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| | センサー有効半径 = | | | センサー有効半径 = |
| | 開発組織 = [[ネオジャパン]] | | | 開発組織 = [[ネオジャパン]] |
| + | | 開発者 = [[ミカムラ博士]] |
| | 所属 = [[ネオジャパン]] | | | 所属 = [[ネオジャパン]] |
| | 所属組織 = | | | 所属組織 = |
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| ==概要 == | | ==概要 == |
− | [[ガンダムファイト]]第13回大会に向けて[[ネオジャパン]]が開発した[[モビルファイター]]。その最大の特徴は、[[ガンダムファイター]]である[[ドモン・カッシュ]]の感情の起伏に応じてモードを変え、状況に応じた戦いを可能としている点にある。それは単に「闘い方」の違いのみならず、機体の各状況や形状までも変化させる。 | + | [[ガンダムファイト]]第13回大会に向けて[[ネオジャパン]]の[[ミカムラ博士]]が開発した[[モビルファイター]]。その最大の特徴は、[[ガンダムファイター]]である[[ドモン・カッシュ]]の感情の起伏に応じてモードを変え、状況に応じた戦いを可能としている点にある。それは単に「闘い方」の違いのみならず、機体の各状況や形状までも変化させる。 |
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| シャイニングガンダムは、通常時の「ノーマルモード」から戦闘時の「バトルモード」、そして更に戦闘力を増す「スーパーモード」へと姿を変えるという、殆ど他に例を見ない機体となっている。それは頭部の形状において最も顕著であり、その意匠と相まって、この機体と他の機体の最大の差異となっている。 | | シャイニングガンダムは、通常時の「ノーマルモード」から戦闘時の「バトルモード」、そして更に戦闘力を増す「スーパーモード」へと姿を変えるという、殆ど他に例を見ない機体となっている。それは頭部の形状において最も顕著であり、その意匠と相まって、この機体と他の機体の最大の差異となっている。 |
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| ;機動武闘伝Gガンダム (小説版) | | ;機動武闘伝Gガンダム (小説版) |
| :後継機の[[ゴッドガンダム]]が登場しないため、最後までドモンの搭乗機として活躍する。 | | :後継機の[[ゴッドガンダム]]が登場しないため、最後までドモンの搭乗機として活躍する。 |
| + | ;[[超級!機動武闘伝Gガンダム]] |
| + | : |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| ::ノーマルモードから戦闘時のフェイスカバーとアームカバーが展開した状態。このモードで必殺技のシャイニングフィンガーが使用可能となる。 | | ::ノーマルモードから戦闘時のフェイスカバーとアームカバーが展開した状態。このモードで必殺技のシャイニングフィンガーが使用可能となる。 |
| :;スーパーモード | | :;スーパーモード |
− | ::ドモンの怒りを感知した感情ピックアップによって発動する形態。頭部のフィールドリダクションフィンとリトラクタブルダクトが展開して頭部ユニットの冷却を開始し、アームカバー内のスマッシュブースターが作動。ショルダーカバーが開いてエネルギーフィールドジェネレーターが稼働し、脚部のレッグカバーが展開してシュートブースターが作動。更に足部のアウトリガーが設置してグリップ力を強化する。<br/>機体やガンダムファイターに強いる消耗が激しく、あまり長時間の戦闘に耐える事はできないとされる。 | + | ::ドモンの怒りを感知した感情ピックアップによって発動する形態。頭部のフィールドリダクションフィンとリトラクタブルダクトが展開して頭部ユニットの冷却を開始し、アームカバー内のスマッシュブースターが作動。