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核分裂に比べ安全と言われているが、放射線が出ないという訳では無い。あくまで反応を維持する事が困難である為、異常があった場合、即座に機能が停止するという点を指しての事である。
 
核分裂に比べ安全と言われているが、放射線が出ないという訳では無い。あくまで反応を維持する事が困難である為、異常があった場合、即座に機能が停止するという点を指しての事である。
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現在開発が進められているSF技術の中では比較的現実的なものではあるが、反応には超高温、真空状態が必要である為、まだ完成には時間を要すると言われている。問題点は、その環境を作る為に大型の施設が必要である為、開発資金が莫大であったり、超高温(1億度以上)のプラズマに直接触れると耐えられる素材が無い事等である。
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現在開発が進められているSF技術の中では比較的現実的なものではあるが、反応には超高温、真空状態が必要である為、まだ完成には時間を要すると言われている。問題点は、その環境を作る為に大型の施設が必要である為、開発資金が莫大であったり、超高温(1億度以上)のプラズマに直接触れても耐えられる素材が無い事等である。
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ガンダムの世界では、「M&Y(ミノフスキー・イヨネスコ)型熱核反応炉」と呼ばれるタイプの物が主流となっている。これは[[ミノフスキー粒子|ミノフスキー物理学]]の一つである[[Iフィールド]]を用いる事で、プラズマの封じ込め、高圧・高圧縮状態の維持を行い上記の問題を解決した物である。また、この技術によって、数百m~km単位のサイズを有する炉をm単位まで小型化したとされている。
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ガンダムの世界では、「M&Y(ミノフスキー・イヨネスコ)型熱核反応炉」と呼ばれるタイプの物が主流となっている。これは[[ミノフスキー粒子|ミノフスキー物理学]]の一つである[[Iフィールド]]を用いる事で、プラズマを封じ込め、高圧・高圧縮状態の維持を行い上記の問題を解決した物である。また、この技術によって、数百m~km単位のサイズを有する炉をm単位まで小型化したとされている。
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M&Y型の問題点として、燃料となるヘリウム3が高圧環境下でミノフスキー粒子と結合することで臨界反応が発生し、ジェネレーターに直撃を受けた場合臨界爆発を引き起こす点が挙げられる([[リゼル]]や[[ジャベリン]]など。作品によっては核爆発と呼ばれる場合もある)。この爆発は[[スペースコロニー]]の外壁を容易に穴を開けてしまうため、コロニー内でのモビルスーツ戦が躊躇われる一因となっている。
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M&Y型の問題点として、燃料となるヘリウム3が高圧環境下でミノフスキー粒子と結合することで臨界反応が発生し、ジェネレーターに直撃を受けた場合臨界爆発を引き起こす点が挙げられる([[リゼル]]や[[ジャベリン]]など。作品によっては核爆発と呼ばれる場合もある)。この爆発は[[スペースコロニー]]の外壁に容易に穴を開けてしまうため、コロニー内でのモビルスーツ戦が躊躇われる一因となっている。
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第二期モビルスーツの物は、ヘリウム3をIフィールドで圧縮・縮退寸前の状態で保存し、炉心で直接縮退させる改良型熱核融合炉が搭載されており、これによって既存の物よりも高出力化が容易となった。ただし、それと同時に臨界爆発を引き起こすリスクも高くなっている。
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第二期モビルスーツの物は、ヘリウム3をIフィールドで圧縮・縮退寸前の状態で貯蔵し、炉心で直接縮退させる改良型熱核融合炉が搭載されており、これによって燃料搭載スペースが縮小された他、既存の物よりも高出力化が容易となった。ただし、融合炉のシステムが破壊された場合、貯蔵されたヘリウム3が臨界爆発を引き起こすなど、そのリスクも高くなっている。
    
熱核融合炉はその性質上熱を発するため、これを搭載した兵器は排熱を行う必要がある。特にモビルスーツにとっては推進剤とともに行動時間を決定するファクターになっている。排熱は主に母艦や基地での冷却のほか、自前の冷却装置や放熱フィンを使用する例もある。また、この熱を利用して推進剤を加熱し、推力を生み出すのが熱核ロケットエンジン及び熱核ジェットエンジンである。
 
熱核融合炉はその性質上熱を発するため、これを搭載した兵器は排熱を行う必要がある。特にモビルスーツにとっては推進剤とともに行動時間を決定するファクターになっている。排熱は主に母艦や基地での冷却のほか、自前の冷却装置や放熱フィンを使用する例もある。また、この熱を利用して推進剤を加熱し、推力を生み出すのが熱核ロケットエンジン及び熱核ジェットエンジンである。
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