差分

483 バイト除去 、 2023年12月11日 (月) 21:40
編集の要約なし
36行目: 36行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連合軍]]の量産型[[モビルスーツ]][[コズミック・イラ]]73年当時の連合軍主力MSであり、[[ストライクダガー]]の後継機であると共にダガー([[105ダガー]])の改良機にあたる機体となっている。
+
[[地球連合軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。GAT-01A1 ダガー([[105ダガー]])の改良機にあたる機体で、基本的な機体構造は原型機を踏襲。更に部分的な機体の簡略化については[[ストライクダガー]]に準じる事で生産性を向上させており、105ダガーに採用されていた[[ラミネート装甲]]の非採用も、開発費の低コスト化の要因と考えられている。
   −
基本的な機体構造は原型機を踏襲しており、最大の特徴であった[[ストライカーパックシステム]]も引き続き搭載されているため、高い汎用性を有している。一方、生産性を向上させるため部分的にストライクダガーに準じた機体の簡略化も行われており、開発費の低コスト化のためか原型機で採用されていた[[ラミネート装甲]]は本機では非採用となっている。基本的な武装としてビームカービンと2本のビームサーベル、シールドを有する。
+
105ダガー、ストライクダガーの長所を取り入れたダガーLだが、その最大の特徴は[[ストライカーパックシステム]]の採用にある。本システムは[[ストライクガンダム|ストライク]]に採用されていた装備換装システムで、ダガーLにも高い汎用性を付与している。高い運用性を誇り、地球連合軍の主力の一角を担ったダガーLは、各戦線において戦果を挙げたが、後継機である[[ウィンダム]]の配備が進んだ事で旧式化していった。
   −
また、ストライカーパックは空中戦闘用のジェットストライカー、対艦砲撃戦用のドッペルホルンの2種類を主に装備する。
+
本機は元々、[[第1次連合・プラント大戦]]の終盤頃に開発された機体であり、[[ヤキン・ドゥーエ]]陥落後の[[プラント]]制圧戦を目的とした実戦投入を目論んで、月面[[プトレマイオス基地]]に配備されていた。そのため第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時は同基地で待機状態にあったが、[[ジェネシス]]の1射目の影響で連合軍上層部が機体の実戦投入の断念と撤収を決定した為、前大戦時においては一度も戦場に出る事はなかったとされる<ref>なお、2射目でのプトレマイオス基地壊滅時には、既に引き上げ終わっていたらしく当機の損失は無かったと言われている。</ref>。
 
  −
本機は元々前大戦時終盤頃に開発され、ヤキン・ドゥーエ陥落後の[[プラント]]制圧戦を目的とした実戦投入を目論んで、月面[[プトレマイオス基地]]に配備されていた。そのため第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時は同基地で待機状態だったが、[[ジェネシス]]の1射目の影響で連合軍上層部が機体の実戦投入の断念と撤収を決定した為、前大戦時においては一度も戦場に出る事はなかった。なお2射目でのプトレマイオス基地壊滅時には、既に引き上げ終わっていたらしく当機の損失は無かった模様。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:初登場作品。連合軍の主力量産機として各地でその姿が見られた。高い完成度と量産性を兼ね備えた高性能MSではあるが、劇中ではやられ役に終始している上、物語後半は同じ立ち位置の[[ウィンダム]]に出番を譲ってしまい、活躍の場面はほとんど見られなかった。また、一部の[[ファントムペイン]]のパイロットも使用している他、[[メサイア攻防戦]]においては、義勇軍としてストライクダガーと共にオーブ軍と共闘する姿が確認できる。
+
:初登場作品。連合軍の主力量産機として各地でその姿が見られた。高い完成度と量産性を兼ね備えた高性能MSではあるが、劇中ではやられ役に終始している上、物語中盤からは同じ立ち位置の[[ウィンダム]]が登場し、活躍の場面はほとんど見られなかった。なお、一部の機体は[[ファントムペイン]]で運用されている他、[[メサイア攻防戦]]においては、義勇軍としてストライクダガーと共にオーブ軍と共闘する姿が確認できる。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
<!-- :機能名:説明 -->
   
;[[ストライカーパックシステム]]
 
;[[ストライカーパックシステム]]
:ストライカーパックを換装可能。
+
:ストライカーパックを換装可能。主にドッペルホルン連装無反動砲やジェットストライカーなどが使用された。
    