ショルダーカバーが開いてエネルギーフィールドジェネレーターが稼働し、脚部のレッグカバーが展開してシュートブースターが作動。更に足部のアウトリガーが設置してグリップ力を強化する。<br/>機体やガンダムファイターに強いる消耗が激しく、あまり長時間の戦闘に耐える事はできないとされる。<br/>最終的にドモンが明鏡止水の心境を会得した事により、怒りの感情を必要とする事無く発動できるようになった。<br/>余談だが、発動時に機体が金色になる理由としては、バトルモードとスーパーモードでそこまで大きく機体のシルエットが変化しないため、玩具が爆発的人気を得た『聖闘士星矢』の黄金聖闘士(ゴールドセイント)を参考にしたというメタ的な理由がある<ref>レーザーディスク「Gガンダム」Vol.3付属の今川監督のロングインタビュー(第3回)より。</ref>。 |
| ;アーティフィシャル・オーラ・ジェネレーター | | ;アーティフィシャル・オーラ・ジェネレーター |
| :胸部に搭載された人工気力発生装置。これによって、東洋の気功のように気を操る機能が持たされている。 | | :胸部に搭載された人工気力発生装置。これによって、東洋の気功のように気を操る機能が持たされている。 |
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| :両肩部に2門内蔵されている機関砲。 | | :両肩部に2門内蔵されている機関砲。 |
| ;シャイニングショット | | ;シャイニングショット |
− | :アームカバーに内蔵された小型のビーム砲。 | + | :アームカバーに内蔵された小型のビーム砲。振りかぶった腕を突き出すのと同時にビームを放つ。『G』第12話で[[デスビースト]]や[[デスアーミー]]に対して使用した。なお『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|Gジェネ]]』シリーズでは初期作品から長らく掌から気弾を放つ技として描かれていた。 |
| ;ビームソード | | ;ビームソード |
− | :[[ガンダリウム合金]]製の装甲をも両断するビーム刀。侍の大小(太刀と脇差)のように長さの違うユニットを左腰に装備しているが、長さを別にすればビーム刃の出力は同レベルである。通常の斬撃の他、スーパーモード時にはシャイニングフィンガーの全エネルギーを送り込み巨大なビーム剣を形成する「シャイニングフィンガーソード」を使用する。<br/>オープニングやシャイニングフィンガーソード使用時には、サイドアーマーを取り外して抜刀しており、その際に刀身に「G.GUNDAM」の文字が光る。 | + | :[[ガンダリウム合金]]製の装甲をも両断するビーム刀。侍の大小(太刀と脇差)のように長さの違うユニットを左腰に装備しているが、長さを別にすればビーム刃の出力は同レベルである。通常の斬撃の他、スーパーモード時にはシャイニングフィンガーの全エネルギーを送り込み巨大なビーム剣を形成する「シャイニングフィンガーソード」を使用する。<br/>オープニングやシャイニングフィンガーソード使用時には、サイドアーマーごと取り外して抜刀しており、その際に刀身に「G.GUNDAM」の文字が光る。 |
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| === 技・必殺技 === | | === 技・必殺技 === |
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| :手足を用いて繰り出す徒手空拳。<br/>SFCソフト「機動武闘伝Gガンダム」ではシャイニングストライクという名称が付けられており、ゲーム作品によってはその名称が用いられている。 | | :手足を用いて繰り出す徒手空拳。<br/>SFCソフト「機動武闘伝Gガンダム」ではシャイニングストライクという名称が付けられており、ゲーム作品によってはその名称が用いられている。 |
| ;シャイニングフィンガー | | ;シャイニングフィンガー |
