差分

1,124 バイト追加 、 2022年9月16日 (金) 23:34
編集の要約なし
6行目: 6行目:  
観測基地より発展した経緯から[[スペースコロニー]]建築の前進基地としても使用されており、市には[[マス・ドライバー]]が設置されている。また、観測基地をベースに無秩序な建設を行った結果、市の大部分が地下に建設されている一方で、一部の公共エリアは月面の地表上に露出する形となっている。
 
観測基地より発展した経緯から[[スペースコロニー]]建築の前進基地としても使用されており、市には[[マス・ドライバー]]が設置されている。また、観測基地をベースに無秩序な建設を行った結果、市の大部分が地下に建設されている一方で、一部の公共エリアは月面の地表上に露出する形となっている。
   −
[[宇宙世紀]]0084年4月30日に市近郊のバンガー工業で労使交渉が争議に発展した際には、[[ジオン残党]]ゲリラが騒乱に乗じて[[モビルスーツ]]を持ち出し武装蜂起したが、当時、訓練中だった[[ティターンズ]]の部隊がこれを瞬時に武力鎮圧。組織設立から僅か5ヶ月程にして名声を得ている。
+
[[宇宙世紀]]0084年4月30日には市近郊にある中堅企業バンガー工業において労使交渉が争議に発展し、軍警が乗り出す規模の事件に発展している。さらにその際、元社員を名乗る男が[[モビルスーツ]]を持ち出した事を切欠に[[ジオン残党]]ゲリラが騒乱に乗じて[[モビルスーツ]]を持ち出し武装蜂起。人質を取って工場に立てこもったものの、折からジム・クゥエルの慣熟訓練を行っていた[[ティターンズ]]の小隊が現場に駆けつけ、5分ほどでMS3機と[[Jr.モビルスーツ]]5機からなる十数名の武装ゲリラを鎮圧。組織設立から僅か5ヶ月程にして名声を得ている(しかし一方で同年6月17日の連邦議会における「地球圏の現状維持決定」の遠因になったともされている)。
   −
都市の防衛を名目として予備役兵で組織された[[エアーズ市民軍]]を擁し、[[グリプス戦役]]の際は思想面からティターンズに協力。市民軍は後方兵力として[[コロニーレーザー]]の警備の任に当っていたが、戦役は[[エゥーゴ]]の辛勝に終わり、敗兵となったエアーズ市民艦隊はエアーズへ帰郷。艦隊には行く宛のなくなった他の[[ティターンズ兵|ティターンズ将兵]]も同乗しており、市長の[[カイザー・パインフィールド]]は彼らを市民として受け入れ、[[地球連邦政府]]のティターンズ将兵の引き渡し要求を内政干渉を理由に拒否し続けてきた。
+
市は都市の防衛を名目として予備役兵で組織された[[エアーズ市民軍]]を擁し、[[グリプス戦役]]の際は思想面からティターンズに協力。市民軍は後方兵力として[[コロニーレーザー]]の警備の任に当っていたが、戦役は[[エゥーゴ]]の辛勝に終わり、敗兵となったエアーズ市民艦隊はエアーズへ帰郷。艦隊には行く宛のなくなった他の[[ティターンズ兵|ティターンズ将兵]]も同乗しており、市長の[[カイザー・パインフィールド]]は彼らを市民として受け入れ、[[地球連邦政府]]のティターンズ将兵の引き渡し要求を内政干渉を理由に拒否し続けてきた。
    
グリプス戦役後、[[ペズンの反乱]]が勃発した際には小惑星[[ペズン]]から撤退してきた[[ニューディサイズ]]が訪れ、彼らの「月面都市連合」構想に乗り協力体制を築いたものの、[[α任務部隊]]をはじめとする[[地球本星艦隊]]が[[宇宙世紀]]0088年3月17日に制圧作戦「[[イーグル・フォール]]」を実施。ニューディサイズが旧ティターンズ兵士と市民軍から成る防衛隊を率いて、包囲作戦を展開する討伐隊と激しい攻防戦を繰り広げたが、1週間に亘る戦闘で戦力を大幅に損耗。その間、[[フォン・ブラウン]]など他の月面都市に向け月面都市連合構想のアピールを積極的に行う事で協力を要請したが、いずれも地球連邦政府に対する経済制裁勧告に留めるだけで一切協力をしなかったため、市長と同意の下、3日後にニューディサイズは脱出作戦を実行。作戦を展開している間に市は討伐隊により大半を制圧され、中央政庁ドームを残すのみとなったため、時遅く送られてきた[[ネオ・ジオン]]の[[トワニング艦隊]]からの援助の申し出を断り、抵抗を止め連邦政府に恭順する事を決定。市長は責任を取って拳銃自決し、市は討伐隊に降伏した。
 
