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| 各部装甲に採用されたガンダリウム合金は強度が高いが、装甲自体はそれ程厚くはない。この為、各部の稼動領域が広く確保される事となり、その見た目に反して運動性も高くなった。また、機体の耐久性自体も非常に優れている。推力の方もバックパックを始め、両肩や両脚、スカート部等にスラスターを設置した為にかなり高く、従来機を凌駕する機動性を本機に与えている。バックパックにはプロペラントタンクを2本装着しており、これと機体自体に備えられたプロペラントにより稼働時間もかなり長い<ref>プロペラントタンクによる稼働時間の延長は最大戦闘出力で約90秒。</ref>。 | | 各部装甲に採用されたガンダリウム合金は強度が高いが、装甲自体はそれ程厚くはない。この為、各部の稼動領域が広く確保される事となり、その見た目に反して運動性も高くなった。また、機体の耐久性自体も非常に優れている。推力の方もバックパックを始め、両肩や両脚、スカート部等にスラスターを設置した為にかなり高く、従来機を凌駕する機動性を本機に与えている。バックパックにはプロペラントタンクを2本装着しており、これと機体自体に備えられたプロペラントにより稼働時間もかなり長い<ref>プロペラントタンクによる稼働時間の延長は最大戦闘出力で約90秒。</ref>。 |
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− | コクピットは頭部に存在し、従来機と同様に[[リニアシート]]・[[全天周モニター]]が採用され、緊急脱出用のイジェクションポッドとしても機能する。ポッドには小型のスラスターも内蔵されており、即座に戦場から離脱する事も可能である。 | + | コクピットは頭部に存在し、従来機と同様に[[リニアシート]]・[[全天周囲モニター]]が採用され、緊急脱出用のイジェクションポッドとしても機能する。ポッドには小型のスラスターも内蔵されており、即座に戦場から離脱する事も可能である。 |
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| 武装には[[ファンネル]]や[[メガ粒子砲]]等が装備され、これによって高火力かつ多彩な攻撃を実現した。最大の特徴は新素材「[[サイコフレーム]]」が採用されている事であり、これにより搭載している[[サイコミュシステム]]の小型・高密度化が実現可能となり、追従性も向上している。これと大型化した機体サイズのおかげでシステム等に余裕が生まれ、機体の軽量化を始めとして装甲やアクチュエーター等の強化、更には機体の信頼性までもが高められる事となり、本機はワンオフかつ新規に設計・開発された機体でありながらも量産機クラスの高い稼働率を誇り、更にはニュータイプ専用機としても通常のMSとしても高い性能を持つという非常に優れた機体として完成している。 | | 武装には[[ファンネル]]や[[メガ粒子砲]]等が装備され、これによって高火力かつ多彩な攻撃を実現した。最大の特徴は新素材「[[サイコフレーム]]」が採用されている事であり、これにより搭載している[[サイコミュシステム]]の小型・高密度化が実現可能となり、追従性も向上している。これと大型化した機体サイズのおかげでシステム等に余裕が生まれ、機体の軽量化を始めとして装甲やアクチュエーター等の強化、更には機体の信頼性までもが高められる事となり、本機はワンオフかつ新規に設計・開発された機体でありながらも量産機クラスの高い稼働率を誇り、更にはニュータイプ専用機としても通常のMSとしても高い性能を持つという非常に優れた機体として完成している。 |
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| ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | | ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] |
| :初登場作品。パイロットは[[シャア・アズナブル]]。[[フィフス・ルナ]]の落下作戦の際、[[ギュネイ・ガス]]の援護・回収の為に出撃。[[アムロ・レイ]]の[[リ・ガズィ]]と交戦し、圧倒的優位性を保っていた。 | | :初登場作品。パイロットは[[シャア・アズナブル]]。[[フィフス・ルナ]]の落下作戦の際、[[ギュネイ・ガス]]の援護・回収の為に出撃。[[アムロ・レイ]]の[[リ・ガズィ]]と交戦し、圧倒的優位性を保っていた。 |