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
==== 標準装備 ====
 
==== 標準装備 ====
 
;M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
 
;M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
:計1門のバルカン・ポッドで、頭部両側面に装着される。航空兵器や近距離に迫ったミサイルなどを迎撃するために使用された。映像内で使用した描写はあまり見られない。ストライクダガーに装備されていたイーゲルシュテルンより小口径なのは、この装備が装甲技術の改良によって敵機への牽制でなく、ミサイルの迎撃などに使用される事が多くなったため、用途を防御のみに絞った小口径のものに置き換えられたと推測される。トーデスシュレッケンとは、ドイツ語で「死の恐怖」の意味。
+
:計1門のバルカン・ポッドで、頭部両側面に装着される。航空兵器や近距離に迫ったミサイルなどを迎撃するために使用された。トーデスシュレッケンとは、ドイツ語で「死の恐怖」の意味。
 
;M703k ビームカービン
 
;M703k ビームカービン
:ストライクダガーのM703 [[ビームライフル]]を大幅に小型化したビーム銃で、MS用の拳銃といったところ。威力こそ低くなったが連射性能に秀でており取り回しも良好。コロニー内での戦闘において、コロニーの外壁を損壊させないように小口径化されたようだ。
+
:ダガーLの主兵装である小型ビーム砲。従来の[[ビームライフル]]よりも小型のため一撃の威力には劣るが、連射性能に秀でるため高い運用性を誇り、取り回しやすい。
 
;Mk39 低反動砲
 
;Mk39 低反動砲
 
:ダガー用のバズーカ砲。無重力下の運用を考慮し、射撃時の反動が抑えられている。
 
:ダガー用のバズーカ砲。無重力下の運用を考慮し、射撃時の反動が抑えられている。
 +
;ES04B [[ビームサーベル]]
 +
:両腰のサイドアーマー上部にマウントされており、使用時に引き抜くとビーム刃が展開する。
 
;Mk315 スティレット 投擲噴進対装甲貫入弾
 
;Mk315 スティレット 投擲噴進対装甲貫入弾
:左右の腰部サイドアーマーに1つずつ収容されている手投げ式の爆弾。MS用のクナイと言ったところで、投擲後に内蔵された推進器で加速する。標的に鋭利な先端が食い込んだ後に爆発するため、小型でありながら高い破壊力を有する。[[PS装甲]]以外には高いダメージを与えられる。今ひとつ扱いどころの難しい兵器であるためか、劇中で使用されたのは数回くらいしかない。
+
:左右の腰部サイドアーマーに1つずつ収容されている手投げ式の爆弾。MS用のクナイと言ったところで、投擲後に内蔵された推進器で加速する。標的に鋭利な先端が食い込んだ後に爆発するため、小型でありながら高い破壊力を有する。
;ES04B [[ビームサーベル]]
  −
:両腰のサイドアーマー上部に1本ずつ装備。
   
;シールド
 
;シールド
:ストライクダガーが使用するシールドの改良型。
+
:対ビームコーティングが施された装甲板式のシールド[[フェイズシフト装甲]]ではないが、ダガーLにとっては重要な防御用装備でもある。
    
==== ジェットストライカー ====
 
==== ジェットストライカー ====
 
;AQM/E-A4E1 ジェットストライカー
 
;AQM/E-A4E1 ジェットストライカー
:空中戦闘用のバックパック。重力下での飛行を可能とする。折り畳み式の主翼を有しており、主翼下部のハードポイントに各種ミサイル、ビームカービン、プロペラントタンクの懸架が可能。これにより拠点攻撃、長距離飛行にも対応する事ができる。
+
:空中戦闘用のストライカーパックの一つ。重力下での運用において機動性を向上させる目的で装着する。パイロンに増槽や武装を装備する事も可能。[[ウィンダム]]との共通装備の一つ。
 
:;Mk438 3連装ヴェルガー 空対空ミサイルポッド
 
:;Mk438 3連装ヴェルガー 空対空ミサイルポッド
 
::3連装式のミサイルポッド。
 
::3連装式のミサイルポッド。
112行目: 109行目:  
<amazon>B0007NOMTA</amazon>
 
<amazon>B0007NOMTA</amazon>
   −
== 資料リンク ==
+
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- *[[一覧:ダガーL]] -->
 
<!-- *[[一覧:ダガーL]] -->
   
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
   −
<!-- == 脚注 == -->
+
== 脚注 ==
<!-- <references /> -->
+
<references />
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
5,511

回編集