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| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 量産機
| 型式番号 = LM111E02<ref>末尾のE02は開発コードを示し、本来なら「E01」に相当する機体も存在する筈だが、ザンスカールのMS開発にも関わりを持ったサナリィからの機密漏洩を防ぐ目的で「E01」のコードは抹消されている。</ref>
| 型式番号 = LM111E02<ref>末尾のE02は開発コードを示し、本来なら「E01」に相当する機体も存在する筈だが、ザンスカールのMS開発にも関わりを持ったサナリィからの機密漏洩を防ぐ目的で「E01」のコードは抹消されている。</ref>
| 頭頂高 = 14.9m
| 頭頂高 = 14.9m
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プロトタイプ2機によるテストを経て初期生産型6機が量産され、その後増備タイプと呼ばれる仕様の7機に生産が移行。[[ガンブラスター]]配備後もカラーリングを変更した後期生産型の建造が続けられ、一部は連邦軍部隊にも供与されている。
プロトタイプ2機によるテストを経て初期生産型6機が量産され、その後増備タイプと呼ばれる仕様の7機に生産が移行。[[ガンブラスター]]配備後もカラーリングを変更した後期生産型の建造が続けられ、一部は連邦軍部隊にも供与されている。
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== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士Vガンダム]]
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:初登場作品。先行量産機が6機ロールアウトし、[[シュラク隊]]の初期の機体として第10話から戦闘に参加した。ただ、続く第11話でヘレン機が撃墜されたのを皮切りに次々と無残に散っていき、シュラク隊の悲劇の象徴ともなった。シュラク隊のメンバーがVガンダムやガンブラスターに乗り換えた後も順次量産され、[[ザンスカール戦争]]で活躍。その内、第49話では[[ザンスカール帝国]]の鹵獲機を[[カテジナ・ルース]]が[[ウッソ・エヴィン]]に対する不意打ちの為に使用した。
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;[[機動戦士Vガンダム ニューモビルスーツバリエーション]]
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:『V』本編に登場したデザインの機体は増備タイプに分類されており、シュラク隊の機体はそれとはやや形状の異なる初期生産型と設定されている。加えて、後期量産タイプも設定された。
== 仕様バリエーション ==
== 仕様バリエーション ==
;初期生産型
;初期生産型
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:シュラク隊が運用する初期に生産されたモデル。他の仕様に比べてリアアーマーの形状がプロトタイプと同形状になっている他、ビーム・シールドの基部がやや大きめになっている。
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:シュラク隊が運用する初期に生産されたモデル。機体形状はプロトタイプと概ね同一であり、他の仕様に比べて腰部リアアーマーの下部に切れ込みが無い(『V』本編映像の作画と同一)、ショルダーアーマーの肩口側にスリットが2つあるなどの違いがある。他にもビーム・シールドの発生器がやや大きめの物を使用している。
;増備タイプ
;増備タイプ
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:ヴィクトリータイプの生産に合わせて生産されたモデル。『V』本編に登場したのがこれになる。
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:ヴィクトリータイプの生産に合わせて生産されたモデル。設定画に準じた形状となっている。
;後期量産タイプ
;後期量産タイプ
:ガンブラスター配備後に生産されたモデル。機体形状は増備タイプと同一、機体色はガンブラスターと同一のカラーリングに塗装されている。
:ガンブラスター配備後に生産されたモデル。機体形状は増備タイプと同一、機体色はガンブラスターと同一のカラーリングに塗装されている。
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== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士Vガンダム]]
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:初登場作品。[[シュラク隊]]の初期の機体として第10話から戦闘に参加した。ただ、続く第11話でヘレン機が撃墜されたのを皮切りに次々と無残に散っていき、シュラク隊の悲劇の象徴ともなった。シュラク隊のメンバーがVガンダムやガンブラスターに乗り換えた後も順次量産され、[[ザンスカール戦争]]で活躍。その内、第49話では[[ザンスカール帝国]]の鹵獲機を[[カテジナ・ルース]]が[[ウッソ・エヴィン]]に対する不意打ちの為に使用した。
