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*[[機動戦士ガンダム]]
*[[機動戦士ガンダム]]
*他多数
*他多数
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| デザイン = 大河原邦男
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| デザイナー = 大河原邦男
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 量産機
| 型式番号 = MS-06F
| 型式番号 = MS-06F
| 全高 = 17.5m
| 全高 = 17.5m
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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[一年戦争]]時に[[ジオン公国軍]]がもっとも多く使用したMS。一年戦争序盤の主力機であった[[ザクIIC型|C型]]は核攻撃を想定し耐核装備を施していたが、[[南極条約]]によってそれは完全に不要になってしまった。そのため耐核装備を外して軽量化したタイプが本機である。ジオンの国力の低さをカバーして数で優る連邦軍相手に一年戦争序盤は善戦していたが、補給線の限界に達して膠着した後に連邦軍が[[ガンダム]]をはじめとするモビルスーツを配備し、ジオン軍でも様々なモビルスーツを開発したことで中盤以降は急速に老朽化が進んでしまった。
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[[一年戦争]]時に[[ジオン公国軍]]がもっとも多く使用したMS。一年戦争序盤の主力機であった[[ザクIIC型|C型]]は核攻撃を想定し耐核装備を施していたが、[[南極条約]]によってそれは完全に不要になってしまった。そのため耐核装備を外して軽量化したタイプが本機である。ジオンの国力の低さをカバーして数で優る[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]相手に一年戦争序盤は善戦していたが、補給線の限界に達して膠着した後に連邦軍が[[ガンダム]]をはじめとする[[モビルスーツ]]を配備し、ジオン軍でも様々なモビルスーツを開発したことで中盤以降は急速に老朽化が進んでしまった。
大気圏内外で運用できる高い汎用性を持っており、それ故に単純な性能向上型だけでなく局地戦・特殊戦仕様、エースパイロット専用機などの多くの派生型が誕生した。
大気圏内外で運用できる高い汎用性を持っており、それ故に単純な性能向上型だけでなく局地戦・特殊戦仕様、エースパイロット専用機などの多くの派生型が誕生した。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
=== 武装・必殺攻撃 ===
;[[ザク・マシンガン]]
;[[ザク・マシンガン]]
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:口径120mmの大型機関砲で、最も多く使用された主兵装。上部に装填する大型のドラムマガジン(厳密にはパンマガジンといったほうが正しい)が特徴で、スコープや銃身下部のフォアグリップによって高精度の射撃ができる。連邦製の[[ジム]]や[[ボール]]、軍艦のブリッジさえ数発で撃破できる威力があるが、シールドや[[ガンダム]]の装甲を貫通することはできない。対空戦闘に使用できるほどの連射性や銃床による格闘戦ができる程の耐久性も備えており、[[グフ]]や[[ドム]]など他のMSが使用した例もある。
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:口径120mmの大型機関砲で、最も多く使用された主兵装。上部に装填する大型のドラムマガジン(厳密にはパンマガジンといったほうが正しい)が特徴で、スコープや銃身下部のフォアグリップによって高精度の射撃ができる。[[地球連邦軍 (UC)|連邦]]製の[[ジム]]や[[ボール]]、軍艦のブリッジさえ数発で撃破できる威力があるが、シールドや[[ガンダム]]の装甲を貫通することはできない。対空戦闘に使用できるほどの連射性や銃床による格闘戦ができる程の耐久性も備えており、[[グフ]]や[[ドム]]など他のMSが使用した例もある。
;ヒート・ホーク
;ヒート・ホーク
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:近接戦闘用の白兵武装。不使用時は左腰に携帯していることもある。文字通り刃の部分が高熱化することで高い破壊力を発揮する斧型の武器で、刃部はプラズマ化するためビーム・サーベルと切り結んだりすることも可能。[[ガンダム]]や[[ジム]]のシールドを割ることができるなど、直撃すれば大きなダメージを与えられる。
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:近接戦闘用の白兵武装。不使用時は左腰に携帯していることもある。文字通り刃の部分が高熱化することで高い破壊力を発揮する斧型の武器で、刃部はプラズマ化するため[[ビーム・サーベル]]と切り結んだりすることも可能。ガンダムやジムのシールドを割ることができるなど、直撃すれば大きなダメージを与えられる。
;ザク・バズーカ
;ザク・バズーカ
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:口径は280mmないし240mm。元々は対艦用のロケットランチャーで、ザク・マシンガンより高い攻撃力が求められる敵に対して使用する。連射はできるものの外見上弾倉の位置が分かりづらい(MS IGLOO2 重力戦線で予備弾倉が登場する)。[[ドム]]の制式装備としてより大口径・高攻撃力のジャイアント・バズが登場したため[[ザクII]]以外の機体が装備しているシーンはザク・マシンガンに比べれば少ない。
