ドロス級

ドロス級
外国語表記 Dolos Class
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 宇宙空母
全長 495m
全高 123.7m
全幅 351.5m
全備重量 144,000t
推進機関 熱核ロケットエンジン
搭載可能MS 182機
カタパルト数 7基
開発組織 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
戦没 宇宙世紀0079年12月31日 (ドロス、ドロワ)
指揮官 ギレン・ザビ (ドロス)
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概要編集

ジオン公国軍の宇宙空母。他のジオン艦艇は元より、当時の地球連邦軍の艦艇すら上回るサイズを誇る、一年戦争最大級の艦艇である。

宇宙空母として多数のモビルスーツモビルアーマーの搭載・整備を可能とし、7基のカタパルトによって展開能力も優れている。また、艦橋の他に船体各所にも管制所を複数備えており、指揮能力も高い。

要塞並の火力を誇る一方で対空火力は低く、モビルスーツなどの護衛機に頼る形となる。また、その巨体故に機動力も低く、主に移動要塞的な運用が行われた。

同型艦編集

ドロス
1番艦であるネームシップ。艦籍番号CV-65。ア・バオア・クー防衛戦にてNフィールドをグワジン級2隻と共に防衛しており、ギレンが指揮を取っていたが、ギレンがキシリアに暗殺され指揮系統が混乱し、その隙を連邦軍に突かれ轟沈した。
ドロワ
2番艦。艦籍番号CV-66。当初はキシリア管轄のグラナダに配備される予定であったが、キシリアが潜水艦隊創設の為、それに反対していたドズル・ザビに艦隊創設の条件として本艦を譲渡。未完成状態でソロモンに配備された。
陥落時に残存艦隊と共に脱出。その後はア・バオア・クーのSフィールドを防衛していたが、連邦軍の攻撃で撃破された。なお轟沈せず機能喪失で済んだともされている。
ミドロ
小説版『1st』に登場。ソロモン艦隊所属艦となっており、ア・バオア・クーに向かう連邦軍艦隊との艦隊戦で轟沈した。映像作品の世界観では、「終戦時にはジオン本国にあり、その存在が連邦との講和の遠因となった」という説が存在する。
艦名不明艦
サンダーボルト』に登場。『THE ORIGIN』版と同じく戦艦を収容可能な大型潜水空母として設定されている。複数のユーコン級を収納・整備でき、ジオン残党の拠点として運用されたが、南洋同盟に寝返ったダリル達の破壊工作で轟沈した。

登場作品編集

機動戦士ガンダム
初出作品。ドロスが39話で初登場し、その後42話でア・バオア・クー防空の為に配備された。TV版と劇場版とでカラーリングが異なっている。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
ドロワが設定された。作中では撃沈された事がデラーズの口から語られるのみで、アナベル・ガトーが所属していたとされる。
GUNDAM THE RIDE
ドロワが初めてビジュアル化され登場した。デザイン担当は山根公利氏。混戦の真っ只中を逃げ惑っていたジャック・ザ・ハロウィン隊ランチが誤って内部に逃げ込んでしまい、慌てて反対側から離脱している。なお、入る直前に出撃したガトー専用ゲルググとニアミスするというファンサービスがある。
機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079
第3話にドロスが登場。連邦軍の総攻撃を受け、多くのジオン兵の目の前で撃沈されている。
機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル
ドロワが登場。『0083』で「沈んだ」と言及されていたのに対し、爆散し消滅したのではなく機関部の損傷によって機能喪失したという表現になっており、そのまま終戦を迎える様子が描写されている。通信室では3人の兵士が戦況から敗戦を悟り、負傷したクリストを連れて訪れたエリクへの報告を渋っている。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
サイズが数km級に変更されたドロスが登場。艦艇を多数収納可能となっており、火力も長距離砲撃で艦隊を容易く壊滅させるほどとなっている。最後はブリッジをシャアに破壊されたチベ級パープル・ウィドウが発着口内部で爆発し、それに巻き込まれる形で大破。さらにア・バオア・クー上部に墜落し、内部を延焼させる壊滅的被害を招き、戦況が連邦側に傾いた。
マスターアーカイヴ 機動戦士ガンダム MSV エースパイロットの軌跡
ドロス級がテネス・A・ユングと他の機体の共同攻撃により撃沈されたと記述されている。
機動戦士ガンダム サンダーボルト
第二部より海底基地となったドロスが登場。

装備・機能編集

武装・必殺攻撃編集

連装メガ粒子砲
船体両舷に3基ずつ、艦尾上部に2基の計8基搭載されているメガ粒子砲。
連装対空砲
艦後部の上部甲板に2基搭載されている対空砲。

艦載機編集

ザクII / リック・ドム / ゲルググ
主な艦載機。

対決・名場面編集

リンク編集