ブラックライダー

ブラックライダー
外国語表記 Black Rider
登場作品 機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
デザイナー 瀧川虚至
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スペック
分類 実験用試作型モビルスーツ
生産形態 試作実験機
型式番号 RX-80BR
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
搭載システム THEMIS
開発組織 地球連邦軍
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ブラックドッグ隊
主なパイロット アキン・ヴァンデンベルグ (ファングγ)
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概要編集

地球連邦軍の「ペイルライダー計画」で開発された試作3号機。機体名称は「ヨハネの黙示録」に記されている第三の騎士を由来としている。

ブラックライダーは試作2号機であるレッドライダーの時点で「HADES」の基本コンセプトとペイルライダーの機体形状がほぼ決定したため、ペイルライダー計画とは直接関係のない独自の技術検証機として開発されている。頭部に搭載されている特殊システム「THEMIS」は、後の量産検討機であるキャバルリーに搭載される「HADES」の簡易タイプの試作品となっている。

MSの戦術的運用を目指して、主に電子戦を重視した実験装備を積載している。背部には天秤のような形状の試作戦術ユニット「steelyard」が装備され、高度な電子戦により戦場を支配することが可能。また、試験的な光学迷彩システムにより高いステルス性を有しているが、それを活かすためビーム兵器は非装備であるため、近接戦を余儀なくされている。他の特徴として頭部にはバイザー状のセンサー・ユニットが備わり、胸部の廃熱ダクトは小型化されている。

ペイルライダーの完成で役目を終えた本機は、ブラックドッグ隊によって北米反抗作戦で実戦運用されている。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy (ゲーム版)
初出作品。第8話「白黒(モノクロ)の黙示録」からホワイトライダーと共に登場し、連邦軍の勢力圏に落下したHLVの物資の回収作業にあたっていたノイジー・フェアリー隊を強襲した。その後、ブラックドッグ隊に配備され、第15話でファングγの搭乗機として再登場。ホワイトライダーとジム・スパルタン (RG)の3機でノイジー・フェアリー隊と交戦する。戦闘後のイベントで相手のティターニアに組み付き動きを封じ込んだものの、隊長のレナートが興味本位からファングγに自爆を指示。拒否するファングγを無視したレナートの発砲により自爆装置を作動させられてしまう。これに激怒したファングγは今度はジム・スパルタンに組み付き崖下へ諸共落下。そのまま機体は爆散した。
機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy (コミカライズ版)

装備・機能編集

特殊機能編集

THEMIS
頭部に搭載されている特殊システム。ペイルライダーに搭載されるHADESを簡易化した試作品であり、発動時には頭部センサーが赤に変わる。戦闘中の再発動は不可。
steelyard
バックパック側面に装備されている試作戦術ユニット。2つのレドームが天秤状に配置されている。高度な電子戦能力を発揮し、戦場を支配することが可能。
光学迷彩システム
試験的に搭載された光学迷彩。稼働時に全身が透明化し、高いステルス性を発揮する。
自爆装置
自爆用に搭載。『Code Fairy』第15話で自爆を強要したレナートにバックパックを攻撃され作動してしまった。

武装・必殺攻撃編集

レール・キャノン
ヤシマ重工製の大型火器。陸戦用ジムと同様の武装。
ヒート・ナイフ
両腰部に2振り装備されている加熱式の小型実体剣。
右腕グレネード・ランチャー
右腕部に装備されている擲弾発射器。フラッシュ・グレネードやビーム撹乱幕弾の使用も可能。ホワイトライダーも同様の武装を装備している。
左腕スタン・アンカー
左腕部に内蔵されている射出式のアンカー。突き刺した対象を高圧電流で攻撃する。形状はジム・ストライカー改<メタル・スパイダー>のショット・アンカーと同一。

対決・名場面編集

関連機体編集

RX-80
ベース機。ペイルライダー系列機はジム・スナイパーIIベースのRX-80を原型機とする。
ペイルライダー・キャバルリー
HADESの簡易タイプの完成品を搭載した量産検討機。
ホワイトライダー / レッドライダー
ペイルライダー計画で開発された姉妹機の内の1号機と2号機。
ジム・ストライカー改<メタル・スパイダー>
ショット・アンカーやヒートナイフなど、武装構成に類似点が見られる。

商品情報編集

ガンプラ編集

リンク編集