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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[サナリィ]]が開発した[[クロスボーン・ガンダム]](F97)の[[地球]]圏仕様。
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[[サナリィ]]が開発した[[クロスボーン・ガンダム]]の簡易生産型。実際には高重力に対抗する強力なスラスターや高度の対放射線処置をオミットした、F97の地球圏仕様である。木星圏で運用する為のこれらカスタマイズは地球圏では不必要であり、装備を整理しコストを削減しているが、地球圏で運用する限り、その性能はクロスボーン・ガンダムとなんら変わりはない。サナリィ的には、これが[[地球連邦軍 (UC)|連邦]]にセールスする際の「F97」であった。
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高度な対放射線処置など他惑星用の装備をオミットした事で製造コストの低減化に成功しており、「簡易生産型クロスボーン・ガンダム」とも言える機体となっている。形状は異なるがX字型のフレキシブルスラスターや[[コアブロックシステム]]等は原型機と同様に搭載されており、機動性や生存性に優れる。基本性能もクロスボーン・ガンダムと同等であるが、それはあくまでも地球圏で運用する場合に限定される。なお右眼部にはターゲッティングデバイスらしきパーツが装着されているが、内部に収納できるかどうかは不明(一コマだけデバイスの無い状態が描かれているが、作画ミスの可能性もある)。
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形状は異なるがX字型のフレキシブルスラスターや[[コアブロックシステム]]等は原型機と同様に搭載されており、機動性や生存性に優れ、右眼部にはクロスボーン・ガンダムと同じくターゲッティングデバイスが装着されている<ref>収納が可能かどうかは不明。一コマだけデバイスの無い状態が描かれているが、作画ミスの可能性もある</ref>。
    
武装はクロスボーン・ガンダムを踏襲しつつも一部変更されており、携行武装にはバレル部を変更した改良型ザンバスターと120mmマシンガンが用意され、胸部にはバルカン砲が追加されている。なお特殊性の強い武装であるシザー・アンカーとヒート・ダガーはオミットされている。
 
武装はクロスボーン・ガンダムを踏襲しつつも一部変更されており、携行武装にはバレル部を変更した改良型ザンバスターと120mmマシンガンが用意され、胸部にはバルカン砲が追加されている。なお特殊性の強い武装であるシザー・アンカーとヒート・ダガーはオミットされている。
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本来の[[型式番号]]は「F97-E」。サナリィは本機を「F97」として[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に売り込むつもりであったが、[[木星戦役]]が地球圏にも飛び火した為に同社が海賊軍との繋がりが露見する事を恐れ、販売はされなかった。そのせいで投資した開発費は'''全額赤字'''となってしまい、起死回生の一手として[[ミノフスキードライブ|次世代推進システム]]の[[レコードブレイカー|実験機]]を開発。その素体として本機のフレームが転用されている。
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サナリィは本機を「F97」として[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に売り込むつもりであったが、[[木星戦役]]が地球圏にも飛び火した為に同社が[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード|海賊軍]]との繋がりが露見する事を恐れ、販売はされなかった。そのせいで投資した開発費は'''全額赤字'''となってしまい、起死回生の一手として[[ミノフスキードライブ]]の[[レコードブレイカー|実験機]]を開発。その素体として本機のフレームが転用された。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
:パイロットは[[ウモン・サモン]]、[[ヨナ]]、[[ジェラド]]。<br />3機が海賊軍に譲渡され、第117連邦軍基地の襲撃時に実戦投入されている。最終決戦にも参加し、最後まで戦い抜いたが機体も破損している。
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:初出作品。第6巻より再集結した海賊軍の機体として登場。パイロットは[[ウモン・サモン]]、[[ヨナ]]、[[ジェラド]]。<br />3機が海賊軍に譲渡され、第117連邦軍基地の襲撃時に実戦投入されている。最終決戦にも参加し、最後まで戦い抜いたが機体も破損している。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
:木星戦役後にもう1機配備されたようで、全部で4機が確認されている。パイロットは不明。<br />通常時はブラックロー運送で作業用[[MS]]に偽装して使用されている。[[アマクサ]]との戦闘で3機が大破した。
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:木星戦役後にもう1機配備されたようで、全部で4機が確認されている。パイロットは不明。<br />通常時はブラックロー運送で作業用MSに偽装して使用されている。[[アマクサ]]との戦闘で3機が大破した。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
 
:海賊軍所属機の他にも、サナリィ所属機が登場している。パイロットは[[ミノル・スズキ]]。<br />トビア達を助ける為に出撃して木星軍と交戦し、アマクサを1機撃墜したが、[[影のカリスト]]が駆る[[コルニグス]]には歯が立たず機体を破損させられた。
 
:海賊軍所属機の他にも、サナリィ所属機が登場している。パイロットは[[ミノル・スズキ]]。<br />トビア達を助ける為に出撃して木星軍と交戦し、アマクサを1機撃墜したが、[[影のカリスト]]が駆る[[コルニグス]]には歯が立たず機体を破損させられた。
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[コアブロックシステム]]
 
;[[コアブロックシステム]]
:コクピットブロックが機体から分離してコア・ファイターとなる。
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:コクピットブロックが機体から分離してコア・ファイターとなる。スラスター形状はクロスボーン・ガンダムとは異なるが、構造自体は同一。
 
;多段式ロケット
 
;多段式ロケット
 
:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の第117基地に保管されていた物で、旧世代の固形燃料を使用している。これとメインスラスターを接続し、ビーム・シールドを展開する事で単機での大気圏離脱が可能となる。<br />最終決戦の為に基地ごと奪取し、木星軍への奇襲に使用された。3機全てが使用した訳ではなく、接続された機体に残りの2機が掴まっていた。
 
:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の第117基地に保管されていた物で、旧世代の固形燃料を使用している。これとメインスラスターを接続し、ビーム・シールドを展開する事で単機での大気圏離脱が可能となる。<br />最終決戦の為に基地ごと奪取し、木星軍への奇襲に使用された。3機全てが使用した訳ではなく、接続された機体に残りの2機が掴まっていた。
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*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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