差分

381 バイト追加 、 2021年9月11日 (土) 18:55
編集の要約なし
44行目: 44行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ハイザック]]の狙撃仕様。ハイザックの欠点であった不安定なジェネレーター出力の問題を解消するべくジェネレーターの強化が成されており、原型機では不可能だった複数のビーム兵器の同時使用が可能となっている。センサー類の高精度化に加え、狙撃用のビーム・ランチャーを主兵装としており、狙撃機として高い性能を有している。また、推力向上型バックパックへの換装やその他機体各所の強化や形状変更が成されており、高機動型としての側面を持つ機体に仕上がっている。この狙撃仕様と高機動仕様という2つの性能傾向の相乗効果によって本機は単独もしくは少数でのスナイパー任務に適した高度な性能を獲得するに至っている。
+
「隠れハイザック」の異名を持つ、[[ハイザック]]の狙撃仕様。
   −
なお、機体の一部形状が[[ハイザック先行量産型]]と共通しているが、これはハイザックの生産が本格化した際、生産性向上のために量産型でオミットされた部分を性能向上のために差し戻したのが理由となっている。中にはハイザックからのカスタム化以外にも先行量産型から直接カスタム化した例も存在している。
+
ハイザックの欠点であったジェネレーター出力の強化や推力の向上によって、高機動機としての側面を持つ機体となった。
 +
 
 +
推力向上型バックパックの交換以外に、センサー類を改良、全身各部の外装の材質や形状も変更されており、コクピットや肩部、大腿部等の装甲形状、腕部動力パイプの内蔵化、背中や脚の主推進器の整流板の排除など、[[ハイザック先行量産型]]の物と共通した形状を持つ。これは、ハイザックの生産が本格化した際、生産性を上げる為に先行量産型からオミットされた部分を、性能向上の為に再び差し戻した形となる。また、ハイザックからのカスタム化以外にも、先行量産型を直接カスタム化した例も存在した。
 +
 
 +
MSの運用上、単独もしくは少数での狙撃任務には高性能のカスタム機が適しており、狙撃仕様と高機動仕様という二つの機体性能の相乗効果によって、ハイザック・カスタムは高度な性能を獲得するに至っている。高機動機は優れたパイロットの搭乗する専用機として運用される例も多く、この機体もそうした機体に分類されるケースもあった。
 +
 
 +
[[グリプス戦役]]後はハイザックと共に[[ジオン共和国]]に払い下げられ、運用されている。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
80行目: 86行目:  
:原型機。『Ζ』第39話には本機と同色の機体が登場している。
 
:原型機。『Ζ』第39話には本機と同色の機体が登場している。
 
;[[ハイザック先行量産型]]
 
;[[ハイザック先行量産型]]
:原型機の1つ。一部機体形状が共通している。
+
:原型機の1つ。一部機体形状が共通しており、一部機体は先行量産型から直接カスタム化されたともされる。
 
;[[ホビー・ハイザック]]
 
;[[ホビー・ハイザック]]
 
:民間用に軍から払い下げられたハイザックだが、機体の各所に本機とパーツ形状の共通する部分が見られる。『A.O.Ζ Re-Boot』においては本機と同様、先行量産型ベースの機体として設定されている。
 
:民間用に軍から払い下げられたハイザックだが、機体の各所に本機とパーツ形状の共通する部分が見られる。『A.O.Ζ Re-Boot』においては本機と同様、先行量産型ベースの機体として設定されている。
 
;[[ジム・スナイパーIII]]
 
;[[ジム・スナイパーIII]]
:試作ビーム・ランチャーとトランスパックが後に本機の装備として制式採用されている。
+
:試作ビーム・ランチャーと高機動型トランスパックを試験運用。その後、ハイザック・カスタムの装備として制式採用されている。
 
;[[サンドージュ]]
 
;[[サンドージュ]]
 
:本機のビーム・ランチャーを使用している。
 
:本機のビーム・ランチャーを使用している。
5,435

回編集