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人類が宇宙空間で生活するために作った大規模な「人工の大地」。数百から数千人の人類が自給自足できるように作られている。その大きさのため、月と地球との関係で安定するラグランジュポイントを周回するように設置されることが多い。+
== スペースコロニー(Space Colony) ==
== スペースコロニー(Space Colony) ==
−人類が宇宙空間で生活するために作った大規模な「人工の大地の植民地」。技術的には宇宙ステーションの延長に存在する物。数百から数千人の人類が自給自足できるように作られている。その大きさのため、月と地球との関係で安定するラグランジュポイントで疑似的な衛星として周回するように設置されることが多い。
ガンダムシリーズにおいてはほとんどの作品で登場する。
ガンダムシリーズにおいてはほとんどの作品で登場する。
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;サイド3
;サイド3
:地球から見て月の向こう側のポイント。U.C.0062年に独立を宣言、ジオン共和国を樹立する。だが指導者の死、共和制から公国への移行などもあり以後地球連邦との溝を深める。<br />一年戦争末期に[[ザビ家]]一党がほぼ戦死した後、残った指導者層が降伏、[[ジオン共和国]]として自治を維持する。
:地球から見て月の向こう側のポイント。U.C.0062年に独立を宣言、ジオン共和国を樹立する。だが指導者の死、共和制から公国への移行などもあり以後地球連邦との溝を深める。<br />一年戦争末期に[[ザビ家]]一党がほぼ戦死した後、残った指導者層が降伏、[[ジオン共和国]]として自治を維持する。
−:最も地球から遠いサイドであり、唯一密閉型のコロニーを使用している。
+:最も地球から遠いサイドであり、設置条件が一番厳しい場所でもある為か唯一内部環境の維持を重視した密閉型のコロニーを使用している。
;サイド5
;サイド5
:かの有名な「[[ルウム戦役]]」の行われた場所。コロニーの開発もあまり行われておらず、被害もほとんど無かったようである。<br />[[テキサスコロニー]]があるのもここである。
:かの有名な「[[ルウム戦役]]」の行われた場所。コロニーの開発もあまり行われておらず、被害もほとんど無かったようである。<br />[[テキサスコロニー]]があるのもここである。
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:一年戦争開戦直後に中立を宣言。そのためこのコロニー内(宙域ではない)での戦闘行為及び兵装の開封等は地球連邦、ジオンの別なく厳しく制限される。<br />連邦軍人とジオン軍人が互いの立場を知らずに出会ってしまうことのよくある場所である。
:一年戦争開戦直後に中立を宣言。そのためこのコロニー内(宙域ではない)での戦闘行為及び兵装の開封等は地球連邦、ジオンの別なく厳しく制限される。<br />連邦軍人とジオン軍人が互いの立場を知らずに出会ってしまうことのよくある場所である。
;サイド7
;サイド7
−:月から見て地球の裏側のポイント。開発の遅れたポイントであるが、月及びサイド3から遠いために地球連邦が兵器開発等に用いた。軍用コロニーが数機あるだけで民間コロニーはほとんどない。<br />一年戦争後は「[[グリーン・オアシス]]」となり、[[ティターンズ]]のお庭と化す。
+:月から見て地球の裏側のポイント。開発の遅れたポイントであるが、月及びサイド3から遠いために地球連邦が兵器開発等に用いた。軍用コロニーが数機あるだけで民間コロニーはほとんどない。<br />一年戦争後は「[[グリーン・オアシス]]」となり、[[ティターンズ]]の庭と化す。
;サイド8
;サイド8
:U.C.0210年代に建設されていた最も新しいサイド。地球連邦崩壊の後には中立を維持している。その後議会軍の侵攻を受け「ガイアの光事件」の舞台となった。
:U.C.0210年代に建設されていた最も新しいサイド。地球連邦崩壊の後には中立を維持している。その後議会軍の侵攻を受け「ガイアの光事件」の舞台となった。
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== 関連用語 ==
== 関連用語 ==
;[[コロニー落とし]]
;[[コロニー落とし]]
−:コロニーを弾頭に見立て、質量兵器として地球への直接攻撃に用いる行為。
+:コロニーを質量弾に見立て地球への直接攻撃に用いる行為。
;[[コロニーレーザー]]
;[[コロニーレーザー]]
:コロニーをレーザー照射装置に改造した大量破壊兵器。
:コロニーをレーザー照射装置に改造した大量破壊兵器。
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== 余談 ==
== 余談 ==
−*スペースコロニーの構想は架空のものではなく、1969年にアメリカのプリンストン大学教授であったジェラルド・オニールらが提唱したのが始まりである。
+*スペースコロニーの構想は架空のものではなく、1969年にアメリカのプリンストン大学教授であったジェラルド・オニール等が提唱したのが始まりである。
−**1974年にニューヨーク・タイムズで紹介された事で注目され、日本では1979年に放映が開始された「[[機動戦士ガンダム]]」の舞台となったことで広く知られるようになる。
+**1974年にニューヨーク・タイムズで紹介された事で注目され、日本では1979年に放映が開始された「[[機動戦士ガンダム]]」の舞台装置となったことで広く知られるようになる。
*現在では、費用対効果の面などから人口増加対策としては疑問符が付けられてしまっており、[[軌道エレベーター]]やテラフォーミングによる惑星移民の構想が主流となっている。
*現在では、費用対効果の面などから人口増加対策としては疑問符が付けられてしまっており、[[軌道エレベーター]]やテラフォーミングによる惑星移民の構想が主流となっている。
−*その影響か、海外のSF作品でスペースコロニーを主題としているものはマイナーなものに留まるなど、日本のSF作品とは真逆の状況となっている。
+*先述の軌道エレベーター構想などの浸透度や元々超光速航法を有する航宙艦が一般的なテクノロジー水準であり他惑星植民の方が効率的な事が多い海外のSF作品でスペースコロニーを主題としているものはマイナーなものに留まるなど、日本のSF作品とは真逆の状況となっている。
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