差分

1 バイト除去 、 2017年7月18日 (火) 04:19
18行目: 18行目:  
:[[ザフト軍]]のクルーゼ隊指揮官。[[アスラン・ザラ]]たちの上官。若く経験が浅いとはいえエリート士官である「赤服」を率いるというだけでもその実力のほどが伺える。物語開始時にヘリオポリス襲撃を指揮し、ガンダム4機を強奪。</br >冷静沈着で高い指揮能力を備えているだけではなく、パイロットとしても非常に優秀。地球連合軍のエースパイロット、[[ムウ・ラ・フラガ]]と互角以上に渡り合うなどその実力はザフトでもトップクラス。</br >ジンやゲイツなどのモビルスーツを操り、アークエンジェル隊を苦しめた。</br >ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。最後の最後まで悪役を通し、綺麗に[[キラ・ヤマト|キラ]]に討たれた。
 
:[[ザフト軍]]のクルーゼ隊指揮官。[[アスラン・ザラ]]たちの上官。若く経験が浅いとはいえエリート士官である「赤服」を率いるというだけでもその実力のほどが伺える。物語開始時にヘリオポリス襲撃を指揮し、ガンダム4機を強奪。</br >冷静沈着で高い指揮能力を備えているだけではなく、パイロットとしても非常に優秀。地球連合軍のエースパイロット、[[ムウ・ラ・フラガ]]と互角以上に渡り合うなどその実力はザフトでもトップクラス。</br >ジンやゲイツなどのモビルスーツを操り、アークエンジェル隊を苦しめた。</br >ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。最後の最後まで悪役を通し、綺麗に[[キラ・ヤマト|キラ]]に討たれた。
 
:性格は冷静で皮肉屋。どちらかというとお喋りなほうで、仮面で顔を隠しているが人当りは悪くない。しかし優秀な軍人だがどこか戦争を楽しんでいるような節が見られ、精神が昂っていることも考えられるが戦闘中は高揚して饒舌になる傾向がある。一癖も二癖もある部下たちに対してはある程度自由にさせるなど規律に関してはやや緩めな模様。</br >彼の指揮するクルーゼ隊ではクルーゼの仮面の下の素顔を知ろうとした者は何故か戦死すると言うジンクスがあり、戦死したニコルなどは過去に知ろうとしらしい。</br >
 
:性格は冷静で皮肉屋。どちらかというとお喋りなほうで、仮面で顔を隠しているが人当りは悪くない。しかし優秀な軍人だがどこか戦争を楽しんでいるような節が見られ、精神が昂っていることも考えられるが戦闘中は高揚して饒舌になる傾向がある。一癖も二癖もある部下たちに対してはある程度自由にさせるなど規律に関してはやや緩めな模様。</br >彼の指揮するクルーゼ隊ではクルーゼの仮面の下の素顔を知ろうとした者は何故か戦死すると言うジンクスがあり、戦死したニコルなどは過去に知ろうとしらしい。</br >
:本名は「ラウ・ラ・フラガ」。[[ムウ・ラ・フラガ]]の実父、[[アル・ダ・フラガ]]のクローン(遺伝子的には同一人物)である。アル・ダ・フラガと遺伝子研究の一人者である[[ユーレン・ヒビキ]]博士によって生み出された。</br >アル・ダ・フラガは不仲であった妻の影響を強く受けたムウ・ラ・フラガと折り合いが悪く、自分の思想に沿った後継者を欲していた。これに完全に応える存在は自分自身であるという結論に至ったため、自身のクローン製作をユーレン・ヒビキ博士に打診。当時でも人体クローンは違法行為ではあったが、スーパーコーディネーター研究の資金が必要だったため、博士はこれを受諾。</br >
+
:本名は「ラウ・ラ・フラガ」。[[ムウ・ラ・フラガ]]の実父、[[アル・ダ・フラガ]]のクローン(遺伝子的には同一人物)である。アル・ダ・フラガと遺伝子研究の一人者である[[ユーレン・ヒビキ]]博士によって生み出された。</br >アル・ダ・フラガは不仲であった妻の影響を強く受けたムウ・ラ・フラガと折り合いが悪く、自分の思想に沿った後継者を欲していた。これに完全に応える存在は自分自身であるという結論に至ったため、自身のクローン製作をユーレン・ヒビキ博士に打診。当時でも人体クローンは違法行為ではあったが、スーパーコーディネーター研究の資金が必要だったため、博士はこれを受諾。</br >しかしそうやって生み出された彼は、クローン元であるアル・ダ・フラガが高齢であったことやクローニングの弊害である老化の問題が解決できなかったため、完全な失敗作であった。そのためアル・ダ・フラガは自身のクローニングを早々に諦め、ユーレン・ヒビキ博士も主目的であるスーパーコーディネーター研究を再開。</br >この過去から「人の命さえも自由に操作できるという思い上がった人類の業」そのものを強く憎むようになる。こと、その始まりであったアル・ダ・フラガとユーレン・ヒビキ博士に縁のある[[ムウ・ラ・フラガ]]と[[キラ・ヤマト]]を特段敵視していた。
しかしそうやって生み出された彼は、クローン元であるアル・ダ・フラガが高齢であったことやクローニングの弊害である老化の問題が解決できなかったため、完全な失敗作であった。そのためアル・ダ・フラガは自身のクローニングを早々に諦め、ユーレン・ヒビキ博士も主目的であるスーパーコーディネーター研究を再開。</br >この過去から「人の命さえも自由に操作できるという思い上がった人類の業」そのものを強く憎むようになる。こと、その始まりであったアル・ダ・フラガとユーレン・ヒビキ博士に縁のある[[ムウ・ラ・フラガ]]と[[キラ・ヤマト]]を特段敵視していた。
   
