差分

編集の要約なし
26行目: 26行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。RX-78 [[ガンダム]]の原型であり、ガンダム系MSの1番目の仕様となる。
+
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。RX-78 [[ガンダム]]の第1仕様、つまりは最初の仕様にあたる機体であり、ファーストロットの中で1号機と2号機がこの仕様でロールアウトしている。
   −
黒を基調に銀や赤で塗装された機体は1号機として有名であるが、後に[[アムロ・レイ]]が搭乗することになる2号機も当初は、塗装が黒ではなく白を基調としている事以外はこのプロトタイプと同じ外観であった。本体の外見上の違いとして、[[ビーム・ライフル]]を前腕に固定するための窪み、足の甲の装甲のスリット状の模様等がある。
+
プロトタイプガンダムの時点で「ガンダム」の基本形はすでに完成されていたが、中央が凹んだ形状の前腕部装甲やバックパック、右腰のスライド展開式ホルスター、アンクル・ガードの姿勢制御バーニアなど特殊な部位や装備が見受けられる。
   −
[[ジャブロー]]で8機製造されたRX-78(初期試作型)の内、1号機と2号機の二機が前述の外観(中間武装型)に改修され、小惑星基地[[ルナツー]][[サイド7]]に送られた後、遅れて到着した3号機(後期試作型:RX-78-2型)に準ずる形で二機とも3号機仕様へと改修された、また、1、2号機の塗装はサイド7に到着してから3号機仕様へと改修されるまでの間に変更されており、1号機は白地に青と赤のアクセントでトリコロールのデモカラー、2号機は当初銀地に1号機と同様(青の部分のみ赤)の塗り分けを経て、銀地を白に変更されている(3号機も同様のカラー)。そして改修後は3機共にカラーが統一された。
+
ガンダムは[[ガンタンク]]から[[ガンキャノン]]を経て対MS戦でザクを上回るべく開発された高機動MSであり、その原型1号機には徹底した軽量化が計られ、続く2、3号機と共に[[サイド7]]へと運ばれた。この際、宇宙空間での戦闘に堪えられるべく、腰部に冷却ユニットなどが設けられ、大気圏突入能力も併せて与えられている(これらは母艦との連携での実験科目としてにすぎず、実際の量産化計画には含まれていない)。1、2号機は同仕様の改修が施され、テストは順調に行われた。
   −
つまり、『[[機動戦士ガンダム]]』第一話の時点でコンセプトとしてプロトタイプガンダムは[[宇宙世紀]]上には存在しておらず、最初からRX-78式2型として完成された3号機を含めて、サイド7には3機のRX-78-2型ガンダムが存在していたことになる。
+
当初は[[ビーム・ライフル]]の腕への一体化が考慮されたストラップ月ハンドショットガンスタイルのライフルが実験に使用され、右腰にはそのためのホルスターが設けられていた。遅れてサイド7に運ばれた3号機からは簡略化(というより無駄の整理)が更に計られ、ビーム・ライフルの外部形式も3号機仕様に改められ、1、2号機も間もなくこの仕様へ若干の改造を受けている。
 +
 
 +
ジャブローでロールアウトした1号機はシルバー地に黒で塗り分けられ、2号機はシルバー地に白の塗り分けで2機共に赤のアクセントが入っていた。サイド7へ運ばれた後、1号機は白地に青と赤のアクセントでトリコロールのでもカラーへとリペイントされ、2号機は当初銀地に1号機と同様(青の部分のみ赤)の塗り分けを経て銀地に白にしており、3号機もコレと同様のカラーリングで、1、2号機は改修後もデモカラーのままであったという。
   −
なお、ジャブローに残された残りの5機(初期試作型)については、ほぼ素体のまま種々の冷却システムを搭載せずにRGM-79 [[ジム]]の母体となっており、後に各々の改修が施されている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
55行目: 56行目:     
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 +
=== 特殊機能 ===
 
;[[コアブロックシステム]]
 
;[[コアブロックシステム]]
 
:[[コア・ファイター]]を核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。コア・ファイターは主に脱出する際に使用する。本機の場合最初は[[プロトタイプ・コア・ファイター]]が試験運用されていた。初期の設定ではこのシステムが搭載されていなかった。
 
:[[コア・ファイター]]を核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。コア・ファイターは主に脱出する際に使用する。本機の場合最初は[[プロトタイプ・コア・ファイター]]が試験運用されていた。初期の設定ではこのシステムが搭載されていなかった。
60行目: 62行目:  
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。
+
:ガンキャノンに続いて頭部に2門内蔵されている機関砲。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
:ハンドショットスタイルのビーム・ライフル。銃底部にストラップがあり、前腕部の窪みでこれを保持。非使用時には右腰部サイドアーマーのホルスターに装着する。当初は1、2号機の装備として使用されていたが、3号機がサイド7へと運び込まれたのに伴い、外部形式が3号機仕様に改められた。
+
:ハンドショットスタイルのビーム・ライフル。銃底部にストラップがあり、前腕部の窪みでこれを保持。非使用時には右腰部サイドアーマーのホルスターに装着する。当初は1、2号機の装備として使用されていたが、3号機がサイド7へと運び込まれたのに伴い、外部形式が3号機の第2仕様に改められた。
 
;[[100mmマシンガン]]
 
;[[100mmマシンガン]]
 
:[[陸戦型ガンダム]]などが装備しているMS用マシンガン。PS2ソフト『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーで使用しているのが確認できる。
 
:[[陸戦型ガンダム]]などが装備しているMS用マシンガン。PS2ソフト『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーで使用しているのが確認できる。
 
;[[ビーム・サーベル]]
 
;[[ビーム・サーベル]]
:バックパックに2基装備されている。
+
:バックパックに2基装備されている近接格闘兵装。第2仕様のモデルよりグリップの溝が多いなど、細部に相違点が存在する。
:;ビーム・ジャベリン
  −
::ビーム・サーベルのモードの1つで、グリップを延長し先端に高出力のビーム刃を形成した槍。ゲーム作品で装備するケースが多い。
   
;ハイパー・バズーカ
 
;ハイパー・バズーカ
:肩掛け式の無反動砲。
+
:肩掛け式の無反動砲。第1仕様の時点でオプションで使用可能であった。
 
;シールド
 
;シールド
:[[ルナ・チタニウム合金]]製のシールド。
+
:[[ルナ・チタニウム合金]]製のシールド。交換性装甲の解釈としては原典たる装備。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
6,151

回編集