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:口径は280mmないし240mm。元々は対艦用のロケットランチャーで、ザク・マシンガンより高い攻撃力が求められる敵に対して使用する。連射はできるものの外見上弾倉の位置が分かりづらい(MS IGLOO2 重力戦線で予備弾倉が登場する)。ドムの制式装備としてより大口径・高攻撃力のジャイアント・バズが登場したためザクII以外の機体が装備しているシーンはザク・マシンガンに比べれば少ない。
;[[MMP-80]]マシンガン
;[[MMP-80]]マシンガン
:一年戦争後期に生産されたザクマシンガンの1種。主に[[ザクII改]]が装備していた銃とされているが、一年戦争終盤に多く生産されたのか、多数の機体が運用している。現実世界のSMGに程近い形状で、口径は速射性と命中率を重視した90mmに、マガジンも銃身下部に接続する箱型弾倉に変更。加えて銃身下部に単発のグレネードを装備する事も可能とされている。
:一年戦争後期に生産されたザクマシンガンの1種。主に[[ザクII改]]が装備していた銃とされているが、一年戦争終盤に多く生産されたのか、多数の機体が運用している。現実世界のSMGに程近い形状で、口径は速射性と命中率を重視した90mmに、マガジンも銃身下部に接続する箱型弾倉に変更。加えて銃身下部に単発のグレネードを装備する事も可能とされている。
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== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
'''※本機以外の仕様(J型、S型など)は基本的に「[[ザクII]]」を、ザクの派生機および関連機体に関しては「[[ザクシリーズ]]」を参照。'''
'''※本機以外の仕様(J型、S型など)は基本的に「[[ザクII]]」を、ザクの派生機および関連機体に関しては「[[ザクシリーズ]]」を参照。'''
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=== パーソナルカスタム機 ===
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;[[ドズル・ザビ専用ザクII]]
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:[[ドズル・ザビ]]専用にカスタマイズされた機体。
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;[[ジョニー・ライデン専用ザクII]]
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:パーソナルカラーの紅を基調に塗装された[[ジョニー・ライデン]]専用機。
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;[[シン・マツナガ専用ザクII]]
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:頭部と左肩部を白で塗装した[[シン・マツナガ]]専用機。
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;[[ザクII (マツナガ小隊機)]]
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:マツナガ小隊機であることを示す「W」の文字が描かれた機体。
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;[[ザクII (エミコ・ジェラート機)]]
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:パーソナルカラーの青銅色を基調に塗装された[[エミコ・ジェラート]]専用機。
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=== 系列機・派生機 ===
;[[ザクIIFS型]]
;[[ザクIIFS型]]
:F型の中でも高品質の物をベースとしている。
:F型の中でも高品質の物をベースとしている。
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;[[ザクII改]]
;[[ザクII改]]
:新規設計機であるという説とF型の全面改修機であるという説が存在する<ref>[[ガンプラ]]「HGUC ザクII改」説明書解説文など</ref>。
:新規設計機であるという説とF型の全面改修機であるという説が存在する<ref>[[ガンプラ]]「HGUC ザクII改」説明書解説文など</ref>。
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;[[ザク・マインレイヤー]]
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;[[ザクマインレイヤー]]
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:バックパックを機雷散布用に換装したF型。
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:ランドセルを機雷散布用に換装したF型。
;[[ザクII (砲手用)]]
;[[ザクII (砲手用)]]
:[[ザメル|ザメル砲]]の運用に特化した改修を受けたF型。
:[[ザメル|ザメル砲]]の運用に特化した改修を受けたF型。
;[[プロトタイプグフ]]
;[[プロトタイプグフ]]
:J型をベースとしているが、資料によっては本機をベースとする物もある<ref>[[ガンプラ]]「HGUC グフ (REVIVE版)」説明書解説文など</ref>。
:J型をベースとしているが、資料によっては本機をベースとする物もある<ref>[[ガンプラ]]「HGUC グフ (REVIVE版)」説明書解説文など</ref>。
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<!-- == 余談 == -->
<!-- == 余談 == -->
<!-- *説明 -->
<!-- *説明 -->