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== 各世界観における火星 ==
 
== 各世界観における火星 ==
 
=== [[宇宙世紀]] ===
 
=== [[宇宙世紀]] ===
宇宙世紀改暦以前から開拓地として注目されていたが、[[スペースコロニー|島3号型コロニー]]の開発成功に加え、[[木星]]及び[[アステロイドベルト]]と比較しての経済的アドバンテージの低さ<ref>この二箇所はヘリウム3やコロニー資源となる小惑星等が採取可能であり、その分資本も多く投入されていた。</ref>から辺境として認識されおり、連邦政府は宇宙世紀0087年の[[ジュピトリス]]地球帰還をもって惑星開発計画の規模縮小を決定し、火星移民計画も中止に至った。
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宇宙世紀改暦以前から開拓地として注目されていたが[[スペースコロニー|島3号型コロニー]]の開発成功に加え、[[木星]]及び[[アステロイドベルト]]と比較しての経済的アドバンテージの低さ<ref>この二箇所はヘリウム3やコロニー資源となる小惑星等が採取可能であり、その分資本も多く投入されていた。</ref>から辺境として認識されおり、連邦政府は宇宙世紀0087年の[[ジュピトリス]]地球帰還をもって惑星開発計画の規模縮小を決定し、火星移民計画も中止に至った。一方、[[デギン・ソド・ザビ]]は[[一年戦争]]以前からアステロイドベルトの開発や木星開発公社と結んでの独自のヘリウム船団の編成と共に、外宇宙全域にジオンの後方領域を確立するべく火星の開発に尽力しており、半ば放棄されていた火星の再植民を成功させ、木星・アステロイドベルトの後方基地と並び、一年戦争開戦に至るまでのジオン生産力の一翼を担うことになった。
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地表は大気の改善が行われていない為、都市は「ラッピング構造体」と呼ばれる規格を採用しており、市外へはエアロックを介して移動し、活動にも[[ノーマルスーツ]]が必要となる。衛星の一つである[[フォボス]]には宇宙港が置かれており、火星の玄関口として機能している。
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一年戦争終結後はジオン共和国による資本導入が行われ、地球圏で配送した勢力の待避所として機能することになる。一年戦争終戦後の[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に火星を追撃する余力はなく、火星に撤退したジオン艦隊は[[ジオンマーズ]]を結成。火星プラントを利用し[[アクシズ]]製MSの改良型を複数開発し、その活動を支援したが、[[グリプス戦役]]後は[[ティターンズ]]残党の戦力を得た[[レジオン]]がジオンマーズを追い落とし火星を支配。エレノアサテライトによって火星の制空権を掌握し、同時に大規模な移民受け入れを行うようになった。レジオン崩壊後も火星では[[ネオ・ジオン]]や[[袖付き]]の残党が流入し、その内部で幾度かのヘゲモニー闘争<ref>このレジオン建国戦争をきっかけとする諸紛争は、地球圏でその存在を認知されていなかったと思われる(『ガンダムF90』のノヴォトニーや、『刻に抗いし者』のヴァンの台詞等)。</ref>を経つつも総体としては戦力を温存し、地球圏のジオン残党支援を行いつつ再始動の時を待ち続け、宇宙世紀0120年に連邦へ反旗を翻した。
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[[一年戦争]]後は[[ジオン共和国]]による資本導入が行われているが、一方で地球圏で敗走した勢力の避難所として機能しており、[[ジオン残党]]や[[ティターンズ]]の敗残兵が逃げ込み、そこで権力争いを繰り返していた。当初は[[ジオンマーズ]]がそこに武力による実効支配を敢行、火星に建設されたプラントを利用し[[アクシズ]]製MSの改良型を複数開発するなど、アクシズ支援に動いていたが、[[グリプス戦役]]後は[[ティターンズ]]残党の戦力を得た[[レジオン]]がジオンマーズを追い落とし火星を支配。エレノアサテライトによって火星の制空権を掌握し、同時に大規模な移民の受け入れも行っていた。
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火星は単なる敗軍艦隊が流れ込んだ辺境の根拠地ではなく、ルナツーに匹敵する巨大プラントであると同時に外宇宙の交易中心地でもあり、[[ブッホ・コンツェルン]]のようなスペースノイド系企業と交易を持っていた。これら企業は火星を介する形で連邦政府の規制を逃れて必要な物資を入手しており、中には[[クロスボーン・バンガード]]の蜂起に必要な艦艇やMSの部品などが含まれていたと言われている。
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レジオン壊滅後も火星では[[ネオ・ジオン]]や[[袖付き]]の残党の流入と内乱が繰り返され、火星独立ジオン軍([[オールズモビル]])に統合。宇宙世紀0120年に連邦に反旗を翻している<ref>このレジオン建国戦争をきっかけとする諸紛争は、地球圏でその存在を認知されていなかったと思われる(『ガンダムF90』のノヴォトニーや、『刻に抗いし者』のヴァンの台詞等)。</ref>
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火星の地表は大気の改善が行われていない為、都市は「ラッピング構造体」と呼ばれる規格を採用しており、市外へはエアロックを介して移動し、活動にも[[ノーマルスーツ]]が必要となる。軌道上にはいくつかのコロニーも設けられているが、全体としては小規模なものであった<ref>これは、火星の引力は開発するには大規模に過ぎ、本格的なマスドライバーを設置して重力井戸から脱出するだけのエネルギーを確保することが経済的でないと考えられていたため。</ref>。衛星の一つである[[フォボス]]には宇宙港が置かれており、火星の玄関口として機能している。
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宇宙世紀0091年時点はアルカディア平原のサイドアルカディアが唯一の都市として扱われていたが、0095年にはマリナー・シティが最大規模の植民地として扱われている。生活基盤には戦後放出された[[熱核融合炉]]や[[エネルギーCAP]]が活用されているが、[[レジオン]]政権下では[[ガンダムTR-6[インレ]]]の大気圏離脱用ブースターのジェネレーターを都市基盤に組み込んでいた。
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宇宙世紀0091年時点はアルカディア平原のサイドアルカディアが唯一の都市として扱われていたが、0095年にはマリナー・シティが最大規模の植民地として扱われている。生活基盤には戦後放出された[[熱核融合炉]]や[[エネルギーCAP]]が活用されているが、[[レジオン]]政権下では[[ガンダムTR-6[インレ]]]の大気圏離脱用ブースターのジェネレーターを都市基盤に組み込み、利用していた。
    
オリンポス山はレジオン政権下において「アリシアの繭」と呼ばれる[[アリシア・ザビ]]の居城が置かれていたが、レジオン政権の瓦解とともに崩壊。宇宙世紀0095年にはジオン系企業の資本によって惑星間商業用マスドライバーの建設計画が実行されたものの、[[第一次オールズモビル戦役]]時には[[オリンポス・キャノン]]が建造され、オールズモビルの地球攻撃拠点として機能した。
 
オリンポス山はレジオン政権下において「アリシアの繭」と呼ばれる[[アリシア・ザビ]]の居城が置かれていたが、レジオン政権の瓦解とともに崩壊。宇宙世紀0095年にはジオン系企業の資本によって惑星間商業用マスドライバーの建設計画が実行されたものの、[[第一次オールズモビル戦役]]時には[[オリンポス・キャノン]]が建造され、オールズモビルの地球攻撃拠点として機能した。
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