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テスト用として[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から軍に先行納入されていた[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]製の素体をベースとして組み上げており、その際、1号機と[[バンシィ|2号機]]の建造データもフィードバックされている。
 
テスト用として[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から軍に先行納入されていた[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]製の素体をベースとして組み上げており、その際、1号機と[[バンシィ|2号機]]の建造データもフィードバックされている。
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頭部の角は鳥の翼を模したような形状で、背部にはアームド・アーマーDEを装着したシールドを2枚取り付けている。全身のカラーリングは金色に染め上げられる等、外見はかなり派手。NT-Dシステムも搭載しているので、デストロイモードへの「変身」も当然可能。サイコフレームは青く輝く。武装は基本的に1号機と同様だが、アームド・アーマーDEを2基装備している事から、問題となっていた継戦能力の低さがある程度解消されている。1号機と2号機と完全に異なる点はコックピットであり、通常のリニアシートとなっている。
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頭部の角は鳥の翼を模したような形状で、背部にはアームド・アーマーDEを装着したシールドを2枚取り付けている。全身のカラーリングは金色に染め上げられる等、外見はかなり派手。NT-Dシステムも搭載しているので、デストロイモードへの「変身」も当然可能。サイコフレームは青く輝く。武装は基本的に1号機と同様だが、アームド・アーマーDEを2基装備している事から、問題となっていた継戦能力の低さがある程度解消されている。1号機と2号機と完全に異なる点はコックピットであり、通常のリニアシートに耐G用の改良を加えたものとなっており形状自体はユニコーンのデストロイモード時の物と似ているが、コントロールスティックがあり変形もしない。
    
また、「フェネクス」という機体名や外見の特徴からもわかる通り、本機は不死鳥をモチーフとしたデザインとなっており、「貴婦人と一角獣」に描かれている鳥からコンセプトを得ている。デストロイモード時に頭部の角やアームド・アーマーDEが翼のように展開するのも、その名を体現しているかのようである。
 
また、「フェネクス」という機体名や外見の特徴からもわかる通り、本機は不死鳥をモチーフとしたデザインとなっており、「貴婦人と一角獣」に描かれている鳥からコンセプトを得ている。デストロイモード時に頭部の角やアームド・アーマーDEが翼のように展開するのも、その名を体現しているかのようである。
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:上記『One of Seventy Two』への登場に伴い、UC-MSV枠に追加されている。
 
:上記『One of Seventy Two』への登場に伴い、UC-MSV枠に追加されている。
 
;[[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
 
;[[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
:宇宙世紀0096年、一年戦争終結記念日として宇宙で催されたジュニアハイスクール生の式典に突如として出現。当時は連邦軍は少数のジオン残党「メイルメル隊」と偶発的な戦闘を展開していたが、両陣営のMSには目もくれず、式典に招待されたジュニアスクール生に向けてメガ・キャノンを掃射。多くの子供達をスペースランチ諸共焼き殺してしまう。<br />その後も生き残った子供達を執拗に狙い続けたが、その場に展開していた連邦軍の[[ガンダムGファースト]]や[[キャノンガン]]、メイルメル隊の[[ズオム]]の連携によって激戦の末に無力化された。<br />しかし、直後にロック・ホーカーの命を受けて回収に現れた特殊介入部隊「フレスベルグ隊」によって鹵獲されて姿を消した。その後、アームド・アーマーXCを装備した状態でジョリオンが搭乗し、ナイトロ隊の1機として出撃した。[[ガンダムGファーストDX]]と交戦し、リバウによってアームド・アーマーXCが破壊されると機能を停止している。ジョリオンがコックピットから救出されると機体は再び起動し、無人のまま飛び去っている。なおこの際、フェネクスに前任パイロットの精神が宿っている事が仄めかされている。
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:宇宙世紀0096年、一年戦争終結記念日として宇宙で催されたジュニアハイスクール生の式典に突如として出現。当時は連邦軍は少数のジオン残党「メイルメル隊」と偶発的な戦闘を展開していたが、両陣営のMSには目もくれず、式典に招待されたジュニアスクール生に向けてメガ・キャノンを掃射。多くの子供達をスペースランチ諸共焼き殺してしまう。<br />その後も生き残った子供達を執拗に狙い続けたが、その場に展開していた連邦軍の[[ガンダムGファースト]]や[[キャノンガン]]、メイルメル隊の[[ズオム]]の連携によって激戦の末に無力化された。<br />しかし、直後にロック・ホーカーの命を受けて回収に現れた特殊介入部隊「フレスベルク隊」によって鹵獲されて姿を消した。その後、アームド・アーマーXCを装備した状態でジョリオンが搭乗し、ナイトロ隊の1機として出撃した。[[ガンダムGファーストDX]]と交戦し、リバウによってアームド・アーマーXCが破壊されると機能を停止している。ジョリオンがコックピットから救出されると機体は再び起動し、無人のまま飛び去っている。なおこの際、フェネクスに前任パイロットの精神が宿っている事が仄めかされている。
 
