外見上の特徴として背中に広がるX字のフレキシブルスラスターがある。これは、木星の高重力に対応する為にF97の設計の見直しが図られた結果である。地球圏のMSは全身にバーニアを搭載する事で機体の高機動化を果たしていたが、それを木星圏で実施した場合、個々のバーニアが大型になり機体そのものが大型化し、それを稼働させる為に大型のジェネレーターが必要になり機体重量が増加するといった悪循環が生まれてしまう。一方で、クロスボーン・ガンダムはメイン・スラスターの向きをフレキシブルに可動させて方向転換を行い、バーニアや機体の大型化を回避しつつ高機動化を実現している。ラダー部にはコンフォーマルタンクを搭載し、そこから複数の燃焼材を選択可能。既存のMSのメインスラスターと比較して構造的に違いはないが、機体の質量重心から離れた位置に作用点が存在するので方向転換や姿勢制御をよりアクティブで効率良く行えるようになっており、推力についても大気圏内での単独飛行をも可能とする程に高い。 | 外見上の特徴として背中に広がるX字のフレキシブルスラスターがある。これは、木星の高重力に対応する為にF97の設計の見直しが図られた結果である。地球圏のMSは全身にバーニアを搭載する事で機体の高機動化を果たしていたが、それを木星圏で実施した場合、個々のバーニアが大型になり機体そのものが大型化し、それを稼働させる為に大型のジェネレーターが必要になり機体重量が増加するといった悪循環が生まれてしまう。一方で、クロスボーン・ガンダムはメイン・スラスターの向きをフレキシブルに可動させて方向転換を行い、バーニアや機体の大型化を回避しつつ高機動化を実現している。ラダー部にはコンフォーマルタンクを搭載し、そこから複数の燃焼材を選択可能。既存のMSのメインスラスターと比較して構造的に違いはないが、機体の質量重心から離れた位置に作用点が存在するので方向転換や姿勢制御をよりアクティブで効率良く行えるようになっており、推力についても大気圏内での単独飛行をも可能とする程に高い。 |