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コクピットは頭部と胸部の2箇所にあり、パイロット2名による運用も可能。その際は火器管制(頭部)と機体制御(胸部)を分担するが、ニュータイプパイロット用の感応波センサーは頭部コクピットに備えられており、頭部から全機能をコントロールする事ができた。また、頭部は緊急脱出ポッドとしても運用でき、データ及びパイロットの回収率が高められている。サイコミュの主機はボディ側に搭載されており、頭部との接続が途絶えた場合にはミノフスキー通信(いわゆる無線式サイコミュ)による遠隔制御に切り替えることも可能である。双方のコクピットは機体自体が航宙艇並みの規模だったこともあってか往還可能となっているが、試作機であったためか機体の起動や初期設定などはボディ側のコクピットで行う必要があった。なお、ボディユニットは中型の航宙戦闘艇そのものであり、高出力ジェネレーターと豊富なプロペラントを内装。このほか、[[エルメス]]に載されていたサイコミュとほぼ同等のスペックを持つデバイスが搭載されている<ref>エルメスはコクピット後方に脱出装置や避難ブロックを備えていたが、デバイスとコクピットが隣接していたためトータルでの占有体積はジオングよりは少なく、またジオングは基本的二頭部で機体を制御するように設計されているが、ボディ側にも設備的には頭部のものと同等のコクピットを有し、それぞれに送受信端末を装備していたため、これが機体を大型化させる要因にもなっていた。</ref>。
 
コクピットは頭部と胸部の2箇所にあり、パイロット2名による運用も可能。その際は火器管制(頭部)と機体制御(胸部)を分担するが、ニュータイプパイロット用の感応波センサーは頭部コクピットに備えられており、頭部から全機能をコントロールする事ができた。また、頭部は緊急脱出ポッドとしても運用でき、データ及びパイロットの回収率が高められている。サイコミュの主機はボディ側に搭載されており、頭部との接続が途絶えた場合にはミノフスキー通信(いわゆる無線式サイコミュ)による遠隔制御に切り替えることも可能である。双方のコクピットは機体自体が航宙艇並みの規模だったこともあってか往還可能となっているが、試作機であったためか機体の起動や初期設定などはボディ側のコクピットで行う必要があった。なお、ボディユニットは中型の航宙戦闘艇そのものであり、高出力ジェネレーターと豊富なプロペラントを内装。このほか、[[エルメス]]に載されていたサイコミュとほぼ同等のスペックを持つデバイスが搭載されている<ref>エルメスはコクピット後方に脱出装置や避難ブロックを備えていたが、デバイスとコクピットが隣接していたためトータルでの占有体積はジオングよりは少なく、またジオングは基本的二頭部で機体を制御するように設計されているが、ボディ側にも設備的には頭部のものと同等のコクピットを有し、それぞれに送受信端末を装備していたため、これが機体を大型化させる要因にもなっていた。</ref>。
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ジオングのコンセプトは後のニュータイプ用[[モビルスーツ]]や[[モビルアーマー]]に引き継がれている。なお、機体が7つのパーツに分離し、その全てがワイヤーレスでオールレンジ攻撃を行うという機体プランも存在していたらしく、仕様書の存在も取り沙汰されている<ref>それこそが「YMS-16」系の一連のプランとは一線を画する「MS-16X計画」の究極の目的であったと言われ、更に同計画の切り札となるという意味で「Trumpf X(トルムプフ・イクス)」と呼ばれるプロジェクトが存在し、機体を7つに分離する計画はそちらだとする説もある。</ref>。
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ジオングのコンセプトは後のニュータイプ用[[モビルスーツ]]や[[モビルアーマー]]に引き継がれた。なお、機体が7つのパーツに分離し、その全てがワイヤーレスでオールレンジ攻撃を行うという機体プランも存在していたらしく、仕様書の存在も取り沙汰されている<ref>それこそが「YMS-16」系の一連のプランとは一線を画する「MS-16X計画」の究極の目的であったと言われ、更に同計画の切り札となるという意味で「Trumpf X(トルムプフ・イクス)」と呼ばれるプロジェクトが存在し、機体を7つに分離する計画はそちらだとする説もある。</ref>。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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