一年戦争後の地球圏は人口の半減、地球各地の都市や[[スペースコロニー]]群の破壊といった戦災から回復しつつあった。それと同時並行的に、限られた予算内での連邦軍の再建、連邦軍傘下のニュータイプ研究所の設立、[[デラーズ紛争]]を受けたティターンズの発足とその権限の強化が成されていた。一方、デラーズ紛争でコロニーの落着した北米の復興計画もあって、連邦の宇宙政策は著しく後退し、[[スペースノイド]]の間では反地球連邦政府運動が活発化。各地のコロニーでデモや集会が開かれていた。ティターンズはこの運動を[[ジオン残党]]が扇動していると主張し、治安維持の名目で激しい弾圧を行うようになり、宇宙世紀0085年7月31日、[[サイド1]]・30バンチコロニーの集会に対して[[バスク・オム]]が致死性の毒ガスを使用。無関係な住民までも含む数百万人を虐殺する「[[30バンチ事件]]」が発生。この事件を契機にティターンズの暴走を阻止しようという連邦宇宙軍内部の勢力、連邦の軍事統制国家化を懸念する政界、宇宙政策の後退に困惑する財界が反連邦政府運動の名のもとに大同団結する事になり、これがエゥーゴの結成へと繋がった。そして、宇宙世紀0087年3月2日に[[サイド7]]「[[グリプス]]」でティターンズが試験中だった[[ガンダムMk-II]]がエゥーゴの[[クワトロ・バジーナ]]([[シャア・アズナブル]])率いる強行偵察部隊によって奪取されたのを契機に連邦軍内部のティターンズとエゥーゴによる抗争が表面化する事になる。 | 一年戦争後の地球圏は人口の半減、地球各地の都市や[[スペースコロニー]]群の破壊といった戦災から回復しつつあった。それと同時並行的に、限られた予算内での連邦軍の再建、連邦軍傘下のニュータイプ研究所の設立、[[デラーズ紛争]]を受けたティターンズの発足とその権限の強化が成されていた。一方、デラーズ紛争でコロニーの落着した北米の復興計画もあって、連邦の宇宙政策は著しく後退し、[[スペースノイド]]の間では反地球連邦政府運動が活発化。各地のコロニーでデモや集会が開かれていた。ティターンズはこの運動を[[ジオン残党]]が扇動していると主張し、治安維持の名目で激しい弾圧を行うようになり、宇宙世紀0085年7月31日、[[サイド1]]・30バンチコロニーの集会に対して[[バスク・オム]]が致死性の毒ガスを使用。無関係な住民までも含む数百万人を虐殺する「[[30バンチ事件]]」が発生。この事件を契機にティターンズの暴走を阻止しようという連邦宇宙軍内部の勢力、連邦の軍事統制国家化を懸念する政界、宇宙政策の後退に困惑する財界が反連邦政府運動の名のもとに大同団結する事になり、これがエゥーゴの結成へと繋がった。そして、宇宙世紀0087年3月2日に[[サイド7]]「[[グリプス]]」でティターンズが試験中だった[[ガンダムMk-II]]がエゥーゴの[[クワトロ・バジーナ]]([[シャア・アズナブル]])率いる強行偵察部隊によって奪取されたのを契機に連邦軍内部のティターンズとエゥーゴによる抗争が表面化する事になる。 |