;[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]
 
:この作品で比較評価試験時のパイロットがリタだと設定された。リタは肉体を失っており意識だけがフェネクスに宿っている状態となっている。多くの命を奪ってしまった贖罪としてヨナを導いて、この機体で[[フル・フロンタル]]の手に[[ネオ・ジオング]]が渡る前に破壊しようと考えていた(この時ネオ・ジオングが破壊されたため、小説版ガンダムUCには同機が登場しない)。戦いの後はヨナを降ろし、星雲の中心へと飛び去っていった。
 
:この作品で比較評価試験時のパイロットがリタだと設定された。リタは肉体を失っており意識だけがフェネクスに宿っている状態となっている。多くの命を奪ってしまった贖罪としてヨナを導いて、この機体で[[フル・フロンタル]]の手に[[ネオ・ジオング]]が渡る前に破壊しようと考えていた(この時ネオ・ジオングが破壊されたため、小説版ガンダムUCには同機が登場しない)。戦いの後はヨナを降ろし、星雲の中心へと飛び去っていった。
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;[[NT-Dシステム]]
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;[[NT-D]]
:本機に搭載されているOSで、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。名称は「ニュータイプ・ドライブ」の略称とされているが、実は「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称で、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。発動させる条件は敵機、あるいは本機のパイロットがニュータイプか強化人間である事。発動するとデストロイモードに変形し、機体性能を飛躍的に向上させたり、サイコミュ・ジャック(後述)が可能となる。しかし、パイロットや機体にも負担が大きく、5分間が限度とされる。他のユニコーンガンダム系列機は専用のシートを採用しているが、本機は通常のリニアシートを採用しているため変形はしない。パイロットスーツも通常のノーマルスーツであるため、[[強化人間]]の搭乗を前提としている。<br>機体に宿ってしまったリタにはこのシステムを制御することができず、『ラスト・サン』では暴走している。『NT』においてはヨナが搭乗するまでニュータイプや強化人間と対峙してもこのシステムを発動していない。
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:本機に搭載されているOSで、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。名称は「ニュータイプ・ドライブ」の略称とされているが、実は「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称で、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。発動させる条件は敵機、あるいは本機のパイロットがニュータイプか強化人間である事。発動するとデストロイモードに変形し、機体性能を飛躍的に向上させたり、サイコミュ・ジャック(後述)が可能となる。しかし、パイロットや機体にも負担が大きく、5分間が限度とされる。他のユニコーンガンダム系列機は専用のシートを採用しているが、本機は通常のリニアシートを採用しているため変形はしない。パイロットスーツも通常のノーマルスーツであるため、肉体を強化された[[強化人間]]の搭乗を前提としている。<br>機体に宿ってしまったリタにはこのシステムを制御することができず、『ラスト・サン』では暴走している。『NT』においてはヨナが搭乗するまでニュータイプや強化人間と対峙してもこのシステムを発動していない。
 
