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月刊誌や模型雑誌などで複数の[[機動戦士ガンダム00外伝|公式外伝作品]]が展開されているのも特徴。
 
月刊誌や模型雑誌などで複数の[[機動戦士ガンダム00外伝|公式外伝作品]]が展開されているのも特徴。
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一方で、TVシリーズでも語り切れていない設定が多々存在し、小説版等を読まないと理解し難い部分も多い(刹那がマリナに拘る理由やライルとアニューが惹かれ合った理由等。)。ただし、具体的な解釈はここでは割愛するが、それぞれ「小説版の言及を重視すると意味合いがまた変わる」「(後者は)TVシリーズを見てれば分かる範疇」といった意見も多い。<br />また、製作途中で変更された初期設定や話の筋から外れない範疇で小説版独自に追加した設定も多く、完全に合致した設定補完用資料という訳でもない(例えば、1stシーズン序盤の主人公達は「緊急時以外殺さない(=交戦意欲のある敵のみを殺傷の対象とする)」を完全な不殺主義として小説では扱う等)。
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一方で、TVシリーズでも語り切れていない設定が多々存在し、小説版等を読まないと理解し難い部分も多い(刹那がマリナに拘る理由やライルとアニューが惹かれ合った理由、グラハムの「上官殺し」等)。ただし、具体的な解釈はここでは割愛するが、それぞれ「小説版の言及を重視すると意味合いがまた変わる」「(後者は)TVシリーズを見てれば分かる範疇」といった意見も多い。<br />また、製作途中で変更された初期設定や話の筋から外れない範疇で小説版独自に追加した設定も多く、完全に合致した設定補完用資料という訳でもない(例えば、1stシーズン序盤の主人公達は「緊急時以外殺さない(=交戦意欲のある敵のみを殺傷の対象とする)」というスタンスを完全な不殺主義として小説では扱う等)。
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「SEED」シリーズと同様、スペシャルエディション(SE)が発売されている。本作のSEは戦闘シーンの新規作画等本編で表現仕切れなかった部分の補完に力が入れられており、好評である。しかし、第1巻は1stシーズン25話を90分に収める、第2巻は2ndシーズンの第1~13話、第3巻は2ndシーズンの第15~25話に短縮するなど予定時間的制約が厳しく、新規に追加されたカットも多数あるものの、大幅に削減された部分やストーリー、演出の改変された部分は非常に多い。
「SEED」シリーズと同様、スペシャルエディション(SE)が発売されている。本作のSEは戦闘シーンの新規作画等本編で表現仕切れなかった部分の補完に力が入れられており、好評である。しかし、第1巻は1stシーズン25話を90分に収める、第2巻は2ndシーズンの第1~13話、第3巻は2ndシーズンの第15~25話に短縮するなど予定時間的制約が厳しく、削減された部分も多い。
      
=== 話題・評価 ===
 
=== 話題・評価 ===
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1stシーズンでは様々なサブキャラの掘り下げや、若干回りくどいとも取れる政治面の描写が多かった。しかし2ndシーズンではそういった描写は減り(無いわけではない)解りやすい対立の構図と派手な戦闘を重視している。<br />これは「主な視聴者である小中学生層には難解な描写が多く、受けが悪い」という'''上からの圧力があったため2ndシーズンまでの半年の間に方針転換があった'''とする説がある。勿論明確な発表は無いが、ムック本のスタッフインタビューなどでそれを仄めかす発言がある。<br />とはいえ、「物語のプロット等は大体当初の予定通り」ともインタビューで述べられており、変更したのは主に演出法等のこと。
 
1stシーズンでは様々なサブキャラの掘り下げや、若干回りくどいとも取れる政治面の描写が多かった。しかし2ndシーズンではそういった描写は減り(無いわけではない)解りやすい対立の構図と派手な戦闘を重視している。<br />これは「主な視聴者である小中学生層には難解な描写が多く、受けが悪い」という'''上からの圧力があったため2ndシーズンまでの半年の間に方針転換があった'''とする説がある。勿論明確な発表は無いが、ムック本のスタッフインタビューなどでそれを仄めかす発言がある。<br />とはいえ、「物語のプロット等は大体当初の予定通り」ともインタビューで述べられており、変更したのは主に演出法等のこと。
      
