作されている為現行の公式設定と比較した場合矛盾や齟齬の有る描写が散見される<ref>111年に建造されて10年は経過しているF90がまるでロールアウト直後の様な試験運用メニューを行っている事、120年代には既に完成していたLタイプやVタイプなどのミッションパックの存在が無く、制作上最先発で開発されたA、D、Sタイプの三種しか存在していない様に描写されている事等</ref>。+2年後の第2次オールズモビル戦役については『[[機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122]]』にて描かれている。+※各人物名についてはサイバーコミックス版に準じる。+
{{書籍概要
{{書籍概要
−| タイトル = <small>漫画（サイバーコミックス版）</small>
+| タイトル = <small>漫画（サイバーコミックス版）</small><br/><small>機動戦士ガンダムF90</small>
| 読み =
| 読み =
| 外国語表記 =
| 外国語表記 =
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−| タイトル = <small>漫画（SDクラブ版）</small>
+| タイトル = <small>漫画（SDクラブ版）</small><br/><small>機動戦士ガンダムF-90</small>
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| 読み =
| 外国語表記 =
| 外国語表記 =
| 著者 =
| 著者 =
| 原案 =
| 原案 =
−| 原作 =
+| 原作 = 山口宏<br/>中原れい
−| 作画 =
+| 作画 = 神田正宏
| 企画 =
| 企画 =
| 編集 =
| 編集 =
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| 掲載期間 = 1990年8月 第15号、第17号～第20号
| 掲載期間 = 1990年8月 第15号、第17号～第20号
| 巻数 =
| 巻数 =
−| 話数 = 未完・未単行本化
+| 話数 = 全5話 (未完・未単行本化)
| 価格 =
| 価格 =
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}}
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『[[機動戦士ガンダムF91]]』における[[MSV]]の1つで、『F91』の公開（1991年3月）に先駆けて前史として発表されたプラモデル展開および漫画作品。[[ガンダムF91]]の没案をベースとした機体「[[ガンダムF90]]」を中心とする企画である。企画が公開されたのは模型雑誌『B-CLUB』（1990年6月）の誌上で、この時はタイトルにハイフンが入った『機動戦士ガンダムF-90』だった。
『[[機動戦士ガンダムF91]]』における[[MSV]]の1つで、『F91』の公開（1991年3月）に先駆けて前史として発表されたプラモデル展開および漫画作品。[[ガンダムF91]]の没案をベースとした機体「[[ガンダムF90]]」を中心とする企画である。企画が公開されたのは模型雑誌『B-CLUB』（1990年6月）の誌上で、この時はタイトルにハイフンが入った『機動戦士ガンダムF-90』だった。
−同年8月にアンソロジーコミック集『SDクラブ』で漫画『機動戦士ガンダムF-90』、9月にアンソロジーコミック集『サイバーコミックス』で漫画『機動戦士ガンダムF90』が掲載され、10月には[[ガンプラ|プラモデル]]による商品展開も開始。主役機「ガンダムF90」とミッションパック数種類が立体化されている。
−漫画版の舞台は『F91』の3年前、宇宙世紀0120年に起こった[[第一次オールズモビル戦役]]での出来事を描いている。ただし掲載当初はF90の建造年次が0120年の設定であり<ref>AE側の競合機である「MSA-120」の型式番号はその設定に由来している。</ref>、それに基づいた筋書きの物語で創作されているため現行の公式設定と比較した場合、矛盾や齟齬の有る描写が散見される<ref>111年に建造されて10年は経過しているF90がまるでロールアウト直後の様な試験運用メニューを行っている事、120年代には既に完成していたLタイプやVタイプなどのミッションパックの存在が無く、制作上最先発で開発されたA、D、Sタイプの三種しか存在していない様に描写されている事等</ref>。
−『F91』の公開後には本作から2年後を舞台とするSFC用ソフト『[[機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122]]』が発売され、作中で[[第二次オールズモビル戦役]]が展開されている。
== ストーリー ==
== ストーリー ==
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== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
−※SDクラブ版とサイバーコミックス版で一部キャラクターの氏名や容姿が異なる。本項ではサイバーコミックス版を基準とし、SDクラブ版の氏名を括弧書きで記載する。
=== メインキャラクター ===
=== メインキャラクター ===
;[[デフ・スタリオン]]
;[[デフ・スタリオン]]
:主人公。ガンダムF90 1号機に搭乗する。モビルスーツ好きではあるが極度の軍人嫌い。
:主人公。ガンダムF90 1号機に搭乗する。モビルスーツ好きではあるが極度の軍人嫌い。
−;[[シド・アンバー]]
+;[[シド・アンバー]] (ベック・ベノ)
:デフの相棒。楽観的な性格だが、デフへの対抗心は強い。
:デフの相棒。楽観的な性格だが、デフへの対抗心は強い。
−;[[ナヴィ]]
+;[[ナヴィ]] (サニナ・イリューシュ)
:ヒロイン。デフ達とチームを組んでいるものの、彼らの問題行動に度々頭を抱えることになる。
:ヒロイン。デフ達とチームを組んでいるものの、彼らの問題行動に度々頭を抱えることになる。