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;[[機動戦士Vガンダム ニューモビルスーツバリエーション]]
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:仕様違いの機体が複数設定された。その内、『V』本編に登場したデザインの機体は増備タイプに分類されており、シュラク隊の機体はそれとはやや形状の異なる初期生産型と設定されている。加えて、後期量産タイプも設定された。
== 装備・機能 ==
== 装備・機能 ==
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:左肩に装備されたウェポン・ボックスに内蔵された連装式ランチャー。2発の実体弾が装填されており、主に牽制に使用された。機体の汎用性を損なう事なく火力を充実させる為の装備と考えられている。
:左肩に装備されたウェポン・ボックスに内蔵された連装式ランチャー。2発の実体弾が装填されており、主に牽制に使用された。機体の汎用性を損なう事なく火力を充実させる為の装備と考えられている。
;[[ビーム・サーベル]]
;[[ビーム・サーベル]]
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:右肩部ウェポン・ボックスに収納された近接格闘装備。使用時にはボックスのハッチが展開した後、グリップを引き抜いてビーム刃を展開する。グリップはヴィクトリー・タイプと異なり円筒形となっている。
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:右肩部ウェポン・ボックスに1本収納されている近接格闘装備。使用時にはボックスのハッチが展開した後、グリップを引き抜いてビーム刃を展開する。グリップはヴィクトリー・タイプと異なり円筒形となっている。
;[[ビーム・ライフル]]
;[[ビーム・ライフル]]
:Vガンダムが装備している物と同タイプのビーム・ライフル。機関部であるビーム・ピストルを中心に出力増加バレルやマルチサイト、ストックといった各種デバイスで構成される。
:Vガンダムが装備している物と同タイプのビーム・ライフル。機関部であるビーム・ピストルを中心に出力増加バレルやマルチサイト、ストックといった各種デバイスで構成される。
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:[[サナリィ]]が開発した大口径ビーム兵器。[[クラスターガンダム]]に実験的に装備されたものを連邦軍が正式採用した物であり、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]がライセンス生産を行っている。リガ・ミリティアで使用する物はコネクター部分とEパックの容量に改良が加えられている。
:[[サナリィ]]が開発した大口径ビーム兵器。[[クラスターガンダム]]に実験的に装備されたものを連邦軍が正式採用した物であり、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]がライセンス生産を行っている。リガ・ミリティアで使用する物はコネクター部分とEパックの容量に改良が加えられている。
;[[ビーム・シールド]]
;[[ビーム・シールド]]
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:前腕部のハードポイントに装着可能なビーム・シールド。Vガンダムのような固定装備ではなく、ハードポイントに装着して使用するオプション装備となっている。
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:前腕部のハードポイントに装着可能なビーム・シールド。Vガンダムのような固定装備ではなく、ハードポイントに装着して使用するオプション装備となっている。『V-MSV』の設定画では大小2種類のシールド発生器が掲載されている。
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=== その他 ===
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;スコップ
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:『V』第11話で[[ベチエン]]の無舗装路を整備していた[[ジェムズガン]]が持っていたMSサイズのスコップ。[[ガッダール隊]]の[[戦闘バイク]] (乙型)と交戦していたジュンコ機が相手の速射機関砲を防ぐため、咄嗟に地面に刺さっていたスコップで防御。攻撃を受け止めて壊れたスコップを投げつけて、相手を撃破している。
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;オーバーハング・パック
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:[[Vダッシュガンダム]]のオプション装備である追加バックパック。『V』第25話の戦闘中、ペギー機がウッソのVダッシュから借用し携行武器として使用。その後、ウッソがコア・ファイターからコア・ブースターへ換装する際に返却された。
== 対決・名場面 ==
== 対決・名場面 ==