:彼自身はナチュラルのクローンであるが、コーディネーターで編成されているザフト軍で高い地位に上り詰めるには想像に絶する努力と、フラガ家の能力によるものであると監督インタビューで明かされている。この能力を有していたため、ラウ・ル・クルーゼはムウ・ラ・フラガとお互いの存在を感知することができた。これは敵味方にあっては不利にも有利にも作用し、ラウ・ル・クルーゼの存在を感知したムウ・ラ・フラガがその作戦を読むといったシーンが描かれている。また前述のインタビューでは、彼はただただ人類を憎んでいただけではなく、不完全な自分を生み出した世界を憎悪しつつもそこで生きようとする人々に対して敬意や愛着を持っていたという。愛憎を内包した彼はただ破壊者となることができず、フレイをシャトルで脱出させるなど情のある姿を見せた。これは視聴者からは「撃ち落されることを分かっていてわざと乗せた」とされることもあるが、撃ち落したのは彼ではなく[[イザーク・ジュール]]であり、「人の業」である。もし世界が彼女を生かそうとしたのであれば生きられたはずであり、世界がそう選択した、というのである。最終的にキラ・ヤマトとの決戦においてヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの発射を連動させるという事実を明かし「尽きることのない人類への憎悪」を噴出させつつも「それでも止められるならそれでいい」と世界に選択を委ねた。果たして、彼は自分自身を生み出したユーレン・ヒビキ博士の息子ともいうべき[[キラ・ヤマト]]の倒されることとなった。
 
:彼自身はナチュラルのクローンであるが、コーディネーターで編成されているザフト軍で高い地位に上り詰めるには想像に絶する努力と、フラガ家の能力によるものであると監督インタビューで明かされている。この能力を有していたため、ラウ・ル・クルーゼはムウ・ラ・フラガとお互いの存在を感知することができた。これは敵味方にあっては不利にも有利にも作用し、ラウ・ル・クルーゼの存在を感知したムウ・ラ・フラガがその作戦を読むといったシーンが描かれている。また前述のインタビューでは、彼はただただ人類を憎んでいただけではなく、不完全な自分を生み出した世界を憎悪しつつもそこで生きようとする人々に対して敬意や愛着を持っていたという。愛憎を内包した彼はただ破壊者となることができず、フレイをシャトルで脱出させるなど情のある姿を見せた。これは視聴者からは「撃ち落されることを分かっていてわざと乗せた」とされることもあるが、撃ち落したのは彼ではなく[[イザーク・ジュール]]であり、「人の業」である。もし世界が彼女を生かそうとしたのであれば生きられたはずであり、世界がそう選択した、というのである。最終的にキラ・ヤマトとの決戦においてヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの発射を連動させるという事実を明かし「尽きることのない人類への憎悪」を噴出させつつも「それでも止められるならそれでいい」と世界に選択を委ねた。果たして、彼は自分自身を生み出したユーレン・ヒビキ博士の息子ともいうべき[[キラ・ヤマト]]の倒されることとなった。
 
:仮面で顔を隠している理由は、肉体の年齢に対して顔(目の付近)の老化が極端に進んでしまっているためとされている。彼は劇中で幾度も服薬しているシーンがあるが、これは老化を抑えて寿命を延長する薬品とされている。しかしこの薬は効果が切れると猛烈な激痛が全身を襲うという副作用があり、時折彼が苦悶する姿が描かれていたのはそのため。また、長期間服薬を続けると癌の発生率が飛躍的に上がるともされている。これは続編SEED DESTINYで[[ギルバート・デュランダル]]によって語られている。
 
:仮面で顔を隠している理由は、肉体の年齢に対して顔(目の付近)の老化が極端に進んでしまっているためとされている。彼は劇中で幾度も服薬しているシーンがあるが、これは老化を抑えて寿命を延長する薬品とされている。しかしこの薬は効果が切れると猛烈な激痛が全身を襲うという副作用があり、時折彼が苦悶する姿が描かれていたのはそのため。また、長期間服薬を続けると癌の発生率が飛躍的に上がるともされている。これは続編SEED DESTINYで[[ギルバート・デュランダル]]によって語られている。
396

回編集