グリプス戦役後、[[ペズンの反乱]]が勃発した際には小惑星[[ペズン]]から撤退してきた[[ニューディサイズ]]が訪れ、彼らの「月面都市連合」構想に乗り協力体制を築いたものの、[[α任務部隊]]をはじめとする[[地球本星艦隊]]が[[宇宙世紀]]0088年3月17日に制圧作戦「[[イーグル・フォール]]」を実施。ニューディサイズが旧ティターンズ兵士と市民軍から成る防衛隊を率いて、包囲作戦を展開する討伐隊と激しい攻防戦を繰り広げたが、1週間に亘る戦闘で戦力を大幅に損耗。その間、[[フォン・ブラウン]]など他の月面都市に向け月面都市連合構想のアピールを積極的に行う事で協力を要請したが、いずれも地球連邦政府に対する経済制裁勧告に留めるだけで一切協力をしなかったため、市長と同意の下、3日後にニューディサイズは脱出作戦を実行。作戦を展開している間に市は討伐隊により大半を制圧され、中央政庁ドームを残すのみとなったため、時遅く送られてきた[[ネオ・ジオン]]の[[トワニング艦隊]]からの援助の申し出を断り、抵抗を止め連邦政府に恭順する事を決定。市長は責任を取って拳銃自決し、市は討伐隊に降伏した。
15行目: 15行目:  
;[[ガンダム・センチネル]]
 
;[[ガンダム・センチネル]]
 
:初出作品。第五章~第十章の舞台となり、ニューディサイズの論理爆弾による降下阻止や、討伐艦隊が実施した制圧作戦「イーグル・フォール」による激しい攻防戦が繰り広げられた。
 
:初出作品。第五章~第十章の舞台となり、ニューディサイズの論理爆弾による降下阻止や、討伐艦隊が実施した制圧作戦「イーグル・フォール」による激しい攻防戦が繰り広げられた。
 +
;[[ガンプラ]]
 +
:「MG 1/100 ジム・クゥエル」のインストにおいて宇宙世紀0084年4月30日に市で発生した暴動~鎮圧までの流れが解説されている。
 
;[[GUNDAM LEGACY]]
 
;[[GUNDAM LEGACY]]
 
:episode 13(単行本第3巻record 14)にてティターンズの名が知れ渡る切欠となった暴動鎮圧の様子が描写された。市でジオン残党勢力が[[ザクII]]で武装蜂起した際、当時訓練中であった[[ジム・クゥエル]]部隊がこれを速やかに鎮圧し、ティターンズの名を上げた。なお、クゥエル部隊には当時ティターンズ所属だった[[フォルド・ロムフェロー]]も隊員として所属していた。
 
:episode 13(単行本第3巻record 14)にてティターンズの名が知れ渡る切欠となった暴動鎮圧の様子が描写された。市でジオン残党勢力が[[ザクII]]で武装蜂起した際、当時訓練中であった[[ジム・クゥエル]]部隊がこれを速やかに鎮圧し、ティターンズの名を上げた。なお、クゥエル部隊には当時ティターンズ所属だった[[フォルド・ロムフェロー]]も隊員として所属していた。
41行目: 43行目:  
;宇宙港
 
;宇宙港
 
:中央政庁ドームから北へ2kmほど離れた場所にある、かつての採掘現場の跡地を利用して作られた宇宙港。マス・ドライバーへの搬入口が設けられている。定期連絡シャトルの入出港が行われており、ニューディサイズ艦隊や、エイノー艦隊の強襲揚陸艦がここへ寄港している。ニューディサイズが脱出する際にはパイロットらがここからシャトルで宇宙へと脱出した。
 
:中央政庁ドームから北へ2kmほど離れた場所にある、かつての採掘現場の跡地を利用して作られた宇宙港。マス・ドライバーへの搬入口が設けられている。定期連絡シャトルの入出港が行われており、ニューディサイズ艦隊や、エイノー艦隊の強襲揚陸艦がここへ寄港している。ニューディサイズが脱出する際にはパイロットらがここからシャトルで宇宙へと脱出した。
 +
;バンガー工業
 +
:市近郊にあるコロニー公社の下請け業者。宇宙世紀0084年4月30日に業績悪化に伴う大規模なレイオフを発端とする争議が発生し、業績悪化の原因が連邦政府によるコロニー再建計画の変更によるものとする元社員を名乗る男がMSを持ち出した事により、ジオン残党ゲリラの武装蜂起が発生してしまった。
    
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==