− | :シャイニングガンダムの必殺技。指の各関節から噴出する液体金属でマニピュレーターをコーティングした状態でエネルギーを放出。そのエネルギーで掴んだ物体を粉砕する技。左右どちらの手でも発動でき、エネルギー弾の発射やエネルギーの放射による遠距離攻撃も可能。技名を叫ぶ前には基本的に「必殺!」の口上が入る。ガンダムファイト条約第1条「頭部を破壊されたものは失格となる」のルールに対し、対象の部位をピンポイントで破壊できるという点が強いアドバンテージとなっている。<br/>余談だが、放送前後に漫画雑誌『コミックボンボン』に掲載されていた漫画では情報量が足りていなかったため、前口上が「ドモン拳 奥義!!」となっている(単行本ではTV版に準じた物へ修正済み)<ref>[https://twitter.com/kouichi_tokita/status/1095244605212188672 参考ツイート]</ref>。 | + | :シャイニングガンダムの必殺技。指の各関節から噴出する液体金属でマニピュレーターをコーティングした状態でエネルギーを放出。そのエネルギーで掴んだ物体を粉砕する技。左右どちらの手でも発動でき、エネルギー弾の発射やエネルギーの放射による遠距離攻撃も可能。技名を叫ぶ前には基本的に「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!必殺!」の口上が入る。ガンダムファイト条約第1条「頭部を破壊されたものは失格となる」のルールに対し、対象の部位をピンポイントで破壊できるという点が強いアドバンテージとなっている。<br/>余談だが、放送前後に漫画雑誌『コミックボンボン』に掲載されていた漫画では情報量が足りていなかったため、前口上が「ドモン拳 奥義!!」となっている(単行本ではTV版に準じた物へ修正済み)<ref>[https://twitter.com/kouichi_tokita/status/1095244605212188672 参考ツイート]</ref>。 |
| ;シャイニングフィンガーソード | | ;シャイニングフィンガーソード |
− | :スーパーモード時に使用可能な必殺技。シャイニングフィンガーのエネルギーをソードに注ぎ込んで、機体の全長を遥かに超える巨大なビーム刃を形成し、相手を切り裂く。 | + | :スーパーモード時に使用可能な必殺技。シャイニングフィンガーのエネルギーをソードに注ぎ込んで、機体の全長を遥かに超える巨大なビーム刃を形成し、相手を切り裂く。前口上はシャイニングフィンガーのものに加えて「食らえ!愛と!怒りと!悲しみの!」が入る。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
| === 機動武闘伝Gガンダム === | | === 機動武闘伝Gガンダム === |
− | ;銀色の脚VS黄金の指 | + | ;ガンダムファイト第1戦!銀色の脚VS黄金の指 |
− | :第1話より、シャイニングガンダムの記念すべき第一戦。必殺技「銀色の脚」で街もろとも攻撃してくる[[ネロスガンダム]]に対し、必殺のシャイニングフィンガーが炸裂。銀色の脚のエネルギーを押し返すその一撃は、遂にネロスガンダムの頭部を打ち砕いた。初めて必殺技が繰り出される熱いシーンであると同時に、[[ガンダムファイト国際条約]]第1~2条についての解説もある、とても重要なシーン。 | + | :第1話より、荒廃したローマの街を舞台にしたシャイニングガンダムの記念すべき第1戦。必殺技「銀色の脚」で街もろとも攻撃してくる[[ネロスガンダム]]に対し、防戦一方のシャイニングガンダム。相手のビームに巻き込まれそうになった[[ベルチーノ]]を庇ってビームが直撃するが、その時、シャイニングのバトルモードが発動。必殺のシャイニングフィンガーが炸裂し、銀色の脚のエネルギーを押し返すその一撃は、遂にネロスガンダムの頭部を打ち砕いた。初めて必殺技が繰り出される熱いシーンであると同時に、[[ガンダムファイト国際条約]]第1~2条についての解説もある、とても重要なシーンである。 |
| ;奮闘!シャイニングのレイン | | ;奮闘!シャイニングのレイン |
