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== フェイズシフト装甲(Phase Shift Armor) ==
 
== フェイズシフト装甲(Phase Shift Armor) ==
 
「[[機動戦士ガンダムSEED]]」シリーズに登場する特殊装甲。略称「PS装甲」。直訳である「相転移装甲」と呼ばれる場合もある。
 
「[[機動戦士ガンダムSEED]]」シリーズに登場する特殊装甲。略称「PS装甲」。直訳である「相転移装甲」と呼ばれる場合もある。
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アドヴァンスト・スペースダイナミック社で研究されていた物で、大西洋連邦ヘブンアイランド技術研究所で[[マリュー・ラミアス]]を中心に開発が進められた事で実用化にこぎつけた。
    
一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移反応を起こす特殊金属で構成された装甲であり、物理的な衝撃を無効化する他、理論上単機での大気圏突入も可能な高い耐熱効果を付与する。この為、質量や衝撃といった物理的なものに頼った武装<ref>実弾や実剣など</ref>による装甲の破壊には無敵に近い防御力を発揮する。しかし装甲そのものを直接切り裂くタイプの武器や、質量兵器のように装甲の内部に衝撃を与えて破損させるタイプの攻撃は防げず<ref>[[アンドリュー・バルトフェルド]]によれば、[[ストライクガンダム]]は[[バクゥ]]のミサイル76発程度の被弾でフェイズシフトダウン(=パワー切れ)を起こすとのこと。</ref>、質量弾に類する武器やビーム刃を防ぐこともできない<ref>ジェネシスのような巨大な物体なら可能だが、MSサイズでの実現は不可能。</ref>。一方、ビーム兵器の方は低出力の物であれば防御可能だが、ビームライフルのような高出力ビームの前には無力となる。
 
一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移反応を起こす特殊金属で構成された装甲であり、物理的な衝撃を無効化する他、理論上単機での大気圏突入も可能な高い耐熱効果を付与する。この為、質量や衝撃といった物理的なものに頼った武装<ref>実弾や実剣など</ref>による装甲の破壊には無敵に近い防御力を発揮する。しかし装甲そのものを直接切り裂くタイプの武器や、質量兵器のように装甲の内部に衝撃を与えて破損させるタイプの攻撃は防げず<ref>[[アンドリュー・バルトフェルド]]によれば、[[ストライクガンダム]]は[[バクゥ]]のミサイル76発程度の被弾でフェイズシフトダウン(=パワー切れ)を起こすとのこと。</ref>、質量弾に類する武器やビーム刃を防ぐこともできない<ref>ジェネシスのような巨大な物体なら可能だが、MSサイズでの実現は不可能。</ref>。一方、ビーム兵器の方は低出力の物であれば防御可能だが、ビームライフルのような高出力ビームの前には無力となる。
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地球連合軍では当初対ビーム装甲にPS装甲の機能を併用させる案も提出されていたが、対ビーム装甲とPS機能は技術的に相性が悪く、また対ビーム装甲は耐久性が低かった為、不採用となった<ref>基本的にビームに対する防御は対ビームコーティングを施したシールドによって行われる。</ref>。
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地球連合軍では当初シールドに用いられている対ビーム振動鋼材にPS装甲の機能を併用させる案も提出されていたが、この鋼材とPS機能は技術的に相性が悪く、また通常の合金よりも金属疲労が激しく耐久性が低かった為、不採用となった<ref>基本的にビームに対する防御は対ビームコーティングを施したシールドによって行われる。</ref>。
    
外見上の特徴として、非展開状態は装甲が灰色がかっているが通電時に色が付く事が挙げられる。この非展開状態は「ディアクティブモード」と呼ばれ、展開時の「アクティブモード」から「ディアクティブモード」に移行する事を「フェイズシフトダウン」と呼ぶ。機体のカラーリングは装甲にかかる電圧によって変化し、[[ストライクルージュ]]のように改修によって機体色が変化したケースも存在する。
 
外見上の特徴として、非展開状態は装甲が灰色がかっているが通電時に色が付く事が挙げられる。この非展開状態は「ディアクティブモード」と呼ばれ、展開時の「アクティブモード」から「ディアクティブモード」に移行する事を「フェイズシフトダウン」と呼ぶ。機体のカラーリングは装甲にかかる電圧によって変化し、[[ストライクルージュ]]のように改修によって機体色が変化したケースも存在する。
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