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軍に入った後もマーセナス家のお坊ちゃんと言う肩書が付いて回る事にうんざりしていたが、自分自身も無意識の内に自分を特別視していた事を後にブライトに指摘されている。MSのパイロットよりも航空機のパイロットに憧れを持っており、複翼機の飛行機プラモ(小説版UC)またはミニチュア(アニメ版UC)をお守りとして身に着けている(小説版では左腕、OVA版では手首)。
 
軍に入った後もマーセナス家のお坊ちゃんと言う肩書が付いて回る事にうんざりしていたが、自分自身も無意識の内に自分を特別視していた事を後にブライトに指摘されている。MSのパイロットよりも航空機のパイロットに憧れを持っており、複翼機の飛行機プラモ(小説版UC)またはミニチュア(アニメ版UC)をお守りとして身に着けている(小説版では左腕、OVA版では手首)。
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パイロットとしての技量は抜群であり、家柄も申し分なく、ちょっとした気配りもでき、さらにハンサムという非の打ち所がない。責任感が強く大変生真面目。物語序盤では完全無欠のパーフェクトな人物であったが、バナージ・リンクス、オードリー・バーンと出会い、また「ラプラスの箱」の正体を知ったことで精神的に不安定になってしまう。
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サイド4のスペースコロニー・[[インダストリアル7]]での作戦行動中にオードリー・バーンを保護するが、後に彼女がジオンの遺児「ミネバ・ラオ・ザビ」である事を知り衝撃を受ける。それでも彼女に心惹かれる事に葛藤し、『袖付き』の拠点である資源衛星「パラオ」攻略戦中に、捕虜となったミネバを連れ出して軍を離脱する。
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所属するネェル・アーガマがラプラスの箱を巡る戦いに関わり、戦いを終わらせる為にミネバと共にマーセナス家の力を借りようと地球に降りて父を頼るも「ラプラスの箱」の真実や箱の中身を隠す為やビスト一族とマーセナス家が深くかかわっていた事を知り、絶望し罪悪感の救いをオードリーに求めたが、彼女はこれを拒否。また、常に彼女の傍で付き従い、ニュータイプとして覚醒しはじめたバナージを恋敵として、またマーセナス家の人間として強く憎悪する。
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ミネバと共に地球へ降下し、現状を打開すべく実家であるマーセナス家を頼るが、父ローナンの助力は得られず、そこで自分の一族が背負う『ラプラスの箱』と関係する宿命を明かされたことで重い宿命に絶望。「ミネバを救うために」と事実上の求婚をするが、その独りよがりがミネバの失望を買う原因となってしまい、彼女は出奔してしまう。
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その後、ローナンの意を受けて『箱』の解放を防ぐために軍へと復帰。「世界のあり方が間違っていても、そこに住まう人間を救う為には少数を犠牲にしなければならない」という考えを胸に抱きラー・カイラムへと乗艦、『袖付き』に呼応したジオン軍残党決起の際には、その場に居合わせたユニコーンガンダムと共にその戦力の中核たるシャンブロを撃墜する活躍を見せた。そして、ミネバがガルダに居る事を知り作戦行動中に当該空母へと乗り込み、移送される状況であった彼女の下へと現れ、マーサ・ビスト・カーバインらに銃を向け彼女を連れ出そうとして自らの胸中を語るが、大義の無い想いはまたもミネバに拒絶されてしまう。そして、常に彼女の傍で付き従いニュータイプとして覚醒しはじめたバナージをマーセナス家の人間として強く憎悪するようになる。
    
その後はユニコーンガンダムに対抗するために、同系機であるバンシィに搭乗。UC計画の体現者として、ジオニズムの象徴たるニュータイプのバナージ・リンクスを、そして地球連邦の暗部であるラプラスの箱を破壊し、ビスト一族の血を継ぐバナージとマーセナス家の血を継ぐ自分を殺す事で箱に関わる全てを終わらせて、箱の呪いから世界を解放する為に戦場へと赴いた。
 
