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== EB-06 グレイズ (Graze) ==
{{登場メカ概要
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Graze
| 外国語表記 = Graze
| 登場作品 =[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
| 登場作品 =[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
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| デザイン = 海老川兼武
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| デザイナー = 海老川兼武
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}}
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
{{登場メカ概要
{{登場メカ概要
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| 開発組織 =[[ギャラルホルン]]
| 開発組織 =[[ギャラルホルン]]
| 所属 = [[ギャラルホルン]]
| 所属 = [[ギャラルホルン]]
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| 主なパイロット =
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| 主なパイロット = [[クランク・ゼント]]<br/>[[アイン・ダルトン]]<br/>[[イオク・クジャン]]<br/>他
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*[[クランク・ゼント]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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*[[アイン・ダルトン]]
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*[[イオク・クジャン]]
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*他
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==概要==
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== 概要 ==
[[ギャラルホルン]]が開発した量産型[[モビルスーツ]]。同組織の最新鋭主力機であり、[[グリムゲルデ]]の[[ヴァルキリア・フレーム]]の基本構造を踏襲しつつ再設計し「[[ゲイレール・フレーム]]」を挟んで開発された「グレイズ・フレーム」が採用された機体である。このフレームは「構造の単純化」という開発思想に基づいて構成素材数の大幅圧縮を行っており、PD323年代の技術の集大成とも言える代物である。これに伴い開発・運用コストの低減化が達成され、環境に左右されない汎用性の高さも有している。また安定性にも優れている。動力源は[[エイハブ・リアクター]]、装甲材も[[ナノラミネートアーマー]]の施された物を使用。コクピットは通常のスティック、ペダル併用型で、[[阿頼耶識システム]]は搭載されていない(GHでは施術者の反乱を警戒して行われた情報操作によって「阿頼耶識は非人道的なシステム」という考えを持っている人間が多く、阿頼耶識の施術自体が違法となっている為)。<br />頭部には球体センサーを1基内蔵している。エイハブ・ウェーブや赤外線等の計測が可能で、長距離からの光学望遠や精密測定時には頭部装甲が上下に展開してセンサー自体を露出させセンサー精度を上げる仕組みとなっている。<br />背部にはブースターユニットが設置され、宇宙空間における高速移動を可能とする。重力下での運用時には背部から腰部に移動し、装甲も機動性を重視して軽量化されたタイプへと換装される。
[[ギャラルホルン]]が開発した量産型[[モビルスーツ]]。同組織の最新鋭主力機であり、[[グリムゲルデ]]の[[ヴァルキリア・フレーム]]の基本構造を踏襲しつつ再設計し「[[ゲイレール・フレーム]]」を挟んで開発された「グレイズ・フレーム」が採用された機体である。このフレームは「構造の単純化」という開発思想に基づいて構成素材数の大幅圧縮を行っており、PD323年代の技術の集大成とも言える代物である。これに伴い開発・運用コストの低減化が達成され、環境に左右されない汎用性の高さも有している。また安定性にも優れている。動力源は[[エイハブ・リアクター]]、装甲材も[[ナノラミネートアーマー]]の施された物を使用。コクピットは通常のスティック、ペダル併用型で、[[阿頼耶識システム]]は搭載されていない(GHでは施術者の反乱を警戒して行われた情報操作によって「阿頼耶識は非人道的なシステム」という考えを持っている人間が多く、阿頼耶識の施術自体が違法となっている為)。<br />頭部には球体センサーを1基内蔵している。エイハブ・ウェーブや赤外線等の計測が可能で、長距離からの光学望遠や精密測定時には頭部装甲が上下に展開してセンサー自体を露出させセンサー精度を上げる仕組みとなっている。<br />背部にはブースターユニットが設置され、宇宙空間における高速移動を可能とする。重力下での運用時には背部から腰部に移動し、装甲も機動性を重視して軽量化されたタイプへと換装される。
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一方、それが原因で次期主力機の開発に消極的な意見も少なくない(エドモントンの決戦後は鉄華団のような組織に対抗する為に更なる性能を持ったMSの必要性が出て来た為、本機のコンセプトを引き継いだ後継機[[レギンレイズ]]が試作として16機建造され、試験配備されている)。
一方、それが原因で次期主力機の開発に消極的な意見も少なくない(エドモントンの決戦後は鉄華団のような組織に対抗する為に更なる性能を持ったMSの必要性が出て来た為、本機のコンセプトを引き継いだ後継機[[レギンレイズ]]が試作として16機建造され、試験配備されている)。
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カラーリングは配備部隊・地域によって様々で、火星(地上部隊)配備機がモスグリーン、アーレス所属機が紫、アリアンロッド所属機が深緑、アリアンロッド所属機(ダインスレイヴ装備)が明灰色、革命軍所属機が青で塗装されている。
