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[[ザクIIF型]]を改修し、地上環境に適応させた機体。「陸戦型ザクII」とも呼ばれる。
 
[[ザクIIF型]]を改修し、地上環境に適応させた機体。「陸戦型ザクII」とも呼ばれる。
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[[一年戦争]]開戦当初、[[ジオン公国軍]]は[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]との短期決戦を目論んでいたが、[[ルウム戦役]]に至るまでの損耗や[[地球降下作戦]]が戦略上の選択肢として現実味を帯びていく中で、ザクIIの重力下運用が検討される。しかし、コロニー国家である[[ジオン公国]]は遠心力による擬似的な1G環境しか持たず、コロニーで地球環境を想定した演習や実験を行うには不適当であり、月面の[[グラナダ]]の試験場を利用する事もあったが、重力の違いもあり満足な実働データを得る事は出来なかった。これらのデータとシミュレーションに基づいてMSの稼働を想定する事は出来たが、それはあくまで想定にすぎず、得られるデータも予測値でしかなかった。この段階で純粋に地上用に局地化したMSを開発する事は技術的にも難しいという結論から、F型の汎用性を利用し、予想値に基づいて仕様変更を行ったのがJ型である<ref>[[ザクI]]の時点で重力下での運用も可能な設計となっており、その後継機であるザクIIも基本的にそのまま重力下での運用が可能であった。</ref>。
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[[一年戦争]]開戦当初、[[ジオン公国軍]]は[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]との短期決戦を目論んでいたが、[[ルウム戦役]]に至るまでの損耗や[[地球侵攻作戦]]が戦略上の選択肢として現実味を帯びていく中で、ザクIIの重力下運用が検討される。しかし、コロニー国家である[[ジオン公国]]は遠心力による擬似的な1G環境しか持たず、コロニーで地球環境を想定した演習や実験を行うには不適当であり、月面の[[グラナダ]]の試験場を利用する事もあったが、重力の違いもあり満足な実働データを得る事は出来なかった。これらのデータとシミュレーションに基づいてMSの稼働を想定する事は出来たが、それはあくまで想定にすぎず、得られるデータも予測値でしかなかった。この段階で純粋に地上用に局地化したMSを開発する事は技術的にも難しいという結論から、F型の汎用性を利用し、予想値に基づいて仕様変更を行ったのがJ型である<ref>[[ザクI]]の時点で重力下での運用も可能な設計となっており、その後継機であるザクIIも基本的にそのまま重力下での運用が可能であった。</ref>。
    
J型が本格的に生産されたのは2月の地球侵攻作戦の実施以降だったと言われ、3月1日に始まる第一次降下作戦においてはF型がそのまま投入され、現地でJ型に改修された。それに前後する時期、いわゆる「純正のJ型」の生産は[[グラナダ]]で行われており、第二次降下作戦以降暫時投入され、第四次降下作戦において主力となったとされている。地上では[[キャリフォルニアベース]]でも生産が行われたが、同時期に局地戦用MSの開発が本格化したこともあって、同基地での生産数は決して多くはない。
 
J型が本格的に生産されたのは2月の地球侵攻作戦の実施以降だったと言われ、3月1日に始まる第一次降下作戦においてはF型がそのまま投入され、現地でJ型に改修された。それに前後する時期、いわゆる「純正のJ型」の生産は[[グラナダ]]で行われており、第二次降下作戦以降暫時投入され、第四次降下作戦において主力となったとされている。地上では[[キャリフォルニアベース]]でも生産が行われたが、同時期に局地戦用MSの開発が本格化したこともあって、同基地での生産数は決して多くはない。
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