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「[[機動戦士ガンダム]]」をはじめとする作中で起きている戦争。[[宇宙世紀]]0079年1月3日に宣戦布告し、宇宙世紀0080年1月1日に終戦協定を結んだため、その名がある。
 
「[[機動戦士ガンダム]]」をはじめとする作中で起きている戦争。[[宇宙世紀]]0079年1月3日に宣戦布告し、宇宙世紀0080年1月1日に終戦協定を結んだため、その名がある。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[スペースノイド]]と[[アースノイド]]の対立を背景に、[[ジオン公国]]が[[地球連邦]]からの独立を求めて宣戦布告したことが契機となった戦争。そのため一部のジオン軍人からは「ジオン独立戦争」と呼ばれることもある。
 
[[スペースノイド]]と[[アースノイド]]の対立を背景に、[[ジオン公国]]が[[地球連邦]]からの独立を求めて宣戦布告したことが契機となった戦争。そのため一部のジオン軍人からは「ジオン独立戦争」と呼ばれることもある。
<br/>[[ジオン軍]]は[[モビルスーツ]]や[[ミノフスキー粒子]]といった最新技術を用いた電撃戦で[[地球連邦軍(UC)|地球連邦軍]]を圧倒したものの補給線の限界から地球降下後に戦線が膠着、モビルスーツ戦力を整えた連邦軍に物量で押されて敗北した。このため[[ジオン公国]]は[[ジオン共和国]]として存続したものの軍備などには制約が課されたほか、地球圏内外に数多くのジオン残党が潜伏し戦後世界に混乱をきたした。
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[[ジオン軍]]は[[モビルスーツ]]や[[ミノフスキー粒子]]といった最新技術を用いた電撃戦で[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]を圧倒したものの補給線の限界から地球降下後に戦線が膠着、モビルスーツ戦力を整えた連邦軍に物量で押されて敗北した。このため[[ジオン公国]]は[[ジオン共和国]]として存続したものの軍備などには制約が課されたほか、地球圏内外に数多くのジオン残党が潜伏し戦後世界に混乱をきたした。
    
なお、具体的な日付については、[[機動戦士ガンダム]]本編の作品内では語られてはいないが、その後の設定の変遷や追加、更には一年戦争を舞台とした新作品の公開を経て現在のような年表が形成された。
 
なお、具体的な日付については、[[機動戦士ガンダム]]本編の作品内では語られてはいないが、その後の設定の変遷や追加、更には一年戦争を舞台とした新作品の公開を経て現在のような年表が形成された。
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:ジオン公国政府と地球連邦政府による戦時条約で、名称は締結地の南極にちなむ。勝利を重ねていたジオン公国は休戦に持ち込むことで短期決着を望んでいたものの、調印直前に捕虜となって国力の限界を看破したレビル将軍が脱出し、「ジオンに兵なし」演説を実施。これにより南極条約は休戦条約から戦時条約に変更され、捕虜の取り扱いや大量破壊兵器の禁止、中立地域などへの攻撃禁止について盛り込まれた。ただしこの条約はあくまで一年戦争の戦時条約なので終戦とともに効力が失われており、戦後の連邦軍による核戦力の保有・使用は一応問題ないが、戦中の[[マ・クベ]]による水爆使用など本条約に明確に抵触する行為は両軍を通して見られたようである。
 
:ジオン公国政府と地球連邦政府による戦時条約で、名称は締結地の南極にちなむ。勝利を重ねていたジオン公国は休戦に持ち込むことで短期決着を望んでいたものの、調印直前に捕虜となって国力の限界を看破したレビル将軍が脱出し、「ジオンに兵なし」演説を実施。これにより南極条約は休戦条約から戦時条約に変更され、捕虜の取り扱いや大量破壊兵器の禁止、中立地域などへの攻撃禁止について盛り込まれた。ただしこの条約はあくまで一年戦争の戦時条約なので終戦とともに効力が失われており、戦後の連邦軍による核戦力の保有・使用は一応問題ないが、戦中の[[マ・クベ]]による水爆使用など本条約に明確に抵触する行為は両軍を通して見られたようである。
 
;3月1日、11日、18日:ジオン公国軍による第1次~第3次降下作戦
 
;3月1日、11日、18日:ジオン公国軍による第1次~第3次降下作戦
:南極条約による戦争の早期終結に失敗したジオン軍は資源不足の拡大と戦況の好転を狙って3度にわたる地球降下作戦を実施、成功させた。第1次降下作戦と3日後のマ・クベ率いる部隊の降下作戦ではオデッサやバイコヌールなど南ロシアに降下して欧州方面の制圧を開始、第2次降下作戦では北米に降下した部隊によって[[キャリフォルニアベース]]の占領に成功したほか、第3次降下作戦ではアジア・アフリカに部隊が降下した。いずれも降下作戦自体は成功したものの、[[61式戦車]]や[[急造した対MS兵器|リジーナ]]、[[鹵獲したザク|セモベンテ隊]]などを用いた連邦軍の抵抗や補給の限界もあってその後の占領地域の拡大は遅延・失敗した。
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:南極条約による戦争の早期終結に失敗したジオン軍は資源不足の拡大と戦況の好転を狙って3度にわたる地球降下作戦を実施、成功させた。第1次降下作戦と3日後のマ・クベ率いる部隊の降下作戦ではオデッサやバイコヌールなど南ロシアに降下して欧州方面の制圧を開始、第2次降下作戦では北米に降下した部隊によって[[キャリフォルニアベース]]の占領に成功したほか、第3次降下作戦ではアジア・アフリカに部隊が降下した。いずれも降下作戦自体は成功したものの、[[61式戦車]]や[[リジーナ|急造した対MS兵器]]、[[セモベンテ隊|鹵獲したザク]]などを用いた連邦軍の抵抗や補給の限界もあってその後の占領地域の拡大は遅延・失敗した。
 
;4月1日:地球連邦軍、[[V作戦]]および[[ビンソン計画]]を発動
 
;4月1日:地球連邦軍、[[V作戦]]および[[ビンソン計画]]を発動
 
:ジオン軍への反攻戦力の確保として、モビルスーツ開発計画である「V作戦」と艦隊再建計画である「ビンソン計画」を発動。両者とも最終的に成功し、戦争後半の連邦軍による巻き返しの伏線となっていく。
 
:ジオン軍への反攻戦力の確保として、モビルスーツ開発計画である「V作戦」と艦隊再建計画である「ビンソン計画」を発動。両者とも最終的に成功し、戦争後半の連邦軍による巻き返しの伏線となっていく。
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[小辞典]]
 
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[[Category:機動戦士ガンダム]]
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[[Category:機動戦士ガンダム外伝]]