;インテンション・オートマチック・システム
 
;インテンション・オートマチック・システム
 
:デストロイモード時に発動する、サイコフレームにパイロットの脳波を直接反映するシステム。ユニコーンモード時でも機能を制限された状態で稼働している。要は「考えるだけで機体を動かせる」というもので、離れた位置に置かれた機体を思考による遠隔操作で呼び寄せるといった芸当も可能。また、自分以外にも敵の脳波を傍受できる。<br />その反面、乗っているパイロットをシステムに取り込んで「制御」してしまう危険性も孕んでいて、過剰な戦闘・破壊行為をパイロットに強制させる事もある。
 
:デストロイモード時に発動する、サイコフレームにパイロットの脳波を直接反映するシステム。ユニコーンモード時でも機能を制限された状態で稼働している。要は「考えるだけで機体を動かせる」というもので、離れた位置に置かれた機体を思考による遠隔操作で呼び寄せるといった芸当も可能。また、自分以外にも敵の脳波を傍受できる。<br />その反面、乗っているパイロットをシステムに取り込んで「制御」してしまう危険性も孕んでいて、過剰な戦闘・破壊行為をパイロットに強制させる事もある。
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::アームド・アーマーDEの先端部に内蔵されているビーム砲。「DE」を腕部に装着して使用する。『NT』以外の作品で使用されている。
 
::アームド・アーマーDEの先端部に内蔵されているビーム砲。「DE」を腕部に装着して使用する。『NT』以外の作品で使用されている。
 
;シールド・ファンネル
 
;シールド・ファンネル
:アームド・アーマーDEをファンネルのごとく操る運用法。『NT』で使用し、主に直接ぶつけて攻撃している。ちなみに内蔵されているスラスターやメガ・キャノンは使用していない。
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:アームド・アーマーDEをファンネルのごとく操る運用法。『ラスト・サン』及び『NT』で使用している。『ラスト・サン』ではデストロイモードで使用しており、アームド・アーマーDEのスラスターで移動させ、メガ・キャノンで攻撃している。『NT』ではユニコーンモードで使用しており、主に直接ぶつけて攻撃している。ちなみに内蔵されているスラスターやメガ・キャノンは使用しておらず、サイコフィールドにより操作している。
 
;アームド・アーマーXC
 
;アームド・アーマーXC
:『ラスト・サン』で追加されたバックパックに搭載された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。『ラスト・サン』の最後で破壊されている。<br>[[バンシィ・ノルン]]に搭載されている物はデストロイモードのサポート機能に限定された物である。
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:『ラスト・サン』で追加されたバックパックに搭載された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。『ラスト・サン』の終盤で[[リバウ]]によって破壊されている。<br>[[バンシィ・ノルン]]に搭載されている物はデストロイモードのサポート機能に限定された物である。
 
;ソフトチェストタッチ
 
;ソフトチェストタッチ
 
:ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。
 
:ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。
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;[[ガンダムデルタカイ]]
 
;[[ガンダムデルタカイ]]
 
:フェネクスと同じくナイトロシステムを搭載した機体。しかしロック・ホーカーによるとフェネクスのそれは格段に進化しているらしく、デルタカイのそれは「旧いナイトロ」と称されている。
 
:フェネクスと同じくナイトロシステムを搭載した機体。しかしロック・ホーカーによるとフェネクスのそれは格段に進化しているらしく、デルタカイのそれは「旧いナイトロ」と称されている。
;[[フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB]][[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ]]
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;[[フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB]] / [[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ]]
 
:前者にはUC版デザイン、後者にはNT版デザインのアームド・アーマーDEが装備されている。
 
:前者にはUC版デザイン、後者にはNT版デザインのアームド・アーマーDEが装備されている。
 
;[[フェニックスガンダム]]
 
;[[フェニックスガンダム]]
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