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カラーリングは配備部隊・地域によって様々で、火星(地上部隊)配備機がモスグリーン、アーレス所属機が紫、アリアンロッド所属機が深緑、アリアンロッド所属機(ダインスレイヴ装備)が明灰色、革命軍所属機が青で塗装されている。専用機も存在しており、[[イオク・クジャン]]の機体はダークカーキとイエローカラーとなっている。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
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;火星の一騎打ち
;火星の一騎打ち
:CCG襲撃に失敗した[[ギャラルホルン]]火星支局。支局長コーラルは自身の保身と[[ノブリス・ゴルドン|ノブリス]]の意向のために、パイロットである[[クランク・ゼント|クランク]]に再度出撃を命じる。クランクは自身の相対した敵が『子供』であり、殲滅する事に抵抗を感じていたが上司の命令には逆らえなかった。<br />彼は少年兵の虐殺という汚名からアインら部下を守るべく、また自分の矜持を貫くべくあえてコーラルの命令に反して単独で出撃。クーデリアの身柄を賭けて三日月に一対一の決闘を申し込む。
:CCG襲撃に失敗した[[ギャラルホルン]]火星支局。支局長コーラルは自身の保身と[[ノブリス・ゴルドン|ノブリス]]の意向のために、パイロットである[[クランク・ゼント|クランク]]に再度出撃を命じる。クランクは自身の相対した敵が『子供』であり、殲滅する事に抵抗を感じていたが上司の命令には逆らえなかった。<br />彼は少年兵の虐殺という汚名からアインら部下を守るべく、また自分の矜持を貫くべくあえてコーラルの命令に反して単独で出撃。クーデリアの身柄を賭けて三日月に一対一の決闘を申し込む。
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== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
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;[[グリムゲルデ]]、[[オルトリンデ]]
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:ヴァルキュリア・フレーム採用機。この機体をゲイレールを経て再設計したのがグレイズである。
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;[[ゲイレール]]
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:グレイズの一世代前に当たる旧型機。手練れが乗れば、ガンダム・フレームとも渡り合える程の性能を秘める。
;[[グレイズ (指揮官機)]]
;[[グレイズ (指揮官機)]]
:通信距離を広げるアンテナを装備した機体。性能差は一般機とさほどない。
:通信距離を広げるアンテナを装備した機体。性能差は一般機とさほどない。
;[[グレイズ (地上戦仕様)]]
;[[グレイズ (地上戦仕様)]]
:地球上の部隊に配備されている機体。重力下での運用に対応して機動力が上げられている。
:地球上の部隊に配備されている機体。重力下での運用に対応して機動力が上げられている。
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;[[グレイズ改]]、[[流星号|グレイズ改弐]]
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:鉄華団が鹵獲・改修したグレイズ。流星号に関しては、[[アイン・ダルトン|アイン]]に「厳格なクランク二尉の機体を下品な色に染め上げた」と侮辱されている。
;[[シュヴァルベ・グレイズ]]
;[[シュヴァルベ・グレイズ]]
:同型フレームを採用しているグレイズの姉妹機。[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]や、[[ガエリオ・ボードウィン|ガエリオ]]などの一定の階級を持つパイロットが搭乗している他、[[アイン・ダルトン|アイン]]や[[石動・カミーチェ|石動]]も本人から譲渡され、搭乗している。
:同型フレームを採用しているグレイズの姉妹機。[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]や、[[ガエリオ・ボードウィン|ガエリオ]]などの一定の階級を持つパイロットが搭乗している他、[[アイン・ダルトン|アイン]]や[[石動・カミーチェ|石動]]も本人から譲渡され、搭乗している。
;[[グレイズリッター]]
;[[グレイズリッター]]
:[[カルタ・イシュー]]が管理している地球外縁軌道統制統合艦隊に配備されているグレイズの姉妹機。バトルアックスの代わりにナイトブレードを装備する。指揮官仕様機体も存在する。
:[[カルタ・イシュー]]が管理している地球外縁軌道統制統合艦隊に配備されているグレイズの姉妹機。バトルアックスの代わりにナイトブレードを装備する。指揮官仕様機体も存在する。
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;[[グレイズシルト]]
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:アリアンロット所属のカスタム機。集団戦闘での包囲制圧戦を得意とする。
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;[[グレイズシュタッヘル]]
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:[[オレルス]]所属のカスタム機。一撃離脱戦法を得意としている。
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;[[グレイズ改]]、[[流星号|グレイズ改弐]]
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:鉄華団が鹵獲・改修したグレイズ。流星号に関しては、[[アイン・ダルトン|アイン]]に「厳格なクランク二尉の機体を下品な色に染め上げた」と侮辱されている。
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;[[リーガルリリー]]
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:[[鉄華団]]に斃され鹵獲されたグレイズを、月面コロニーに拠点を置くマフィア「[[タントテンポ]]」の一員である[[ジャンマルコ・サレアノ]]が買い取ってカスタマイズした機体。細身であったグレイズから一転、重厚なプロポーションの機体となっている。
