差分

453 バイト追加 、 2020年9月2日 (水) 20:03
編集の要約なし
25行目: 25行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ジオニック社]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。ジオン版[[コアブロックシステム]]とも呼べる代物を採用している実験機である。
+
[[ジオニック社]][[グフ]]をベースに開発した試作型[[モビルスーツ]]
   −
胸部にはコックピット兼脱出ポッドとして機能するリトル・ドップが搭載されており、緊急時にはこれによって脱出することが可能となっている。搭載されているリトル・ドップはその名の通り[[ドップ]]より小型であり、ドッキングに耐えられるよう装甲材質も変更されている。ドッキング方式は後のホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式に近いものであり、リトル・ドップの推進器がそのまま[[MS]]本体のランドセルとして機能する。戦闘中の脱出は可能だが、ドッキングは不可能でドッキングする際は専用の設備で行う必要がある。リトル・ドップの推進器をそのまま使用するため高い機動性を持っており、両腕部に装備されているシールドには補助スラスターが搭載されている。また、リトル・ドップの他にも[[シーランス]]に似た小型潜水艇が製作途中で発見されており、コックピットの換装プランもあったと推測されている。
+
ジオンの主力戦闘機[[ドップ]]に似た戦闘機「リトル・ドップ」が変形し、機体の胸部に収納されコクピットとなるという、ジオン版[[コアブロックシステム]]とも呼べるシステムを搭載した実験機である。[[地球連邦軍_(UC)|連邦軍]]のRXシリーズの情報もこの機体の開発に大きく影響したであろう事は想像に難くない。
   −
カラーリングが[[ガルマ・ザビ専用ザクII]]に酷似しているが、関連性は不明。
+
しかし、この機体のシステムはRXシリーズほど完成されたシステムではなく、コクピットとなるリトル・ドップは、稼働中に本体から離脱する事は出来るものの、再び単独で本体に戻る機能はなく、開発途中の機体であったと推測出来る。
 +
 
 +
リトル・ドップはMSの胸部に収める関係からドップと比較して一回り小さく設計されており、性能面も一変している。また、連邦のコアブロックシステムとは異なりエンジンブロックがそのまま機体背部に露出するという、後のホリゾンタル・イン・ザ・ボディに近いドッキング方式を採用していという特徴もあった。
 +
 
 +
[[一年戦争]]後期、[[キャリフォルニア・ベース]]で発見され、同時に格納庫内で改装中と思われる[[シーランス]]も発見されている事から、地球上の全領域MS開発の為の試験機だったとも推測されている。
 +
 
 +
カラーリングについては[[ガルマ・ザビ専用ザクII]]に酷似しているが、関連性は不明。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
38行目: 44行目:  
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;脱出機能
 
;脱出機能
:リトル・ドップによって脱出可能。
+
:リトル・ドップによって脱出可能。改装中だったシーランスの存在から、これを利用した換装システムが盛り込まれていた可能性が示唆されている。
    
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 +
==== グフ本体側 ====
 
;75mm5連装フィンガーバルカン
 
;75mm5連装フィンガーバルカン
:両腕部のマニュピレーター先端に内蔵されている機関砲。
+
:両腕部のマニピュレータ先端に内蔵されている機関砲。
 
;ジャイアント・バズ
 
;ジャイアント・バズ
:大口径のバズーカ砲。主に[[ドム]]系列機が装備している。
+
:主に[[ドム]]系列機が装備している大口径のバズーカ砲。
 
;ヒート・ソード
 
;ヒート・ソード
 
:加熱式の実体剣。非使用時にはシールド裏に装備されている。
 
:加熱式の実体剣。非使用時にはシールド裏に装備されている。
 
;シールド
 
;シールド
:[[グフ]]系列機が主に装備しているシールド。本機のシールドは両腕に装備されており、補助スラスターが内蔵された専用の物である。
+
:[[グフ]]系列機が主に装備しているシールド。本機のシールドは補助スラスターが内蔵された専用の物を両腕に装着している。
 +
==== リトル・ドップ側 ====
 
;6連装30mm機関砲
 
;6連装30mm機関砲
 
:リトル・ドップに2基装備されている機関砲。
 
:リトル・ドップに2基装備されている機関砲。
6,169

回編集