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| 彼の墓碑には「平和のための礎となり、信念のままに死す」と書かれていた。 | | 彼の墓碑には「平和のための礎となり、信念のままに死す」と書かれていた。 |
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− | なお自身が負傷の際、看病した看護師のレイア・バートンとの間に[[マリーメイア・クシュリナーダ]]を授かる。しかし本当に実の子かどうかは疑わしく、その真実を知る者はいない(遺伝子鑑定すればわかりそうなものだが……)。その子が間違った方向に進んでしまったのだが、それを正したのは彼が次世代の人間を導く者として選んだリリーナ・ドーリアンと[[レディ・アン]]であった。 | + | なお自身が負傷の際、看病した看護師のレイア・バートンとの間に[[マリーメイア・クシュリナーダ]]を授かる。しかしマリーメイア本人はDNA鑑定で証明されていると主張しているが、本当に実の子かどうかは疑わしく、その真実を知る者はいない。その子が間違った方向に進んでしまったのだが、それを正したのは彼が次世代の人間を導く者として選んだリリーナ・ドーリアンと[[レディ・アン]]であった。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :スペシャルズ結成時代からの戦友。最終的に敵味方となるが、トレーズにとっては数少ない理解者の1人。 | | :スペシャルズ結成時代からの戦友。最終的に敵味方となるが、トレーズにとっては数少ない理解者の1人。 |
| ;[[レディ・アン]] | | ;[[レディ・アン]] |
− | : | + | :OZにおいて側近を務めていた女傑。トレーズの事を常に第一に考えており、また戦死者の名を報告する任も引き受けていた。 |
| ;[[張五飛]] | | ;[[張五飛]] |
− | : | + | :オペレーション・メテオ以降、自分を狙い続けたガンダムパイロット。最後の戦いで彼に討たれるが、トレーズは最期まで彼を「最大の理解者」と称えて死んでいった。 |
| ;[[ヒイロ・ユイ]] | | ;[[ヒイロ・ユイ]] |
| :「人類は戦うことでしか変われない」「戦うことしかできない者達の受け皿となる」というトレーズの主張は、戦争を憎み、戦うことに強い拒否感を持ちながらも戦うことしかできないヒイロに、ある種の「救い」をもたらした。 | | :「人類は戦うことでしか変われない」「戦うことしかできない者達の受け皿となる」というトレーズの主張は、戦争を憎み、戦うことに強い拒否感を持ちながらも戦うことしかできないヒイロに、ある種の「救い」をもたらした。 |
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| ;[[ヴァン・クシュリナーダ]] | | ;[[ヴァン・クシュリナーダ]] |
| :弟。異父兄であるトレーズを高く評価し、彼を支えるために13歳でロームフェラ財団の代表となる。しかし母アンジェリーナを溺愛する事が悲劇を生み、暗殺される。 | | :弟。異父兄であるトレーズを高く評価し、彼を支えるために13歳でロームフェラ財団の代表となる。しかし母アンジェリーナを溺愛する事が悲劇を生み、暗殺される。 |
| + | ;[[アンジェリーナ・クシュリナーダ]] |
| + | :母。トレーズとヴァンから愛されていたが、後にトレーズの実の父、[[アイン・ユイ]]の死を期に精神疾患を患い、入院を余儀なくされる。その後、ヴァンを狙った爆弾テロの巻き添えとなり、共に命を落とした。 |
| + | ;[[アイン・ユイ]] |
| + | :実の父。 |
| ;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] | | ;[[マリーメイア・クシュリナーダ]] |
| :娘とされているが……? | | :娘とされているが……? |
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| :モビルドールなどでは作れない未来を作る心。その自分の心の理念を超えた人間、ガンダムのパイロットに感銘したトレーズは自ら敗北宣言を出して表舞台から去る。彼の言う敗者とは、未来を作り出す勝者のために乗り越えられるべきものであり、それが強ければ強いほど、乗り越えられた時に強固な礎石となるということ。 | | :モビルドールなどでは作れない未来を作る心。その自分の心の理念を超えた人間、ガンダムのパイロットに感銘したトレーズは自ら敗北宣言を出して表舞台から去る。彼の言う敗者とは、未来を作り出す勝者のために乗り越えられるべきものであり、それが強ければ強いほど、乗り越えられた時に強固な礎石となるということ。 |
| ;「ヒイロ・ユイ、一つだけ忠告しておく。その機体に乗って勝者となってはならない。 ガンダムエピオンは兵器ではないのだ。君が敗者として帰還することを望む」 | | ;「ヒイロ・ユイ、一つだけ忠告しておく。その機体に乗って勝者となってはならない。 ガンダムエピオンは兵器ではないのだ。君が敗者として帰還することを望む」 |
− | :ガンダムエピオンは迷える人を導く道具であり、勝者になった人間に乗る資格はないことを告げる。 | + | :ガンダムエピオンは迷える人を導く道具であり、エピオンを兵器として用いて「勝者」になった人間に乗る資格はないことを告げる。トレーズの代名詞ともいえる「敗者」の台詞であるが、後年、監督から「特に深い意味があったわけではなく思わせぶりなセリフを言わせただけだった」という衝撃の告白がなされた。 |
| ;「笑わないでくれ、レディ…。人々の為には、これくらいの三文芝居は見せてやらねばな」 | | ;「笑わないでくれ、レディ…。人々の為には、これくらいの三文芝居は見せてやらねばな」 |
| :自分に不似合いな言葉で世界に訴えるのはらしくないセリフ。 | | :自分に不似合いな言葉で世界に訴えるのはらしくないセリフ。 |