また、脚本担当の黒田氏は、二期分割制作が決まった時に激しく抗議したとされる。これは本人が「絶対に制作に悪影響が出る」と感じたからであるが、連続と分割で比べることが出来ない以上総合的に良し悪しを判断することは困難である。しかし分割したことで新主役機[[ダブルオーガンダム]]の登場が5話程度早まるなど、作劇上の影響は少なからずあったと発言している。また52話から25話×2(+特番1)になったことによる圧縮も影響があったと思われる。
 
また、脚本担当の黒田氏は、二期分割制作が決まった時に激しく抗議したとされる。これは本人が「絶対に制作に悪影響が出る」と感じたからであるが、連続と分割で比べることが出来ない以上総合的に良し悪しを判断することは困難である。しかし分割したことで新主役機[[ダブルオーガンダム]]の登場が5話程度早まるなど、作劇上の影響は少なからずあったと発言している。また52話から25話×2(+特番1)になったことによる圧縮も影響があったと思われる。
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=== 1stシーズン第一期OPテーマ「DAYBREAK'S BELL」について ===
 
=== 1stシーズン第一期OPテーマ「DAYBREAK'S BELL」について ===
本作1stシーズンの第一期OPテーマを飾り、1stシーズン・2ndシーズン両方の最終話を締めくくるEDテーマとなった「DAYBREAK'S BELL」だが、それ以外にも本曲は2ndシーズンにて特殊な扱いを受けていると思しき描写がある。<br />2ndシーズン第一期EDでは「'''地面に突き刺さった銃に花が巻きついている'''」という描写がなされ、第二期EDでは「'''半壊したダブルオーガンダムから花々が咲いている'''」という描写がなされているが、「DAYBREAK'S BELL」では「'''澄み渡る未来が来たなら、草花も兵器に宿るだろう'''」とこの一連の描写を指し示す内容が歌われている。
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本作1stシーズンの第一期OPテーマを飾り、1stシーズン・2ndシーズン両方の最終話を締めくくるEDテーマとなった「DAYBREAK'S BELL」だが、それ以外にも本曲は2ndシーズンにて特殊な扱いを受けていると思しき描写がある。<br />2ndシーズン第一期EDでは「'''地面に突き刺さった銃に花が巻きついている'''」という描写がなされ、第二期EDでは「'''半壊したダブルオーガンダムから花々が咲いている'''」という描写がなされているが、「DAYBREAK'S BELL」では「'''澄み渡る未来が来たなら、草花も兵器に宿るだろう'''」とこの一連の描写を指し示す内容が歌われている。この曲に限らず、2nd第一期OPテーマ「儚くも永久のカナシ」も同様に、物語と関連する歌詞で組み立てられており、映像・音楽の両方からメッセージ性の強いものとなっていた。
    
==== 演出について ====
 
==== 演出について ====
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「俺はまだ生きている…生きているんだ!(刹那・F・セイエイ)」→「お前はまだ生きている…生きているんだ(ロックオンから刹那へ)」
 
「俺はまだ生きている…生きているんだ!(刹那・F・セイエイ)」→「お前はまだ生きている…生きているんだ(ロックオンから刹那へ)」
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「戦わなくても人は死ぬ(刹那・ラッセ)」
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「戦わなくても人は死ぬ(刹那・F・セイエイ、ラッセ・アイオン)」
    
といったセリフから、ロックオン(ニール)が死亡した際に刹那につかみかかったティエリアが、2ndではアニューを撃った刹那につかみかかったロックオン(ライル)を止める立場になるなど、随所に使われていた。<br />これらの「どこかで聞いたセリフ」や「どこかで見たシーン」は何気ない一言から印象的なシーンまで数多くあり、1回見ただけでは分からないほど。
 
といったセリフから、ロックオン(ニール)が死亡した際に刹那につかみかかったティエリアが、2ndではアニューを撃った刹那につかみかかったロックオン(ライル)を止める立場になるなど、随所に使われていた。<br />これらの「どこかで聞いたセリフ」や「どこかで見たシーン」は何気ない一言から印象的なシーンまで数多くあり、1回見ただけでは分からないほど。
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