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;[[アードラ]]
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:グレイズ・フレームを使用している機体。機体カラーは白であり、機体サイズが一回り大きくなっている。
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;[[グレイズ・アイン]]
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:阿頼耶識システムに対応した実験機。鉄華団の子供達に施術された有機デバイス式ではなく、厄祭戦時のガンダム・フレームに搭載されていたようなそれに近い。その為、パイロットである[[アイン・ダルトン|アイン]]は四肢等を除去された胸像状態で生体パーツとして収まっている。また、グレイズの胴体の大きさを変えず四肢のみを大きくしていたり、頭部にも若干の差異がある。
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;[[フレック・グレイズ]]
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:各経済圏用に開発された廉価版。
;[[レギンレイズ]]
;[[レギンレイズ]]
:グレイズのコンセプトと意匠を受け継いだ新型機。アリアンロッドが主体となって開発した機体であり、主に同艦隊に配備が進められている。
:グレイズのコンセプトと意匠を受け継いだ新型機。アリアンロッドが主体となって開発した機体であり、主に同艦隊に配備が進められている。
;[[ガンダム・バルバトス]]
;[[ガンダム・バルバトス]]
:第2、2.5、3形態の肩部に鹵獲したグレイズの装甲を取り付けている。
:第2、2.5、3形態の肩部に鹵獲したグレイズの装甲を取り付けている。
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;[[グリムゲルデ]]
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:ヴァルキュリア・フレーム採用機。この機体をゲイレールを経て再設計したのがグレイズである。
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;[[ゲイレール]]
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:グレイズの一世代前に当たる旧型機。手練れが乗れば、ガンダム・フレームとも渡り合える程の性能を秘める。
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;[[リーガルリリー]]
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:「[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼]]」に登場する機体。[[鉄華団]]に斃され鹵獲されたグレイズを、月面コロニーに拠点を置くマフィア『[[タントテンポ]]』の一員である[[ジャンマルコ・サレアノ]]が買い取ってカスタマイズした機体。細身であったグレイズから一転、重厚なプロポーションの機体となっている。
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;[[グレイズ・シルト]]
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:アリアンロット所属のカスタム機。集団戦闘での包囲制圧戦を得意とする。
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;[[グレイズ(イオク機)]]
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:イオク専用のグレイズ。
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;[[フレック・グレイズ]]
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:各経済圏用に開発された廉価版。
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;[[グレイズ・アイン]]
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:阿頼耶識システムに対応した実験機。鉄華団の子供達に施術された有機デバイス式ではなく、厄祭戦時のガンダム・フレームに搭載されていたようなそれに近い。その為、パイロットである[[アイン・ダルトン|アイン]]は四肢等を除去された胸像状態で生体パーツとして収まっている。また、グレイズの胴体の大きさを変えず四肢のみを大きくしていたり、頭部にも若干の差異がある。
== 商品情報 ==
== 商品情報 ==
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=== [[ガンプラ]] ===
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== 話題まとめ ==
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== 資料リンク ==
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== リンク ==
== リンク ==
*[[登場メカ]]
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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<!-- <references /> -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:くれいす}}
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[[Category:登場メカか行]]
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[[Category:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
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