− | :[[アクシズ]]落下作戦でも[[ロンド・ベル]]艦隊が放ったミサイルを撃ち落とす活躍を見せていたが、最終局面でアムロの[[νガンダム]]と互角の戦いを繰り広げる。互いに全ての武装を失い、徒手空拳による格闘戦に縺れ込むが、最終的にはνガンダムが勝利し、アクシズの表面に叩きつけられた。その際、コクピットの脱出機能が作動しているが、戦場を離脱する前にスラスターをトリモチで潰されて捕獲された。 | + | :[[アクシズ]]落下作戦でも[[ロンド・ベル]]艦隊が放ったミサイルを撃ち落とす活躍を見せ、最終局面でアムロの[[νガンダム]]と互角の戦いを繰り広げた。互いに全ての武装を失い、徒手空拳による格闘戦に縺れ込むが、最終的にはνガンダムが勝利し、アクシズの表面に叩きつけられた。その際、コクピットの脱出機能が作動しているが、戦場を離脱する前にスラスターをトリモチで潰されて捕獲された。 |
| ;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]] | | ;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]] |
− | :本作で開発に携わったスタッフとして[[アルレット・アルマージュ]]が設定された。本機はシャアの反乱後も[[アクシズ]]表面に放置されており、アルレットの手によってサイコフレームとデータが回収されている。また、損傷した機体を目の当たりにしたアルレットは、格闘戦によるダメージが頭部に集中している事から、これが機体のコクピットが何処にあるかを[[アムロ・レイ|交戦した敵]]が知っていたかのようだと驚愕しながらも、そのような状況であっても脱出機能が動作した事に安堵している。 | + | :本作で開発に携わったスタッフとして[[アルレット・アルマージュ]]が設定された。擱座したサザビーはシャアの反乱後も[[アクシズ]]表面に放置されており、アルレットの手によってサイコフレームとデータが回収されている。また、損傷した機体を目の当たりにしたアルレットは、格闘戦によるダメージが頭部に集中している事から、機体のコクピットが何処にあるかを[[アムロ・レイ|交戦した敵]]が知っていたかのようだと驚愕しながらも、そのような状況であっても脱出機能が動作した事に安堵している。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| :ギラ・ドーガをベースにファンネルを搭載した機体。この機体のコンセプトを基にサザビーが造られた。 | | :ギラ・ドーガをベースにファンネルを搭載した機体。この機体のコンセプトを基にサザビーが造られた。 |
| ;[[ヤクト・ドーガ]] / [[レーテ・ドーガ]] | | ;[[ヤクト・ドーガ]] / [[レーテ・ドーガ]] |
− | :[[ギラ・ドーガ]]を改造した機体で、これらも本来は総帥専用機として造られていた。しかし、要求性能を満たせなかった為にサザビーが開発されている。 | + | :[[ギラ・ドーガ]]を改造した機体。これらも本来は総帥専用機として造られていた。しかし、要求性能を満たせなかった為にサザビーが開発されている。 |
| ;[[サザビー (陸戦用重装型)]] | | ;[[サザビー (陸戦用重装型)]] |
| :一般の指揮官用にデチューンした地上戦用の機体。 | | :一般の指揮官用にデチューンした地上戦用の機体。 |
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| :模型誌「B-CLUB」30号に掲載されている試作機で、機体デザインにサザビーの初期稿を用いている。機体設定は『[[機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー|逆シャア (小説版)]]』に登場するテスト時のサザビーに準じたものとなっている。 | | :模型誌「B-CLUB」30号に掲載されている試作機で、機体デザインにサザビーの初期稿を用いている。機体設定は『[[機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー|逆シャア (小説版)]]』に登場するテスト時のサザビーに準じたものとなっている。 |
| ;[[バルギル]] | | ;[[バルギル]] |
− | :プロトタイプとして開発された機体の1つ。本機に近い外見や武装を持つ。後に[[ムーンガンダム]]へと改修された。 | + | :プロトタイプとして開発された機体の1つ。本機に近い外見や武装を持つ。後に[[G-ドアーズ]]の頭部を得て[[ムーンガンダム]]へと改修された。 |
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| === その他 === | | === その他 === |