=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
−;[[ボッシュ・ウェラー|ボッシュ]]
+;[[ボッシュ・ウェラー|ボッシュ]] (ウェラー大佐)
:デフ達の上官で、かつて第二次ネオ・ジオン戦争を経験した人物。面倒見のいい人物ではあるが…。
:デフ達の上官で、かつて第二次ネオ・ジオン戦争を経験した人物。面倒見のいい人物ではあるが…。
−;[[アントニン・ノヴォトニー|ノヴォトニー]]
+;[[アントニン・ノヴォトニー|ノヴォトニー]] (ドルス司令)
:艦隊旗艦アドミラル・ティアンムの艦長。
:艦隊旗艦アドミラル・ティアンムの艦長。
+;[[エリク]]
+:第13独立機動艦隊に所属するジェガンパイロット。
=== [[サナリィ]] ===
=== [[サナリィ]] ===
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==== 艦艇 ====
==== 艦艇 ====
−*[[アドミラル・ティアンム]]
+*[[ラー・カイラム級]][[アドミラル・ティアンム]]
*[[アイリッシュ級]]
*[[アイリッシュ級]]
200行目:
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*[[RFギャン]]
*[[RFギャン]]
*[[RFアッザム]]
*[[RFアッザム]]
+*[[ド・ダイ改]]
*[[オリンポス・キャノン]]
*[[オリンポス・キャノン]]
=== その他 ===
=== その他 ===
−*[[ジュピトリス級|コバヤシ丸]]
+*[[ジュピトリス]]級[[コバヤシ丸]]
*[[MSA-120]] (設定のみ)
*[[MSA-120]] (設定のみ)
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;[[オールズモビル]]
;[[オールズモビル]]
:火星に本拠地を構える旧ジオン公国軍の残党組織。旧公国軍機（またはそれに酷似した機体）を使用している事から「オールズモビル」と呼称されるようになった。
:火星に本拠地を構える旧ジオン公国軍の残党組織。旧公国軍機（またはそれに酷似した機体）を使用している事から「オールズモビル」と呼称されるようになった。
+;[[第一次オールズモビル戦役]]
+:オールズモビルによるコバヤシ丸撃沈を発端とする地球連邦軍とオールズモビルの戦い。
== 関連作品 ==
== 関連作品 ==
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:本作の続編にあたる作品。F90が引き続き主役機として登場し、オールズモビルとの激闘が再び繰り広げられる。
:本作の続編にあたる作品。F90が引き続き主役機として登場し、オールズモビルとの激闘が再び繰り広げられる。
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
−:宇宙世紀0112年から始まるF90とそのテストパイロット達の動向が描かれた作品。本作の前日譚でもあり、ボッシュなどの関連人物や兵器も登場する。
+:宇宙世紀0112年から始まるF90とそのテストパイロット達の動向が描かれた作品。本作の前日譚でもあり、ボッシュなどの関連人物や兵器も登場する。後述する本作の初期プロットも部分的に設定として組み込まれているのも特徴。
;[[機動戦士ガンダムF90クラスター]]
;[[機動戦士ガンダムF90クラスター]]
:『F90FF』の続編。本作で描かれた第一次オールズモビル戦役を起点に物語が展開され、デフ達のその後の動向も描かれている。
:『F90FF』の続編。本作で描かれた第一次オールズモビル戦役を起点に物語が展開され、デフ達のその後の動向も描かれている。
;[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]]
;[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]]
:本作と同様、『F91』のMSV枠としてプラモデル展開などが行われた作品。作中に登場する「[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]」が本作の「フォーミュラ計画」と密接に関係している。
:本作と同様、『F91』のMSV枠としてプラモデル展開などが行われた作品。作中に登場する「[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]」が本作の「フォーミュラ計画」と密接に関係している。
−;B-CLUB 71
+;[[月刊MSジャーナル]]
−:1991年10月発売のB-CLUB 71に収録されている「MSジャーナル ダイジェスト版第2号」では、上記の中原版『F90』が「[[宇宙世紀]]にバンダイモデルクラフトから発売された架空戦記コミック」という体裁で解説されている。
+:雑誌「B-CLUB」における連載企画。1991年10月発売のB-CLUB 71に収録されている「MSジャーナル ダイジェスト版第2号」では、上記のサイバーコミックス版『F90』が「[[宇宙世紀]]にバンダイモデルクラフトから発売された架空戦記コミック」という体裁で解説されている。
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]
:「F」に本作が初参戦。各キャラクターのボイス収録が行われた。担当声優についてはテレビアニメ「赤い光弾ジリオン」をオマージュした配役となっている。
:「F」に本作が初参戦。各キャラクターのボイス収録が行われた。担当声優についてはテレビアニメ「赤い光弾ジリオン」をオマージュした配役となっている。
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[[Category:シリーズ一覧]]
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[[Category:機動戦士ガンダムF90|*きとうせんしかんたむF90]]
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