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人類が宇宙での生活に適応する上で必要とされる身体機能拡張技術「GUND」をモビルスーツ用に軍事転用した物であり、[[パーメット]]を媒介として人体と機械を有機的にリンクさせることで人間機能を拡張することを目的とし、GUNDフォーマットを搭載したMSは[[GUND-ARM]]([[ガンダムタイプ|ガンダム]])と総称される。
人類が宇宙での生活に適応する上で必要とされる身体機能拡張技術「GUND」をモビルスーツ用に軍事転用した物であり、[[パーメット]]を媒介として人体と機械を有機的にリンクさせることで人間機能を拡張することを目的とし、GUNDフォーマットを搭載したMSは[[GUND-ARM]]([[ガンダムタイプ|ガンダム]])と総称される。
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GUNDは本来、宇宙放射線対策として[[モビルクラフト]]や医療技術として義肢に搭載されるなど、人類が宇宙での生存に適応するために[[ヴァナディース機関]]で開発された福祉工学技術であったが、ヴァナディース機関を[[オックス・アース・コーポレーション]]が買収し、モビルスーツ用の基幹システムとして転用。その結果、GUNDフォーマットへと発展した。
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GUNDは本来、宇宙放射線対策として[[モビルクラフト]]や医療技術用の義肢に搭載されるなど、人類が宇宙での生存に適応するために[[ヴァナディース機関]]で開発された福祉工学技術であったが、ヴァナディース機関を[[オックス・アース・コーポレーション]]が買収し、モビルスーツ用の基幹システムとして転用。その結果、GUNDフォーマットへと発展した。
GUNDによる情報処理のフィードバックは、操作対象の大きさ、複雑さに左右され、義肢レベルのサイズであれば問題なく使用できるが、[[モビルスーツ]]のような複雑で巨大な対象を操作する場合、操縦者は膨大な情報のフィードバック(=データストーム)を受けてしまう。GUND-ARMに搭乗し、データストームに晒された搭乗者は異常な発汗、呼吸困難、空間認識能力の低下、言語障害や神経障害など様々な症状が現れ、最悪の場合死に至るケースもある。その危険性は[[デリング・レンブラン]]からも「呪い」と糾弾され、[[ドミニコス隊]]によるオックス社及びヴァナディース機関に対する武力制圧の口実とされた。しかし、GUNDフォーマットを介してパーメットを制御すれば一定空間内に拡散しているパーメット群を即座に操作可能となり、操縦者もパーメットの情報を受けることで空間認識の増大やガンビットの操作などの恩恵を受けられるため、一般的なMSに対する大きなアドバンテージとなっている。
GUNDによる情報処理のフィードバックは、操作対象の大きさ、複雑さに左右され、義肢レベルのサイズであれば問題なく使用できるが、[[モビルスーツ]]のような複雑で巨大な対象を操作する場合、操縦者は膨大な情報のフィードバック(=データストーム)を受けてしまう。GUND-ARMに搭乗し、データストームに晒された搭乗者は異常な発汗、呼吸困難、空間認識能力の低下、言語障害や神経障害など様々な症状が現れ、最悪の場合死に至るケースもある。その危険性は[[デリング・レンブラン]]からも「呪い」と糾弾され、[[ドミニコス隊]]によるオックス社及びヴァナディース機関に対する武力制圧の口実とされた。しかし、GUNDフォーマットを介してパーメットを制御すれば一定空間内に拡散しているパーメット群を即座に操作可能となり、操縦者もパーメットの情報を受けることで空間認識の増大やガンビットの操作などの恩恵を受けられるため、一般的なMSに対する大きなアドバンテージとなっている。