| :第13話より。シャイニングガンダムのコックピットで整備を行っていたレインは突如として[[デスビースト]]の軍団に襲われてしまう。オートマチックによる操縦では多勢に無勢であり、覚悟を決めたレインはモビルトレースシステムを使用する。向かってくるデスビースト達をバルカンとビームソードで蹴散らしたレインはドモンの下へ急ぐものの、その時、背後から謎の黒いガンダムが襲い掛かる!<br/>レインがシャイニングガンダムを初操縦したシーンであり、ファイティングスーツを喘ぎ声を出しながら着用するシーンは実に艶めかしい。戦闘シーンに関しても飛び掛かってきたデスビーストを両手持ちのビームソードで突き刺すという『[[機動戦士ガンダム|1st]]』第1話の[[ガンダム]]を彷彿とさせるシーンがある。 | | :第13話より。シャイニングガンダムのコックピットで整備を行っていたレインは突如として[[デスビースト]]の軍団に襲われてしまう。オートマチックによる操縦では多勢に無勢であり、覚悟を決めたレインはモビルトレースシステムを使用する。向かってくるデスビースト達をバルカンとビームソードで蹴散らしたレインはドモンの下へ急ぐものの、その時、背後から謎の黒いガンダムが襲い掛かる!<br/>レインがシャイニングガンダムを初操縦したシーンであり、ファイティングスーツを喘ぎ声を出しながら着用するシーンは実に艶めかしい。戦闘シーンに関しても飛び掛かってきたデスビーストを両手持ちのビームソードで突き刺すという『[[機動戦士ガンダム|1st]]』第1話の[[ガンダム]]を彷彿とさせるシーンがある。 |
− | ;炸裂!2人のシャイニングフィンガー | + | ;絆の一撃!2人のシャイニングフィンガー |
| :同じく第13話より。レインは辛うじてドモンの下に辿り着いたものの、2人の前に突如として漆黒のガンダムが立ち塞がる。シャイニングフィンガーをも押し返す漆黒のガンダムのダークネスフィンガーを前にレインに脱出を促すドモンだったが、レインはパートナーとしてドモンと共に戦う事を誓う。決意を固めた2人が繰り出したシャイニングフィンガーは周囲を吹き飛ばす程の力を見せダークネスフィンガーを圧倒。何とか相手を撃退する事に成功する。<br/>1つの機体に乗り込んだ2人がポーズを取りながらシャイニングフィンガーを繰り出すという点では、最終回の石破ラブラブ天驚拳の予行演習とも言えるシーンである。 | | :同じく第13話より。レインは辛うじてドモンの下に辿り着いたものの、2人の前に突如として漆黒のガンダムが立ち塞がる。シャイニングフィンガーをも押し返す漆黒のガンダムのダークネスフィンガーを前にレインに脱出を促すドモンだったが、レインはパートナーとしてドモンと共に戦う事を誓う。決意を固めた2人が繰り出したシャイニングフィンガーは周囲を吹き飛ばす程の力を見せダークネスフィンガーを圧倒。何とか相手を撃退する事に成功する。<br/>1つの機体に乗り込んだ2人がポーズを取りながらシャイニングフィンガーを繰り出すという点では、最終回の石破ラブラブ天驚拳の予行演習とも言えるシーンである。 |
− | ;対[[マスターガンダム]] | + | ;師匠を超えろ!真のスーパーモード発動 |
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| + | :第23話より。ドモンを完膚なきまで叩きのめすべく執拗に挑発し、冷静さを失わせようとするマスターアジア。マスターアジアの挑発に加えてキョウジの嘲笑う姿に怒りの頂点に達したドモンは遂に怒りのスーパーモードを発動させてしまう。冷静さを失い闇雲にエネルギーを消耗するシャイニングに止めを刺そうとするマスターアジアだったが、シャイニングを庇って[[ガンダムシュピーゲル]]が攻撃を受けてしまう。深手を負った[[シュバルツ・ブルーダー|シュバルツ]]を前に我に返ったドモンはシュバルツの必死の助言を受け明鏡止水の心境に到達。ドモンと共に金色に輝いたシャイニングはマスターの猛攻を軽々と避け、逆に目にも止まらぬ連撃で[[マスターガンダム]]を瞬く間に叩きのめした。そしてドモンはキョウジとの決着をつけるべくシャイニングフィンガーで[[デビルガンダム]]に必殺の一撃を叩き込み、遂にデビルガンダムを撃破するのだった。 |
− | ;対[[デビルガンダム]]
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| === カラーバリエーション === | | === カラーバリエーション === |