その後はユニコーンガンダムに対抗するために、同系機であるバンシィに搭乗。UC計画の体現者として、ジオニズムの象徴たるニュータイプのバナージ・リンクスを、そして地球連邦の暗部であるラプラスの箱を破壊し、ビスト一族の血を継ぐバナージとマーセナス家の血を継ぐ自分を殺す事で箱に関わる全てを終わらせて、箱の呪いから世界を解放する為に戦場へと赴いた。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:初登場作品。
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:初登場作品。序盤は頼りなさげながらも努力家な好青年として描かれ、デルタプラスに搭乗してからパイロットとしての頭角を現していくようになる。しかし、マーセナス家の宿命を知って以降は真逆の性格になってしまい、狂気に満ちた表情でバナージ達の前に立ち塞がった。しかし改心した後はバナージ達と共闘し、ラプラスの箱を巡る戦いに終止符を打った。
 
;[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
 
:立ち回りはOVA版UCと概ね一緒。
 
:立ち回りはOVA版UCと概ね一緒。
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:ネェル・アーガマのオペレーター。原作小説では出撃の際に冗談半分でデートに誘った。
 
:ネェル・アーガマのオペレーター。原作小説では出撃の際に冗談半分でデートに誘った。
 
;[[オットー・ミタス]]
 
;[[オットー・ミタス]]
:ネェル・アーガマの艦長
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:ネェル・アーガマの艦長。
 
;[[ノーム・バシリコック]]
 
;[[ノーム・バシリコック]]
 
:ネェル・アーガマのMS隊隊長。
 
:ネェル・アーガマのMS隊隊長。
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;「『可能性』に殺されるぞ!そんなもの…棄てちまえ!!」
 
;「『可能性』に殺されるぞ!そんなもの…棄てちまえ!!」
 
:バナージの必死の説得も聞き入れず、攻撃態勢にはいったロニの乗るシャンブロを撃墜しようと突撃をかけた際に。他者と(たとえ敵同士であっても)『誤解なく分かり合う』という『可能性』を持ったニュータイプではあるが、だからこそ『分かり合える'''かもしれない'''可能性』が戦場では命取りになってしまう。それを端的に表したセリフ。『可能性』は機動戦士ガンダムUCのキーワードのひとつであるが、それが実らない悲しいケースである。
 
:バナージの必死の説得も聞き入れず、攻撃態勢にはいったロニの乗るシャンブロを撃墜しようと突撃をかけた際に。他者と(たとえ敵同士であっても)『誤解なく分かり合う』という『可能性』を持ったニュータイプではあるが、だからこそ『分かり合える'''かもしれない'''可能性』が戦場では命取りになってしまう。それを端的に表したセリフ。『可能性』は機動戦士ガンダムUCのキーワードのひとつであるが、それが実らない悲しいケースである。
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;リディ自身がこの『可能性』に気づくのは、後にバンシィに呑まれてクシャトリアを撃つまでなかった。
 
;「宇宙世紀を始めたご先祖は、増えすぎた人間をただ宇宙(そら)に捨てたわけじゃなかった。遠い未来にかすかな希望を抱いて、できる限りの祈りと一緒に送り出した。そいつを呪いにしちまうか、可能性にできるか……それは……」
 
;「宇宙世紀を始めたご先祖は、増えすぎた人間をただ宇宙(そら)に捨てたわけじゃなかった。遠い未来にかすかな希望を抱いて、できる限りの祈りと一緒に送り出した。そいつを呪いにしちまうか、可能性にできるか……それは……」
 
:これこそがラプラスの箱=宇宙世紀憲章に込められた『願い』の真の姿。
 
:これこそがラプラスの箱=宇宙世紀憲章に込められた『願い』の真の姿。
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;[[リゼル (隊長機) ディフェンサーaユニット]]
 
;[[リゼル (隊長機) ディフェンサーaユニット]]
 
:『獅子の帰還』での搭乗機。
 
:『獅子の帰還』での搭乗機。
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-unicorn.net/novel/character/chara_ridy.html 機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]:リディ・マーセナス]
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*[http://www.gundam-unicorn.net/tv/character/06.php 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』公式ホームページ:リディ・マーセナス]
    
== リンク ==
 
== リンク ==
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